スタート

今日から仕事なのだった。
起床5時。30分後に家を出た。外は真っ暗。冬の5時半がこんなに暗いとは。点滅している信号を次々に走り抜け、店に着いたのが6時。昨夜は12時に床に就いたものの、なかなか寝付けず、ほとんど眠れないまま朝を迎えた。一週間続いた不規則な生活パターンのせいだ。やれやれ。ドアを開ける。店内の空気は年末のまま。まっさきに機械に火を入れ、ウォームアップ開始。いつでも先に目覚めるのは機械。ぼくはそれを眺めながら集中力を上げていく。今年最初に焼いた豆はキリマンジャロ。15種類の珈琲豆を焼き終えたのが11時。
2006年、珈琲豆の販売開始だ。

Pavlov’s Dog

Kenken
きょうで正月休みも終わり。
時計は夜の9時を回ってしまった。
今日は早く寝ないと、明朝5時起きである。
ああ、ぼくの気分は限りなく不透明に近いブルーなのだった。仕事が嫌いなわけではない。早起きも苦にならない。しかし、気分はブルー。
ん?待てよ?なんでだろう。考えてみると不思議である。長かったサラリーマン時代に固定化した条件反射的不幸感か。
休日が終わる→憂鬱。ブルーな気分。
まずいな。こりゃなんとかせにゃいかんかも。

器用なオレ

今日は「正月休みの間に絶対しなくちゃならんリスト」から、2番目に優先されている項目をクリアすることにした。
その項目とは、昨年秋の台風によって吹き飛んだベランダの天井板の補修工事である。はがれた天井板の残骸をスクレーバーで、きれいに剥がしとり、必要な板のサイズを求め、東開町のしもんそマルヒラに走る。パーフェクトだ。無駄のない計画によって、最短時間で作業は終了。オレって、何でもやるよなぁ。器用貧乏とは、オレのためにあるような言葉だ。

元旦

新しい年になった。
といっても、いつもと変わらない。ただ、腹の調子が悪く、頭も痛い。何をしていたのかよく思い出せない。午前中はコーヒーを飲みながらぼんやりしてた。午後から夜にかけては、音楽を聴いたり映画を観たり。
正月らしい充実した一日だったと思う。

大晦日

昨日のお店に引き続き、今日は家の大掃除。
ぼくはまず台所の換気扇に着手した。
わが家の換気扇は、一般的なプロペラが回るタイプじゃない。
特殊なファンの前面に、油を吸着するための金属フィルターが3枚並んでいる。これに油がガムのようにへばりつき、一般のレンジ用洗剤ではビクともしない。
そこで、プロ用の洗剤を使う。50度の湯で割った、怪しく揺らめく青い液体に、油まみれのフィルター静かに浸す。待つこと2時間。
見事に落ちる。こする必要などまったくない。アッパレである。
この洗剤に出会うまで、ぼくは半日をこのフィルター掃除に費やしていたのだ。うっかりしてると人生はこのように消耗していく。
次にぼくは風呂場の掃除を始めた。壁のタイルに洗剤を吹き付けながらタワシでこする。跳ね返った洗剤が服につくので、寒い中、パンツいっちょで作業を続けた。これがよくなかった。
夕食に殻つきのカキを蒸したのとナマガキが出た。カキは大好物なのだが、ぼくは3回に1度の割合で当たる。今日は当たる可能性が高い。先ほどの風呂掃除で風邪をひきかけていたのだ。しかし、すでに手が勝手に動いてカキはぼくの口に運ばれつつあった。30分もしないうちに強い寒けと吐き気がぼくを襲った。ぼくは布団にくるまり、病魔が過ぎ去るのをじっと待っていた。

気をつけなくちゃ

夜遅くまで映画を観てた。
サウンドオブミュージックと、ディープブルー。
ディープブルーは初めて観たんだけど、ぼくはネイチャーものが好きなのでおもしろかった。サウンドオブミュージックは、あるシーンだけ観たくなって観始めたら、結局全部見てしまった。映画を観終わって部屋から出ると、シーンとしている。みんな寝てしまったのだった。いつものくせで寝る前に冷蔵庫を開ける。雪崩を起こしそうなくらい、食い物が詰め込んである。いつもの3倍はある。そうだ、正月がやってくるのだ。
正月は要注意だ。3~4キロはあっという間に増える。体重の話だ。特に煮豆が危ない。大きな鍋で作るのだけど、ほとんど全部ぼくが食べる。ぼく以外の連中はあまり食べないのだ。みなさんも十分お気をつけください。
特にダレとはいいませんが。

仕事納め

明日から約一週間休み。
日本は寒いので、明日からアフリカに出かけることにした。
という人もいるかもしれないが、ぼくはやはり日本に留まるつもりだ。
何をしようか。
「お正月は何をするんですか」
今日は、お客さんがいらっしゃるたびに聞いてみた。
圧倒的に多かった答えは、「家でごろごろする」
であった。
しかし家でごろごろするのも案外疲れるものである。
そこでぼくは提案したい。
まず、コタツを準備する。持ってない人は買う。5000円くらいで売っている。
次に、トランプとミカンを準備する。持ってない人は買う。
子供やヒマそうな人を集め、トランプを開始。
1ゲームにつき、百円賭ける。お金持ちは1000円賭けてもよい。
金のない者同士でやる場合は、負けた人にシッペをかます。
いかさまの得意な人は子供らを相手に賭場を張り、お年玉を巻き上げるのも一興。子供には正月の懐かしい思い出になるだろう。
ところで、5000円で買ったコタツは夏場はちゃぶ台として使えるので重宝する。子供になめられてる親は、時々これを夕飯もろとも思い切りひっくり返すと尊敬されるかもしれない。

ウヒヒヒ

Wakkyだれでも、愛用のカップをお持ちだと思う。ぼくは、ずっとこのカップを使っている。この犬の絵が好きなので、ずっとこれだ。カップの底が少し欠けている。ぼくといっしょに年をとって、ボロになっていく。そんな風に、ぼくが感傷的になると、絵の犬が笑う。
おまえ、バカだな、ウヒヒヒ、って。

年末のある一日

その日は毎年、必ず一回やってくる。
そしてその日が今日だった。
ぼくは、その日を特別に「年賀状を作る日」と、呼んでいる。
あまりおおっぴらに言わないほうがいいのだが、「苦痛の一日」である。
ぎりぎりにならないと、なにもしない、という性格が災いしている。
とにかく、はじめることにする。
まず年賀はがきを買ってくる。
いつものプリンターのほかに、もう一台プリンターを出して、机に置いて並べてみる。
プリンターのホコリを、きれいに拭いたりする。
なんとなく半分以上終わったような気分になるから不思議だ。
図書館に行っただけで、勉強をしたような気になる、あれと同じだ。
はがき裏の図案を考える。ずっと考える。
いらない紙の裏にいろいろ書いてみる。
だめだ、いいアイデアが浮かばない。
部屋を変えて同じことをする。浮かばない。
それでも考える。考える。考えた!だめだ。
コーヒーを淹れる。考える。浮かばない。
時は流れる。もう夕方だ。少し浮かんできた。いけるか。
えーい、これでいけ!
パソコンに向かってレイアウト開始。
よーし、なかなかいいぞ。
二台のプリンターを使ってプリント開始。
あーっ、もう夜の11時じゃん。終わらない。ひどい一日だ。
終わったのは午前1時でした。
万歳!