青い雲

1003もう10月だというのに、連日30度の真夏日。夜は熱帯夜。昨夜もクーラーを入れて寝た。きっと今夜もそうなるのだろう。今日は月曜日で休日だったが、どこへも行かず、新しいブログの設定をやっていた。
夕方、設定や古いブログからの移行もほとんど終わり、ほっとしたところで屋上に出てみた。
青い雲が出ている。真っ青な雲だ。まるで青のフィルターをかけたように見える。
缶ビールを開け、雲を見ながらビールを飲んだ。

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ブロークン・ブログ

20051003_2今まで使っていたブログの調子が悪くなった。自分で設置したCGIプログラムだったのでスタイルシートのカスタマイズも簡単だし、とても気に入っていたのだけど。
ただ、バックアップファイルが標準化されてないのが気になっていたので、これを機会に思い切ってフツーのブログ(笑)に乗り換えることにした。
今使っているプロバイダがシナプスブログというのをやっていたので、それを導入することにした。
設定しながら分かったんだけど、スタイルシートは思うようにいじれなかった。どうやら ぼくの導入したタイプが廉価版だったからのようだ(笑)
とりあえず今日中に新しいブログに移行を済ませ、明日から新しいブログを公開する予定です。

珈琲の日

今日は「珈琲の日」だった。
5年前まで、そんな日があるなんて知らなかった。
懇意にさせていただいてるコーヒー店のマスターから、
「10月1日が珈琲の日だから、その日にオープンしたらどうだろう」
と教えていただき、そのようにしたのだった。
あれから5年経った。
今度、脱サラして珈琲店を開こうとされてるお客様がいらっしゃる。そこでぼくは言った。
「10月1日が珈琲の日ですから、その日にオープンされてはいかがですか」

5年前の今夜

店をオープンして、今日で丸5年。
まだ店が在る。
不思議な気がする。
5年前の今日、ぼくは何を考えていただろう。
はっきり憶えていることがひとつある。
「旅行なんて、夢だろうな」
旅行が好きなので、そう思った。
サラリーマンだった頃は、家族で海外旅行もした。
でもサラリーマンをやめた時、この先どうなるのかさっぱり分からなかった。
明るい未来は描けなかった。
今年、妻と二人で飛行機に乗って旅行に出かけた。
5年前の今日のぼくには想像できなかったことだ。

昨日に引き続き、今日もI氏はやってきた。
ぼくが、「なんか、おもしろそうな本があったら持ってきてよ」と言ったので、さっそく持ってきてくれたのだった。
I氏が持ってきてくれたおもしろそうな本とは、「外務省が消した日本人」「北朝鮮深層分析」「国境なき取材団」であった。なんだか鬱になりそうな感じの本だな、と思ったけど、せっかく持ってきてくれたのでなにも言わなかった。
人によって、おもしろそうな本はずいぶん違うものだ、と、ぼくは感心した。
ヒマなとき、これらの本を読むつもりである。たぶん。

マティーニ

秋刀魚はちゃぶ台で食べるとうまそうだ。
星一徹がひっくり返したちゃぶ台に秋刀魚は載っていなかっただろうか。
夕食は、おろし大根にカボスを絞った秋刀魚だった。
寝る前にぼくはウォッカを飲む。運よく冷蔵庫にフルーツがあれば、それを絞ってかける。今夜も一人台所に立ち、氷にウォッカを注いだ。
夕食に使ったカボスの残り半分が転がっていたので、それを絞ってかけた。
机に戻ってネットにつなぎ、一口あおった。それはまたとない奇妙な味だった。
マティーニの処方については無限のバリエーションがあり、オックスフォードでは「校内においてマティーニに関する議論すべからず」との規則があるという。
ぼくは今夜のマティーニに「秋刀魚のはらわた」と命名した。
その処方はこうだ。
カボスは秋刀魚を切り分けた包丁を用いてスライスすること。

ほしいもの

空が青い。
日差しも柔らかくなってきた。
というわけで、欲しいものがある。
それは、オープントップのスポーツカー。
むかしは黄色いロータス・エランが欲しかった。
でも、今はどんなのでもよくなった。
どういう風に乗るかというと、まず、運転は彼女にお願いする。
ぼくは助手席でコーヒーを飲んだり、トウモロコシをかじったりする。
古い漫画を読むのもいい。例えばマカロニほうれん荘。
オーストリア製のヘッドホンをかぶって音楽を聞く。これもいい。
数少ない、男の楽しみ。

潮騒

_3 どうやら、鹿児島にも秋が訪れたようだ。
空が高い。空気もさらりとしてべとつかない。いつもより丁寧にコーヒーを点ててポットに詰め、ドライブに出かけた。指宿スカイラインは薩摩半島を縦走する有料道路。その名のとおり、山の稜線沿いに指宿方面へとウネウネ続いている。わが家を出て少し下ったところに、この道路のICがある。指宿スカイラインを走ること小1時間、数年前まで「椿の郷」と呼ばれていたPAに到着。
涼しく、気持ちよい風が吹いている。展望所に着くと、さっそく熱いコーヒーをカップに注いだ。
だれもいない。とても静かだ。聞こえるのは虫の声と耳鳴り。
昼飯は某お客さんに教えていただいた枕崎港の漁協で食べることにした。
いったん川辺ICに引き返し、250円払って国道に合流、一路枕崎へ。
本日チョイスしたBGMは山口百恵。失礼ながら、ひなびた町並みによく似合う。
漁協に到着。しかし、食堂は2時までとのこと。時計は2時半を指していた。残念。
吹上浜に向かった。
シーズンオフの砂浜はやはり寂しかった。さびしそうにトボトボ歩いた。
波の音があたりを満たしていた。注意して聞き分けようとしたが、耳鳴りと潮騒の区別はつかなかった。

ガソリン

明日は月曜日で休み。
休み前には、店の帰りにガソリンスタンドに寄って満タンにする。
いつも寄っているスタンドはセルフサービスだ。
3,000円入れると必ずおつりが出ていたのに、ここのところおつりがない。
そして今日、おつりが出なかった上に、メーターも上限に達せず、まだ数ミリあいている。
ぼくの車は燃費がいいからまだいいけど、燃費の悪い車に乗ってる人はつらいだろうな。

秋の扉

海で泳いでいると、急に水が冷たくなって不安になることがある。
ぼくはいつものように机に向かって読み物をしていた。
時計の針は午前0時を回ろうとしている。
突然、カーテンが大きくひるがえった。そしてぞっとするほど冷たい風が吹き込み、一瞬にしてそれまでなかった気配が部屋を占領した。
なにか得体の知れぬものが部屋に入ってきた様子である。
ぼくは逃げるように階段を降り、台所で水割りを飲みながらしばらく待っていた。