何かを求めて振り返っても
そこにはただ風が吹いているだけ
そんな歌がラジオから流れていたころがあった。
求めるものを知って、人は歩き出す。
求めるものを知らなければ、いくら歩いても同じところをぐるぐる回っているだけかもしれない。
人生は複雑とは限らない、求めるものを知っていれば
紅葉はまだだった
人恋しい季節
ぼんやり海を見ていた午後4時ごろ
Wind, Sand and Stars
もしも君が渇いているのなら いますぐ水を汲みにでかけよう。 水をさがしてぼくはどこまでも歩くだろう。 もし君が渇いていないというなら、 本当に渇いていないのなら 君はぼくを必要としない
あかずきんちゃんの道
砂上の植物群
台風が近づいている月曜日
土曜日の午後
昼過ぎ、常連の某美女がやってきた。土曜の午後だというのにヒマそうだったので、映画でも見に行ったら、と言うと、先日ぼくに薦められて見に行ったヒコーキアニメはつまらなかった、とブツブツ言った。そこで、今やっている、そして父になる、つーのがうちの女性客の間で評判だよ、福山なんとかという男がいいらしい。この福山なんとかはずいぶん女性に人気があるね、と言うと、某美女は突然遠い目になって、もし、目の前にいるのがあんたじゃなくて福山だったら、あたし、溶けてしまうわ、と目に星を浮かべた。うげ、溶けるって、ナメクジみたいにか? と言うと、ええ、溶けるわよ。と繰り返した。江戸川乱歩の猟奇世界を髣髴する情景が目の前に浮かんだ。ぼくはびびって思わず一歩退いた。




























