風に揺れるススキ

110905_03
風に揺れるススキを見ようと、えびの高原に出かけてみた。行ってみると、確かにススキは風に揺れていたが、まだまだ二分咲き、といったところだった。
110905_01
ヨッパライ某が腹が減ったというのでソバ屋に行った。窓際に髪を短く切った男がジョッキにビールを注いでいる写真があったので、これはもしかしてイチローか?とヨッパイ某にきくと、そうだ、という。ぼくは納得がいかず、これは合成で顔だけイチローじゃないのか、というと、テレビでもこんなふうにビールを注いでいるよ、といった。
110905_02
続けてぼくはきいた。イチローは、なにイチローなの?苗字はないのか? するとヨッパライ某は、え?苗字って…そうだよね、ただのイチローじゃないよね。なんだろう、と考え始めた。
110905_04
結局分からず、母親に電話してきいた。すると鈴木であることが判明した。ぼくはそれを聞いて笑った。イチローの親はオレよりひでえな。鈴木イチローだなんて、山田タロー並みじゃないか。
110905_05
夕食はぼくの発案により、ソーメンであった。食事をしながら、昼は何を食べたの?と娘がきいた。ソバだというと、昼にソバを食べて夜にソーメンというのはおかしい、と主張した。確かにそうだな、とぼくは思った。食事が終わるころ、突然ヨッパライ某が得意になっていった。イチローの苗字知ってる?すると娘は言った。オオタ!オオタ・イチロー。ここはなんだか異次元のような家だな、と思った。

あの山を越えて

110829_02
先週、行こうとして行けなかったあの山に再び挑戦した。先週は道を一つ早く曲がってしまったために、まったく違うところに行ってしまった。
110829_01
神社の先を登ったところに、その山の頂上はあった。頂上は畳一枚ほどのスペースしかなく、周囲を低木が覆っているせいで、見晴らしは良いとはいえなかった。でもかろうじて開聞岳、万之瀬川河口のサンセットブリッジなどが見渡せた。遠くに見える山は野間岳。
110829_05
頂上から見えたサンセットブリッジに行ってみた。美しい吊り橋で、海に目をやると、潮の引いた砂浜がなんともロマンチック。こんな立派な吊り橋が歩行者専用というのは、いささか不思議な気がした。
110829_03
110829_04
先ほど登った山を望む

A LONG VACATION 3日目

110816_04
ワニに襲われて目が覚めた。夜中の2時だった。サメに噛まれる夢はたまに見るが、ワニは初めてだった。
110816_011
LONG VACATIONも今日でおしまい。いつものことだけど、ギアがトップに入る前に休みは終わる。天気も良くなってきたのでとりあえず南に走った。
110816_02
むかしよく来た喫茶店で昼食をとった。いつもここでビールを飲んだ。何もかもがむかしのままだ。マスターもちっとも変わっていない。ハンバーグ定食の目玉焼きもハート型。
110816_03

ひまわりをめぐる冒険

110808_04
だれかに呼ばれた気がして目が覚めた。ぼくはズボンとシャツを急いで着ると声のしたほうに向かって車を走らせた。
110808_01
ぼくを呼んでいたのはビンセントだった。彼は困ったような顔をして言った。どうしてもっと早く来なかったんだ。わしはもうすっかり疲れてしまって、君に何を言うんだったか忘れちまった。とにかくとても重要なメッセージだったんだが。ビンセントは長い冬を前にした年老いたクマのような目になって言った。夏が終わりかけているせいかもしれない。そう、わるいことをしたね、じゃあ、ぼくは帰るよ。車に戻ろうとすると、ビンセントはあわてて言った。待ってくれ、彼女なら知っているかも知れん。
110808_05
ぼくは南に向かった。車は入道雲の湧きあがる海岸道路を走り続けた。ビンセントによれば、南の植物園に棲んでいるプラドレッドなら知っているだろう、とのこと。ヒマワリ畑は園の奥にあった。風と波の音が入り混じって渦を巻き、不思議な雰囲気をかもし出している。そこに何種類ものヒマワリが一面に咲いている。
110808_08
木人の親子がいたので、プラドレッドはどこにいるか聞いてみた。しかし、彼らとはまるで言葉が通じなかった。
110808_09
畑の海側のほうに、見たことのない赤いヒマワリが咲いていた。彼女がプラドレッドなのだろうか。
110808_07
110808_06
つづく  かも

港町は暑かった

110801_01
何日か前、ネットで南薩方面を調べていたら、南薩の某港のことを書いた面白そうなHPがあったので、今日はそれをプリントして南に向かった。写真に写っている石は「石敢當」と言って、町の中を徘徊する魔物が家の中に入ってくるのを防ぐためのもの。
110801_02
番所鼻(ばんどころばな)の灯台
110801_03
レンガ造りのかつお節乾燥場 の跡。灯台の近くにあります。
110801_04
港から20分ほどのところにある某植物園ではひまわりが咲き始めていた。
110801_05
赤いひまわりもいくつか咲いていた。
110801_06
110801_07
番所鼻(ばんしょばな)自然公園にも寄ってみた。伊能忠敬が「けだし天下の絶景なり」と賞賛したところだそうです。

ハマゴウ

110725_01
6時過ぎに家を出て海に向かった。海に着いて砂浜に出ると雨が降り出した。しかたなく車の中で雨が止むのを待った。
110725_02
雨が止んだので海に出てみると、さも当然のように老人が釣りをしていた。
110725_03
海を眺めていると不思議な格好をしたカップルが前を横切り、波打ち際をどこまでも歩いていった。
110725_05
砂丘の上ではハマゴウの匂いが漂っていた。今日はハマゴウの写真を撮って、海水浴をして帰る予定だった。海は冷たかったが、透明度は高かった。沖に出て泳いでいるのはぼくだけだった。
110725_06

夏のはじまり

110711_01
南へ走った。
110711_02
そこは魚のにおいがする町
110711_0301
海沿いを歩く
110711_04
目が青く染まってしまいそうな海
110711_05
昼ごはんは某恵比寿で食べた。

気分はもう梅雨明け

110627_01
予報では雨だったが、晴れてきそうな気配があったので、笠沙の某店にスシを食べに行くことにした。
110627_02
その前に吹上浜の某池に寄ってホテイアオイを眺めた。例年ならとっくに満開なのだが、まだ2分咲きといったところ。
110627_03
大きな楠が生えている神社にも寄ってみた。
110627_04
漁港近くのいつもの店で安いほうのスシを食べた。ヨッパライ某が海を見たいと言うので、海浜公園を縦断して海に出た。
110627_05
青い空、白い雲。 梅雨は明けたのだろうか。
110627_06
海のそばを歩き回ったせいで派手に日焼けしてしまった。
110627_07

ぼくのあの傘、どこへいったんでしょうね

110613_01
空は今日も泣いていた。ぼくはポケットに1000円つっこみ、車のキーをひねった。車は曲がりくねった坂を登り続け、やがて雲の中のドライブインに着いた。ぼくは傘を差して吊橋に向かった。
110613_02
橋の下の谷にはアジサイが群生している。吊橋の中ほどから見下ろすと、アジサイはちょうど満開のようであった。傘を肩に載せて写真を撮っていると、俄かに風が吹き渡って、ぼくの傘を舞い上げた。傘はくるくる回りながら飛んでいって、谷の斜面に引っかかった。先日買ったばかりのビニール傘。
110613_03
ぼくはだれもいないのを確かめ、土手を下って傘を取りに行った。もちろん、道などない。するとどこからか男の声がした。
「命と傘と、どちらが大事か!」
110613_04
見ると、おそらく観光で来たと思われる恰幅のよい初老の紳士がこちらを見おろしている。ぼくにしてみれば、これくらいのことは茶飯事なので、ずいぶん大げさな、と思ったが、なんとなくうれしくて、
「ええ、十分に気をつけますから」と手を振った。
110613_05
彼はこちらを見つめたまま「気をつけるんだよ」と言い、
「これはあれだな、麦藁帽子の」と笑った。
「ええ、西条八十のあれですね」とぼくは応じた。
無事、ビニール傘を取り戻し、ぼくは帰路に就いた。
110613_06
途中、家の近くの某運動公園に寄ってみたら、某博覧会の後片付けをやっていた。
110613_07