太陽がいっぱい

20060102曇り空が何日も続くと、カラータイマーが赤になったウルトラマンのような気分になる。ウルトラマンは気ままにM78星雲に戻るが、ぼくらは地上の人なので待つしかない。午後から晴れるという、ハズレてばかりの天気予報を信じて南薩へ出かけた。ふいに指宿スカイライン沿線上にある「記念すべき場所」へ行ってみよう、ということになり、有料道路に入った。記念すべき場所とは、千貫平PAのことである。なにが記念なのかというと、10年前、ぼくはここのがけを上っていて、つかんだ岩もろとも高所から落下したのである。家族とソーメン流しに行く途中だった。家人たちには「かすり傷だ」と言って、そのままソーメン流しに行ったのだが、指が動かず、ソーメンがつかめない。変だな、と思いつつ、帰路につこうとしたら、車のクラッチが踏めない。おかしいなと思いつつ帰宅し、ケガをしたところにオロナインを塗りこんで就寝。翌朝、手と足が痛くて目が覚めた。しかたなく行きつけの整形外科へ行くと、いきなり院長に「おまえはバカか」といわれた。手の指と足を骨折していたのだ。即入院。40日間不自由な生活を強いられるハメになったのだった。友人たちは大いに喜び、ラジオに「こんなバカがいます」と投稿、それが採用されて放送局から黄色いTシャツが送られてきた。なべて友人とはこういうものである。話がそれてしまったが、天気予報もたまには当たる。午後から気持ちよく晴れてきた。フラワーパークも、きっと人出が多いだろうと心配したが、行ってみると大変少なかった。園内の陽だまりでポットに詰めたコーヒーをのんびり飲んだ。太陽が暖かかった。ぼくの太陽電池はどんどん充電されていった。ぼくにとって、お日様がどれだけ大切なものか、今日は身に沁みてよくわかった。感謝。
写真は今日の夕日です。

“太陽がいっぱい” への7件の返信

  1. スプーンさん、明けましておめでとうございます。
    アハハハハァ~、新年早々ツボですよ ヾ(≧▽≦)ノ
    って、スプーンさんの負傷ネタ(←ネタ?)を笑ってはいけないのですが(汗)
    何がおかしいって、治療薬として“オロナイン”をチョイスなさったことが
    めちゃくちゃおかしい。文字通り‘おかしい’と思うのです。
    なぜオロナイン!?
    一番気になったのは擦過傷ってことでしょうか?
    折れた骨の立場がないと思うのです。

  2. totto*さん、明けましておめでとうございます、今年もよろしくね。
    なぜオロナインなのか。理由は次の通りです。
    ソウメン流しを出た後、足の傷口からの出血が止まらないので開聞町の薬屋(七夕薬局といいます)で、軟膏とガーゼを買ったのです。その軟膏がオロナインだったというわけ。なぜ軟膏だったのか。
    傷がけっこう深かったので、粘土状の物を傷口に埋め込む必要があった、というわけ。まさか骨折してるとは思わなかったんだよなー。

  3. くわぁ~(@◇@;)
    骨だけじゃなく、傷自体もひどかったんですね(汗)
    粘土状のモノで傷口を埋める・・・ってサラリとおっしゃいますが、
    想像するとこっちの血の気が引きそうですよ (ヘ;_ _)ヘ
    つか、やっぱ薬を選ぶコンセプトからして違うようなぁ。。。(^^ゞ
    スプーンさんもすごいですが、かすり傷と断言して
    レジャーを続行する御家族もアッパレです (*´∇`)ノ

  4. あ、ごめん(滝汗)
    「かすり傷」とおっしゃったのは、御家族ではなくて
    スプーンさんご自身だったのですね (;´▽`A“
    心配かけまいというご配慮だったのかぁ。
    こりゃ文面の色合いが違って見えてきました。
    いやはや、さっきよりずっとスプーンさんに同情的な気分です<ヲイ

  5. totto*さん、気を遣ってもらって、ありがとう。その時オロナインを選んだ理由を真剣に訊いてくださったのはtotto*さんが初めてですし、その真相を知ったのもtotto*さんが初めてです(笑)
    事実、友人たちが笑い、院長が怒った理由のひとつがオロナインでした。でも本当にオカシイ部分は別にあるのです。友人たちが小躍りして喜んだ理由が。それは、なぜにガケを上ったのか、ということなんですが…これはいつかお会いしたときにでも話しましょう(笑)

  6. ただいま実家より帰りました。
    「千貫平」ツツジ見物に行きますよ~
    でも、もう何年も行ってませんが・・
    キレイですよね、景色もいいしっ!!
    で、あの場所のどこから落ちたのか・・
    想像しましたが、う~ん・・・
    とにかく命があってよかったですね。
    また詳しく教えてくださいな☆

  7. べにこさん、お帰りなさい。
    そのガケは今は工事されて無くなってます。ぼくは運よく?岩と岩の間に落ちたのですが、もし岩の上だったらどうなってたかわかりません。打ち所によってはオカマになって有名人になってたかもしれないのです。そのほうがよかったかどうかは分かりません。人生って、割と簡単に変わっちゃうんですよね。そう、もしかすると今夜にでも。

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