いつになく珈琲がおいしく感じられる午後。読み始めた本ともうまい具合にシンクロした。よい本との出会いは、すてきなパートナーとダンスを踊るようなもの
お水の時間です
晴れの日が続いて、庭の草木もうなだれている。動物と違って、植物は水のあるところに歩いて行けない。かわいそうに思って、管理人としての責任を感じて、帰宅後、ぼくは彼らに水をやることにした。用意したのは約180リットルの水。昨夜使った湯船の水だ。わが家の風呂は二階にあるので、バケツでそれを汲み、階段を下りて庭にぶちまける。それをひたすら繰り返すわけだ。8リットルほどのバケツなので、約23回の往復が必要。23階建てのビルの階段を満杯のバケツを持って降り、空のバケツを持って23階まで上るのと同じである。かわいい庭の植物たちのことを思えば楽しい作業であることは言うまでもない。BGMはデュカスの魔法使いの弟子をチョイス。
海の駅は満員だった
城のまわりを歩く
カフカの「城」を読んでいて、これ、どこかで読んだ気がする、と思った、というより、ほとんどデジャビュに近い衝撃があった。それはずいぶん前に読んだ、村上春樹のなんたらワンダーランド(ちゃんとした名前は忘れた)だった。そして気づいた。そうか、あれからぼくの地図は変わってしまったんだ、と。あの日、ぼくの地図は二つに別れてしまった。そしてぼくは新しくできた方の地図を歩き始めた。古い地図上の世界に戻ることは、おそらくもう無い。




































