旅の極意は迷うことである。ぼくの言葉

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ぼくの車にはナビが付いてないし、地図も積んでない。そんなふうだから、山の中などでよく迷う。今日も迷った。やっと目的地の近くに着き、車をとめて歩き始めた。ヨッパライ某が、こっちだよ、と言って、ずんずん歩いていくので、ついて行くと、なんだか様子がおかしい。いつまでたっても着かない。たどり着いたのは崖で、そこで道は消えていた。写真は、そこから引き返してくるヨッパライ某。そして、そこからの帰り道、また迷った。

紅葉のじゅうたん

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北東に進路をとった。途中で加治木まんじゅうを買い、運転しながら食べた。10個で600円、おまけに1個つけてくれた。
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石がごろごろした川の先は滝だった。
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腹が減ったので西に向かい、火山を登ってレストハウスに入った。
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腹がふくれたので火口湖めぐりコースを歩いてみた。
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紅葉がきれいだった。
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紅葉のじゅうたんを歩いた

きみの時間

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気づけばこんなところにきていた。コスモスが咲いている。
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地球は時速10万キロで太陽の周りを回っている。そして思い出したようにスピードを上げる。すると夏が終わる前に秋が来てしまう。
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でも地球にとってそれは些細なこと。たとえ夏から春のすぐ来るやうな事になって、智恵子が光太郎の許を離れることになっても、それは彼にとってどうでもよいこと
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風に揺れるススキ

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風に揺れるススキを見ようと、えびの高原に出かけてみた。行ってみると、確かにススキは風に揺れていたが、まだまだ二分咲き、といったところだった。
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ヨッパライ某が腹が減ったというのでソバ屋に行った。窓際に髪を短く切った男がジョッキにビールを注いでいる写真があったので、これはもしかしてイチローか?とヨッパイ某にきくと、そうだ、という。ぼくは納得がいかず、これは合成で顔だけイチローじゃないのか、というと、テレビでもこんなふうにビールを注いでいるよ、といった。
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続けてぼくはきいた。イチローは、なにイチローなの?苗字はないのか? するとヨッパライ某は、え?苗字って…そうだよね、ただのイチローじゃないよね。なんだろう、と考え始めた。
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結局分からず、母親に電話してきいた。すると鈴木であることが判明した。ぼくはそれを聞いて笑った。イチローの親はオレよりひでえな。鈴木イチローだなんて、山田タロー並みじゃないか。
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夕食はぼくの発案により、ソーメンであった。食事をしながら、昼は何を食べたの?と娘がきいた。ソバだというと、昼にソバを食べて夜にソーメンというのはおかしい、と主張した。確かにそうだな、とぼくは思った。食事が終わるころ、突然ヨッパライ某が得意になっていった。イチローの苗字知ってる?すると娘は言った。オオタ!オオタ・イチロー。ここはなんだか異次元のような家だな、と思った。

あの山を越えて

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先週、行こうとして行けなかったあの山に再び挑戦した。先週は道を一つ早く曲がってしまったために、まったく違うところに行ってしまった。
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神社の先を登ったところに、その山の頂上はあった。頂上は畳一枚ほどのスペースしかなく、周囲を低木が覆っているせいで、見晴らしは良いとはいえなかった。でもかろうじて開聞岳、万之瀬川河口のサンセットブリッジなどが見渡せた。遠くに見える山は野間岳。
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頂上から見えたサンセットブリッジに行ってみた。美しい吊り橋で、海に目をやると、潮の引いた砂浜がなんともロマンチック。こんな立派な吊り橋が歩行者専用というのは、いささか不思議な気がした。
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先ほど登った山を望む

A LONG VACATION 3日目

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ワニに襲われて目が覚めた。夜中の2時だった。サメに噛まれる夢はたまに見るが、ワニは初めてだった。
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LONG VACATIONも今日でおしまい。いつものことだけど、ギアがトップに入る前に休みは終わる。天気も良くなってきたのでとりあえず南に走った。
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むかしよく来た喫茶店で昼食をとった。いつもここでビールを飲んだ。何もかもがむかしのままだ。マスターもちっとも変わっていない。ハンバーグ定食の目玉焼きもハート型。
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ひまわりをめぐる冒険

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だれかに呼ばれた気がして目が覚めた。ぼくはズボンとシャツを急いで着ると声のしたほうに向かって車を走らせた。
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ぼくを呼んでいたのはビンセントだった。彼は困ったような顔をして言った。どうしてもっと早く来なかったんだ。わしはもうすっかり疲れてしまって、君に何を言うんだったか忘れちまった。とにかくとても重要なメッセージだったんだが。ビンセントは長い冬を前にした年老いたクマのような目になって言った。夏が終わりかけているせいかもしれない。そう、わるいことをしたね、じゃあ、ぼくは帰るよ。車に戻ろうとすると、ビンセントはあわてて言った。待ってくれ、彼女なら知っているかも知れん。
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ぼくは南に向かった。車は入道雲の湧きあがる海岸道路を走り続けた。ビンセントによれば、南の植物園に棲んでいるプラドレッドなら知っているだろう、とのこと。ヒマワリ畑は園の奥にあった。風と波の音が入り混じって渦を巻き、不思議な雰囲気をかもし出している。そこに何種類ものヒマワリが一面に咲いている。
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木人の親子がいたので、プラドレッドはどこにいるか聞いてみた。しかし、彼らとはまるで言葉が通じなかった。
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畑の海側のほうに、見たことのない赤いヒマワリが咲いていた。彼女がプラドレッドなのだろうか。
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つづく  かも