正月モード二日目

今日も朝から正月である。
が、いまいち、正月気分にならない。
理由ははっきりしている。
「春の海」を聞いていないせいなのだ。
ぼくはTVを見ないから、春の海に遭遇しないのである。
春の海を聞くためにTVを見るのは悲しい。
春の海のCDはツタヤに置いてあるだろうか。
ないであろう。
iTunesで春の海は売っているのだろうか。
売っているかもしれない。
ついでに春もほしい。しかし、春を売ると犯罪である。
いや、売っていいが、買ってはならない。
それが男の品格というものだ。

Stairway to Heaven

2007年の朝。静かだ。
車の音もしないし、犬も鳴かない。
ご近所さんたちは何してるのだろう。寝てるのかな。
とにかく静か。あ、遠くでシシ脅しの音が…カコーン。
家族は早々に出払って、だーれもいない。ぼくひとり。
そうだ、久しぶりに、大きな音で音楽でも聴こう。
ふっ、われながらいい考えすぎるぜ。
Kさんちみたいにいい音で音楽が聴けるとステキなのに。
なーんて、ブツブツいいながら
取り出したアルバム、Led Zeppelin IV
一曲目、Black dog
but、今年最初の曲がこれでいいのだろうか。
「黒犬」
なんだか不吉だね。ま、いいや。英語は苦手。
あんた
ロックをipodなんかで聴いちゃだめだぜ。
大きなスピーカーでバリバリズドンと鳴らさなきゃ。
ロックは全身で聞くのが正しい。
青島幸男が国会で決めたのだ。
ボリューム全開。出力95%!
フライホイール接続!ヤマト発進!
どどどどど
祭りだワッショイ!おどろよベイビー!
なんかヒジョーに近所迷惑。ぼくは気にしないけど。
お!
Stairway to Heaven
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!?
しびれるー ウルウル
よーし、次のアルバムはThe Doors ダ
これも泣ける
ねーあんた、いっしょに泣こ~よ

友へ

友が言った。
海が輝いている。
背を伸ばし、ぼくは友のいう方向を見た。
ぼくの知らない海が、不思議な色に輝いていた。
ある寒い夕暮れ。風が泣いていると、友が言った。
ぼくは耳を澄ました。
風が渦まき、悲しげに叫んでいた。
いままで聞こえなかった声が、今は聞こえた。
友といると、この世界は、より高く、深く、どこまでも広い。
今年も幾人もの素晴らしい友との出会いがありました。友はぼくを変え、世界を変えてくれる。いつも感謝の気持ちにあふれることができるのは、そんな友の、惜しみない不思議な力のおかげです。心より感謝しています。いま、屋上で今年最後の夕日を浴びながら一年を振り返ってます。ありがとうございました。

大掃除

20061230
今日は、店の大掃除でした。
焙煎機械を分解し、中の煤払い。煙突もブラシでごしごし。
はぁ~疲れた。
風呂にゆったり浸かって、ビール飲んで寝よ。
写真は、店の屋上から撮った今日の夕焼け。

ワンコの目

店にいらっしゃるお客様は、どなたも口をそろえて「外は寒い寒い」とおっしゃった。ほんとに寒い一日だった。今夜はKさんちで忘年会。店を閉め、Kさんちに着いたのが午後8時。木の香り漂う新居には、ムク毛の子犬が走り回っていた。ぼくを見ると、怖がってしきりに吼えた。ぼくの目が怖いのだろう。そんな気がした。目を細め、満面に笑みを浮かべて口笛を吹いてみた。無視された。犬にもモテないなんて。多分ぼくは自分らしさを失っている。ぼくは子犬に教えられた気がした。乾杯して、ワインを飲んでいたら、すぐに酔ってしまった。酒にも弱くなっていた。食事をしながらおしゃべりしていると、いつの間にか、さっきの子犬がぼくの腕の中にいた。そしてぼくの顔をやさしくなめた。

プレゼント

雨は上がり、朝からあたたかい日差しが降り注いでいる。ガラス越しに空を眺めていたら、遠くに浮かんだ小さな雲がキャンディーの袋に見えた。あけてごらん。赤はイチゴ。青く透き通ったのはソーダ。白はハッカ味。ぼくへのプレゼント。

カーネーション

ここ数ヶ月、ぼくの趣味は皿洗いだ。いやがる妻を説得し、夕食後の食器類や鍋を洗っている。CDをかなりの音量でかけながら洗う。良くかけるのはモーツァルトのレクイエム。ラクリモサが終わる頃には、あらかた洗い終わる。きょうは井上陽水の「センチメンタル」を選んでみた。このアルバムには映画「かもめ食堂」に使われていた「白いカーネーション」が収められている。いつの間にか歌っているぼくがいた。カーネーション、お花の中ではカーネーション、一番好きな花。

風が吹いているだけ

聞き古したレコードをターンテーブルに載せる。
それは、ずいぶん長い時間、休みなく回り続けた。
いつもと寸分変わらぬ動作で、ぼくは静かに針を降ろす。
スピーカーから、いつもの音楽が流れ出す。
今日は定休日。
ドライブはそのようにして始まった。
冬の海。海に面したレストラン。だれもいない。
ぼくはもう知っているのに。
ぼくは同じことを何度も繰り返す。
何も変わらない。答えは出てしまっている。
同じ箇所を永遠に繰り返す
古いレコード。

悪いね

ぼくはタイクツが嫌いだ。
日曜日、お店は案外タイクツである。特に、朝から天気が好いと、心理学的にタイクツになることが多い。心理学者の河合隼雄もそういっている。かもしれない。一方、脳科学者、茂木健一郎は、タイクツは脳に必要な状態の一つ、といっている。ような気がする。ナニかを懸命に考えている最中には、ヒラメキは起きない。その集中から開放された状態になって、すばらしいヒラメキが起こる、というのである。つまり、脳に「ゆとり」が生じた状態、つまりタイクツな時に、それまで脳にインプットされた情報の処理結果が素晴らしい完成度でアウトプットされるのだ、と。
実は、こんなタイクツな話はどうでも良いのである。
ぼくはタイクツが嫌いだ。という話なのだ。で、どうするか。
あらかじめ、ひまそうなヒトにメールしておくのである。
「店に遊びに来ないケ」と。
タイクツを未然に防ごうというわけだ。
これは予防医学という観念の応用に過ぎない。
P.S.
今年、ぼくのタイクツを救ってくださったステキなMy Friendsのみなさん、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。