A LONG VACATION 1日目

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休みの日に家にいることはめったにない。といっても家が嫌いなわけではない。ドライブが好きなだけだ。今日は東シナ海に面した最果ての町にある某食堂で1200円の寿司を食おう、という計画であった。しかし、祝日である上に南さつま市の海浜公園で砂の祭典つーのが催されているということで、いつものコースで走ると渋滞に巻き込まれる可能性が高かった。
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そこで、コースを変更し、かつお節で有名な枕崎を経由、坊津まわりで某食堂にたどり着く、というルートを設定したのである。案の定、道は空いている。ガラガラだ。窓を開け、全身に薫風を浴びながら口笛気分で気持ちよくアクセルを踏み込んだ。お昼まで時間があったので、火の神公園に寄り、潮風に吹かれながら岩場を散歩した。なんてステキな休日なのだろう。
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のびのびした気分になったところで、車は目的の某食堂に向かった。駐車場は満杯だった。玄関を見ると、「満員」そして「定食は完売しました」という札が。ま、なんとかなるさ、と思って玄関を開け、奥から出てきた女将に聞くと、45分待ちです、とのこと。15分なら待てるが45分は無理。仕方がないので更に南にある野間池食堂に向かった。この様子では笠沙恵比寿も満員に違いないからだ。野間池食堂の駐車場も満杯だった。車を停め、玄関を見ると、なぜか「準備中」の札が。まだ1時にもならないのに。どうやら予想外の客数で準備していたネタが尽きてしまったらしい。道を引き返していくと、準備中とも知らず次々と車がやってくる。笠沙恵比寿に入れなかった可哀そうな家族連れなどが流れてきている様子だ。ぼくが次に選んだのは、007のロケ地で有名?な港町、坊津町秋目の がんじん荘。ここの刺身定食はかなりうまい。車を20分ほど飛ばしてたどり着き、二階の広間に上がると、そこもほぼ満席。なんとか長テーブルの端に席を取り、刺身定食にアラ炊きがセットされているのを注文。客が多いせいで、なかなか食事が運ばれてこない。でも、そんな心待ちにしている時間が、ぼくは好きなのだ。待った甲斐あって、刺身もアラ炊きもとてもうまい。
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満腹していい気分になったところで、久しぶりにあそこに行こう、ということになった。あそことは、大きな声では言えないが、誰も知らない秘密基地のことである。一見、廃墟化したレジャー施設に見えるのだが…
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人影はなく、耳を澄ましても聞こえるのは風の音だけ
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君は銀河ライダーを憶えているだろうか。
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笑顔で手を振る少年。彼は年をとるのをやめてしまったらしい。
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ゴ ル?
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そしてプール。
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だれもいない…ように見える。しかし
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“A LONG VACATION 1日目” への3件の返信

  1. 子どもの頃、祝日には決まりごとのように国旗を門に出してましたっけ。懐かしい光景です。
    鰹節の名産地というわけで鯉幟”がカツオに♪
    そういえば鰹節も毎日カンナのようなので使う分を削っていました。
    暮らしの環境や文化はずいぶん変わりましたわ[E:dog]

  2. 祝日、地方をドライブすると、町のあちこちで国旗が翻ってます。その家にはきっと、頑固なお年寄りが住んでいるんだろうな、と、勝手に想像してます。昔は、近所でも国旗を見ることができたのですが、今では全くといっていいほど見かけません。そのうち、なくなってしまうんでしょうね、国旗のある風景。昭和は良かったな~

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