渡良瀬

豆腐をはじめ、大豆を使った食べ物が好きだ。最近は煎り大豆にハマり、毎日、かなりの量を食べている。大豆は健康食品だから、いくら食べても良いと思っていたのだが、念のため調べてみると、女性ホルモンと同じ働きをする成分が含まれているのだそうだ。そういえば思い当たるフシがある。最近、不思議と女性の気持ちが理解できるようになった気がするのだ。うふ(はぁと)

雨の日

きのうより今日は不幸な感じがする。
なぜだろう。
きのうは晴れていたのに今日は雨が降って肌寒い。
たぶん、これが一つ。
きのうは冷蔵庫をあけると手作りのシュークリーム2個、アップルパイ4切れ、クッキーが2個入っていたのに、今日はない。
これで二つ。
不幸が来たのではなく、幸せが減ったらしい。

ねじ

ねじ巻き式の時計が音もなく止まるように、いつの間にかぼくも止まっている。人生のドライブ感が、ふっと消えてしまう。仕事にはあまり影響ないが、やはり困る。実は、昨夜からそうなのだ。とりあえず酒を飲み、本をめくり、写真を眺め、苦い珈琲や音楽を利用して必死にねじを巻こうとしている。ねじ巻き人に会えば済む話しなのだが、会いたくて会えるものでもない。

花びらの白い色は

天気が良かったので、屋上の掃除を始めた。
暖かいので、綿パンにTシャツ一枚。
ほうきと、ちり取りを持って、気分は初夏。
隣の庭に白い花が咲いている。
白い花。
白い花。
たくさんの白い花。
掃除をしながら、いつのまにかこんな歌を口ずさんでいた。

酔って候

P1010737_1昨夜はKさんの新居で酒を飲んだ。集まったのは麗しき男女15名。外は雨。音楽がとても美しくすばらしい。アンプは真空管。なおみちゃんが、ぼくのために歌っていた。それがココロにしみた。とっても。
みんなニコニコしていた。ぼくは酔っていた。いつの間にか靴下がびしょびしょに濡れていて、それを脱いだ。新居の屋上に上がろうと、外階段においてあるスリッパを履いたら、それがずぶ濡れだった。美しい女性たちが作ってきたケーキがとてもおいしかった。だれかが作った、生地からコネたという、ピザパイもとてもウマかった。珍しい焼酎があるというので、それをがぶ飲みし、それが足りずに焼酎を飲み続け、記憶がなくなった。
写真は、KさんのHPからお借りしました。
勝手に借りてスンマセン。

浅い夢

毎日が同じように過ぎてゆく。
浅い夢を見ているように。
この世界には
あるはずのものがない。
何かが足りない。
そう感じるから、ぼくはいる。
変なのは。変だと感じるぼく。

あなたのこころに

午後4時。ワグナーが流れていた。ぼくはなにを求めているのだろう。ふと、そんなことを考えた。そのときこんな歌をおもいだした。
あなたの心に風があるなら、そしてそれが春の風なら、私ひとりで吹かれてみたいな、いつまでも、いつまでも。
ぼくは気づいて呆然となった。ぼくは人の心を思い遣りたいのだと思った。それをいつも願っている。人の心に春があるなら、それを思い遣りたい、風があるなら、風に吹かれたい。そう切実に願っている。そしてふり返って、ぼくの心を一途に思い遣って欲しい、と。

Osaka

ぼくはユウウツだった。ある新商品を仕入れ、テストしていたところ、不具合が見つかったのだ。技術的な問題なので問屋を通さず直接製造元に問い合わせることにした。ユウウツなのは製品の不具合自体より、その製造元が大阪の会社であることだった。サラリーマン時代、ぼくは大阪に仕入先を持っていたが、その担当者の口の利きようが、いちいちぼくの繊細な神経を逆なでし、とにかく癇に障るのだった。案の定、電話に出た担当者は大阪弁だった。
「へぇーほんまでっか。おっかしいなー、なんでやろ」
くそっ、それが聞きたいから電話してるんじゃないか。それに初めてなんだから、そんなになれなれしくするなってば。まったくどうかしてるぜ、大阪は。