某コーヒー店は、祝日だろうがなんだろうが、月曜日は定休日。霧島アートの森は同じく月曜日が休館日だが、祝日は開いている。
と、いうわけで、アートの森で開催されている「ヤノベケンジ展」に行ってきた。
入場料はちょっと高めだったけど(といっても、800円)、かなり楽しめた。天気が良かったので、芝生のきれいな、野外展示場を時間を忘れてブラブラうろついた。作品を見るのも楽しいが、作品を眺めている人を観察するのもおもしろい。やがて観察するのにも飽きてきて、アートの森をあとにした。車はえびの高原に向かっていた。高原が近づくにつれ、道路わきに停車中の車が目立ってきた。何事かと思ったら、野生のシカが道路端まで出てきていて、それを車を停めて写メしているのだった。ぼくはシカには興味ないので、さっさと通り過ぎた。えびの高原の土産物店にはいると、宮崎県知事のイラストの入ったのぼり旗やポスター、商品群に圧倒された。イヤ~、これはすごい。鹿児島の土産物店では見たことない風景だった。あたりまえだろうけど。
サンマはsummerの終わり
白いレースが、朝の空気をはらんで、ふわりと広がる。
使いこんだ丸テーブルに、手作りのケーキがよく似合う。
今日は定休日。
山を越え、晴れた南の海に、サンマを買いに出かけます。
続きは、帰ってから書きます。 10:18AM
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と、いうわけで、無事帰ってきましたが、疲れてベッドに横になってたら寝てしまい、今起きました。今日の目的は笠沙町にある某店で安いサンマを山ほど買うことだったのですが、行ってみると1匹100円。以前、トロ箱に盛ったサンマを10匹100円で買ったことがあったので、今日は100匹買ってやろう!と意気込んでいたのでしたが。とりあえず、いつものようにスパゲッチー用にヒゲナガエビを買ってきました。また次回チャレンジしようと思います。
昼食は、東に開聞岳、南に黒島が臨める、亀ヶ丘の展望所で弁当。ほんとは、いつものように断崖絶壁に建っている東屋に行くつもりだったのだけど、間違ってさらに高いところに来てしまった。だ~~れもいない。とても静か。
しばらくここで、ぼーーーーーっ、としてました。
帰りに吹上浜に寄り、海を眺めてました。夏にサヨナラ
では、今からヒゲナガエビのペペロンチーノを作ります。ハラヘッタ~
湖畔の公園
A LONG VACATION その二日目
休日の朝だというのに、切れの悪い寝覚めだった。アタマがフラフラする。水平感覚がおかしい。おそらく昨日の熱中症によるダメージがまだ残っているのだろう。今日はお盆の二日目。ぼくの辞書によれば、お盆とは家族全員でソバを食う日のことである。お昼前、あまり気乗りしない様子の家族3人を連れて松元町の某ソバ屋に出かけた。ぼくはエビ天の載ったみぞれソバというのを注文。体調が悪いせいで味があまりしない。家族そろってソバを食い、今年も由緒正しいお盆を過ごしたような気分に浸りつつ店を後にした。帰りに某園芸センターに寄ってみたが、客がほとんどいない。この時期、販売される草花の苗はめっきり少なく、屋外の売り場は絵を失った額縁をそのまま飾っている年寄りの家のような侘びしさがあった。ふと視線を感じて振り返ると、赤や緑の中から、ぼくに涼しいまなざしを送るものがいる。寄ってみるとそれは、なんとかという青い花であった(名前は忘れた)。商品なので手折るわけにもいかず、ぼくはその清楚な草花を買い求めることにした。家に帰り着き、さっそく鉢に植えつけてみた。思いのほかいい感じで、見つめているだけで心が和んでいくのがわかった。夏の日の恋とはこういうものだろう。日の沈む頃には、ぼくの車は薩摩半島を南に下っていた。昼過ぎまで暗雲に覆われていた空も、今ではすっきり晴れ渡り、遠くどこまでも澄み切っている。全開にした窓を抜ける風は爽やかで心地よい。それはまるで軽井沢の別荘地のよう。行ったことないけど。海岸に沿って南下し続けた車は、やがて右折し、深い湖のほとりに出た。時は黄昏。土産物屋もシャッターを下ろし、人気も無い。広い駐車場もひっそりとしている。人の気配がなくなると、この湖には1億5000万年の太古から棲んでいる恐ろしい怪物が現れる。この日ぼくは運よくそれを撮りとめることに成功した。湖を後にした車は開聞岳のふもとをぐるりと走り抜け、巨大植物園に進入。今夜は特別なイベントが開催されており、エントランスホールはめずらしく老若男女でにぎわっていた。夜の植物園は不気味である。お化けでも出そうな雰囲気があって、意外とおもしろい。真っ暗な順路を案内板にしたがって歩いていると、闇に仄かに浮かんだ竹灯籠をカメラに収めるべく、ストロボを焚いている人を多数見かけた。はたしてあの幽玄世界がうまく写っているだろうか。園内のレストランで食事を済ませ、園を出たのが9時。車は今夜の目的を果たすべく、さらに深い闇へと走り出したのだった。
☆右のほうに写っている小さなボンヤリはアンドロメダ座M32。
パンフォーカスな午後
今日は休みであったが、今回は趣向を変えてホエールウォッチングに出かけることにした。わが家から南西に車で約一時間走ると、東シナ海に面した笠沙という魅力的な町にたどり着く。ここはホエールウォッチングも有名だが、焼酎を造る、杜氏の集落があるところでも名が知れており、杜氏の里、という立派な施設もある。ここは年中アイスクリームを売っているので、ぼくはとても重宝している。ホエールとはクジラのことであるが、道すがら、さっそく電柱にそれを発見したので10分ほどウォッチングしてみた。それにしても今日は天気が良い。空気がスッキリ澄んでいるようで、ずいぶん遠くまで見渡すことができる。さて、笠沙といえば、もちろん、あそこである。そう、ブルUNOという名の不思議なレストラン。実を言うと今日の本当の目的はココなのであった。海岸沿いの道をしばらく走ると、やがてわざと雑に作ったのかもしれないような手作り看板が見えてくる。その看板からレストランのほうに曲がろうとすると、目の前を走っていた軽トラックもそちらに曲がったではないか。お客さんかもしれない。駐車場に着くと、そのトラックから出てきたのはブルUNOのマスターであった。マスターは、ぼくの車に近づきながら
「水道が壊れてねー、今から修理。だから今日はちょっと」
と言ったが、ぼくの顔を見るなり、
「なんだ、あんたか。コーヒーならできるよ」と言った。
「水が無いのに?」
というと、コーヒー用の水ならある、とのことだった。
この店の屋外デッキからの眺めは掛値なしにすばらしい。ぼくはここでいつも長い時間、海を見ている。ほんとにいいところだ。今日はマスターがハーモニカを吹くところを写真に撮ろうと思っていたのだが、水道がぶっ壊れたとのことで、今から本人自ら工事だという。仕方が無いので、コーヒーを点てるところの写真を撮った。
見よ、必殺、薬缶ドリップ。
「マスターの顔をブログに貼ってもいい?」
ぼくが言うと
「顔が減るわけじゃないし、いいよ」
とのことだった。
☆ブルUNOの地図はこちら
恋がシャーベットみたいならいいのに
月曜は定休日。10時過ぎ、ぼくの車は指宿スカイラインを南に走っていた。ゴキゲンであった。ぼくはなんでこんなに車を走らせるのが好きなんだろう。車はあっというまに千貫平自然公園に着いた。どうでもいいことだが、ここはぼくにとって記念すべき場所である。公園にはだれもいない。赤トンボが晴れ渡った空を乱舞しているだけだ。と、その群れを赤トンボの2倍ほどもあろう巨大トンボが横切った。あいつだ。つい数日前、totto*さんのところで話題になった、あのトンボ。まさか、こんなにも早くあのトンボに会えるとは。
指宿スカイラインは、薩摩半島の南端に位置する湖、池田湖を終点としている。池田湖といえば、もちろんアレである。そう、大怪獣イッシー、ではなく、南薩名物イモ味ソフトクリーム。時計を見ると、ちょうど12時。暑いはずだ。熱風を受けたソフトクリームはすぐにドロドロにとけ、エイリアンの卵みたいになった。ぼくはふいに遠い目になって、アフリカのサハラ砂漠を思い出していた。(行ったことはないけど。)腹がへったので開聞岳の麓にある某ハーブ園に行き、ペルー風トマトリゾットを食べた。デザートはいつものとおり、ハイビスカスシャーベット。ところで、暑くなってくると、どうしてもあの場所が話題にのぼってくる。というわけで、恐る恐るあの場所に行ってみた。
うーん、やっぱし何かある。カモ。
怪しい心霊スポットを後にしたぼくは、ふと思い立って、長崎鼻の灯台へとハンドルを切った。何年ぶりだろう。前回来た時は夜だったような気がする。
そして最後は南薩ドライブの定番、フラワーパーク。特に行く必要は感じなかったのだけど、入場料無料の年間パスポートを持っているが故に、近くに来た際は、入場しないと損をしたような気分になってしまうのが悲しい。
連日36度を越える猛暑が続いているせいか、プロムナードに沿って植えてある草木に元気が無い。枯れ落ちた大量の葉が歩道を覆っている。いいかげん、雨が降らないと、樹木に相当なダメージがありそうだ。
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恋がシャーベットみたいならいいのに 会えないときは凍らせておけるわ はやく食べなきゃ あなたと私 形がくずれてしまいそうよ
松任谷由美 オールマイティー
初海水浴
今日は月曜なので定休日。夏のスイッチをONするために海に向かった。いつもの海。だれもいない。だれも泳いでいない。月曜日だからだろうか。でも、さみしいわけではない。だれもいないほうが気楽でいい。海に入ってみると、けっこう冷たかった。それに透明度がいつもより低い。潜ってみるけど、魚が見えない。クラゲもいない。どこに行ったのだろう。少しさびしい気分。海にはぼく一人しかいないのに、土手のスピーカーからは数十分おきに「ここで泳ぐのは大変危険です」と、女性の声でアナウンスがある。その声が不思議とやさしく感じられ、海に一人ポツンと浮かんでいるぼくにとって灯台のようでもあり、なんだかうれしかった。4時間ほど泳いで帰路に就いた。
上の写真は、そのスピーカー。
土手にはハマゴウの花がたくさん咲いてました。
左手の黒い飛行物体はクマバチ。
携帯で撮ったんだけど、よく撮れてるでしょ?
(写真をクリックすると大きくなります)
夜のドライブ
昨夜はひどい雨だった。夜、高速を飛ばし、大雨の中を大隅半島の岩川という町に向かっていた。岩川に到着したのが11時過ぎ。岩川は人気もなく、ひっそりとしていた。岩川での当てが外れ、急遽、輝北町に向かうことになった。用を済ませ、帰路に就いたのが午前1時ごろ。あまり広くない真っ暗な山道を走っていると、大粒の雨が滝のように降り出した。車は霧に覆われ、視界は数メートル。
「フォースを信じるんだ」
ふいにそんな言葉が浮かんだが、それどころではなかった。
プロムナード
昨日は月曜日で休みだった。ぼくは血圧が低いせいか、目が覚めてもしばらくパァである。パァなまま机のパソコンに向かい、「月曜日は休んでます」という文字を、かなりの時間をかけてやっと掲示板に打ち込み、送信ボタンをプッシュ。エラー。よくあることなので気にせずリトライ。成功。掲示板の「月曜日は お店休んでます….. 」という文字をしばらくぼんやり見つめていると、不意にケータイが鳴った。
Sub 南薩
本日も出勤でっか?
当ブログにも時々コメントしてくださるE氏であった。予定では、県道17号線(指宿スカイライン)を南下、川辺ICの先にある 錦江台展望公園 のアジサイをチェックすることになっている。
Sub Re:南薩
まず、イブスカの椿の郷に行って、それから考えようと思ってますがよ
と、ぼくは返事した。すると
Sub Re:Re:南薩
ぼくもイブスカを流す予定です
そんなわけで、ぼくらは錦江台展望公園で落ち合った。なお、錦江台展望公園は椿が林をなしているので、以前は「椿の郷」と呼ばれていた(ような気がする)。つり橋の下に群生しているアジサイはまだ五分咲き。広葉樹の枝が重なり合う薄暗い小道をブラブラ歩く二人の男。その会話は植物や昆虫のことばかり。遠くで、そして近くでウグイスが鳴く。ふいに木々がざわめき、風が通りぬける。アリストテレスとその弟子たちは、道をブラブラ歩きながらよく議論したそうだ。たしかに歩きながらだと、話にリズムが出るためか、話が弾み、よく展開する。やがてぼくらは小高い開けた場所に到着し、岩に腰掛けてコーヒーを飲んだ。鳥の声、風の音。ここはとても静かなところだ。
せりふのない一日
昨日は定休日だったのでドライブに出かけた。南に一時間も走ると、そこは大きな植物園。そこには、赤い花や白い花、青い花が咲いていたが、その日ぼくはそれを言葉にするのをやめてみた。言葉にするのをやめると、赤い花は赤い花であることをやめる。白いアジサイも同じだ。そんなことが簡単にできるもんか、と思う方もいるだろうけど、ぼくはできる。といっても、ゲシュタルト崩壊を応用しているだけのことだ。ぼくは頻々として起こるゲシュタルト崩壊に悩まされていたのだけど、おかげでその状況をある程度フィードバックできるようになった。フィードバックできるということはコントロールできるということ。抽象化をやめると世界は一変してしまう。エネルギーが渦巻く引力と斥力のリアル世界だ。