天気が悪ければ指宿の某温泉に行く予定にしていたのだが、朝から青空が広がっていたので、やはり温泉に行くことにした。今日は縁の湯をチョイスした。十分温まって温泉をあとにし、某池の周囲を走りながら窓を開けると、生暖かい風が吹き込んできた。ずいぶん気温が上がっているようだ。こんな暖かい日はソーメンを食うのが清く正しい生き方である。ぼくは某町営ソーメン流しへと車を転回させた。この陽気でソーメン屋は大繁盛にちがいないと思ったが、客は2~3人しかいなかった。
いつものようにカメラを取り出し、テーブルの写真をパチリ。ぼくは食べ物の写真を撮るのが大好きだ。ただ、今日はいつもと違い、カメラを縦に構えて撮影することに決めていたのだった。
ぼくは縦の写真も大好きなのだけど、ごらんのように、ブログに貼り付けるとやたらデカくなる。ただでさえ態度のデカいブログなのに、こう写真が大きくては見る人に嫌われる可能性が高い。と言いつつ、臆面もなく、縦写真ばかりべたべたと貼り付けていくのだった。
食事が済むと、いつもの某植物園に、桜を見に行った。毎年今頃になると、伊豆の踊子という名の薄いピンクの桜が咲く。
園内を歩くと、桜とアカシアの花の香りが優しく美しいハーモニーを奏でていた。
色と香りが織り成す甘美な旋律に酔いしれ、連れはベンチで爆睡
楽しい時間は早回しで過ぎてゆく。太陽は急に傾き始めた。
暖かいとはいえ、まだ冬の面影が見え隠れする。
雨の池
温泉たまご日和
reflections
いつものようで、いつものようでない一日
寒くなったので、いつもの温泉に行くことにした。しかし、なぜか休みのような気がして、念のためその温泉のホームページを開いてみた。すると、なんと8月の末から休んでいるという。突然温泉が出なくなり、現在、配管工事中なのだそうだ。なんてこった。今日は時間を延長して、のんびり湯に浸かるつもりだったのに。でもまぁしかたがない。相手は温泉、ままならぬ自然の恵みなのだ。再開を待つしかない。温泉をあきらめて、いつものハーブ園に車を走らせた。
ハーブ園でいつものトマトリゾットと、いつものカボチャプリンを食べ、いつものようにハーブ畑をうろついた。
ここをぶらつくとなぜか落ち着く。ハーブ園を後にし、いつもの植物園に向かった。
玄関をくぐると、早くもクリスマスソングが。いつものコースで歩き始めると、急に厚い雲が空を覆い、雨が降り出した。
傘を借りて、再び歩き始める。何かが違う。いつもの植物園は、いつもと様子が違っていた。
秋ですね
休みだったので、近くの公園にコスモスを見に行った。
公園は、車で15分くらいのところにあるのだけど、学生の時に行ったっきり。
場所が分からず、道を間違った。
コスモスは満開だった。
人がだんだん増え始めた。お年寄りが多い。
子供たちも集まってきた。
ぼくはコスモス畑を後にし、公園奥の噴水の階段を上っていった。
遊歩道を歩いていくと、道沿いに大きなハチの巣がぶら下がっていた。よく見ると、大きなハチが、巣の上をウロウロしている。
遊歩道の先は神社だった。
公園が騒がしくなってきたので、ぼくは公園を後にした。
山を越え、海に向かって走った。
気がつくとそこは、東シナ海が見下ろせる丘だった。
牧場の牧草地の横に寝転がって、ぼんやりしてた。
秋晴れピクニック
消えてしまうもの
どうしても寿司を食べたい、と言い出した人をとなりに乗せて車は山を越え、南に走った。漁港のそばの某料理屋に車を停めたのが11時半。寿司を食べたいという人には寿司を、ぼくはタカエビのなんとかを注文した。この、タカエビのなんとかは久々の正解だった。地元で獲れたタカエビの刺身、素揚げ、塩焼きが皿にたっぷり盛ってあり、味噌汁にもエビが入っていて、そんなに高くない。特に素揚げはかなりウマかった。タカエビは漁港近くのマーケットで売っているので、次回はクーラーボックス持参でこれを買って帰り、素揚げにして食べることにした。満腹になると、寿司の人が丸木浜に行きたいというので車は坊津へと向かった。
いつもなら海辺のレストランに寄って海を眺めながらコーヒーを飲むのだが、今日はコーヒーをポットに詰めてきたので寄らないことにした。が、レストランの前を通り過ぎようとすると、今まで無かった建物が建造中だった。何ができるのだろう。見た感じでは、野菜の無人販売小屋のようだ。次回来る時が楽しみだ。
丸木浜におりて波打ち際を歩き、木陰でコーヒーを飲んだ。波の音がとても美しい。ぼくは美しいものが好きなのだ。丸木浜を後にし、いつもの景色の良い展望所に車を停めた。あれ、場所を間違ったのかな。一瞬、ぼくはそう思った。あるはずの展望台が無くなっているのだ。跡形も無い。(丸木崎展望台)
いったい、どこに行ってしまったのだろう。海に落ちたのだろうか。
(写真は2年ほど前に撮った展望台 )
この展望所から見える風力発電の風車。
車は枕崎を抜けて川辺に向かった。
入道雲が山のあちこちからもくもくと湧き上がっている。
車は国道から左に折れ、川辺ダムに向かった。数日前の某新聞にこんなことが書いてあったからだ。
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川辺ダムでも貯水量が激減。鹿児島市平川町の火之河原集落など、周辺住民がダム建設以前に使用し、現在はダム湖内にある旧道の瀬戸山橋が、近くの馬立大橋などから見える状態になっている。
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記事の写真には、水面下にあるはずの橋が沈む前の姿で写っていた。おそらく、雨が降り始めたら、また見えなくなるに違いない。そう思い、見に行くことにしたのだった。もちろん、後日、水面下に沈んだ様子も見に行こうと思う。新聞の力とはたいしたもので、ヘンピな場所なのに、すでに何人かが橋の上に陣取って見物していた。ふん、ひまなやつ、と思ったが、すぐに自分もそうであることに気がついた。
旧道のガードレールも姿を現した。
ドライブは平日に限るぜ
ぼくの休日は月曜日。
日曜、祝祭日にドライブに出かけることは、まずない。
月曜日に行楽地が混んでいることはない。どこもガラガラだ。
博物館や美術館にいたってはガラガラどころか休みである。
きょうは月曜日。しかし、何の日か知らないが祝日だ。しかも、シルバーウイークとやらで、みんな狂ったように車でお出かけだ。
当然ぼくは家にいるつもりであった。
が、某ブログを見ると、某植物園で撮った、ヒガンバナ、ハイビスカスの写真が載っていた。それを見てたら、だんだんぼくも行きたくなってきた。
いつもの道路は大変な混みようで、海岸通りに出るまで、いつもの何倍もの時間がかかってしまった。県外ナンバーの車が多い。いまだかつて、他県の車がこれほど走っているのを見たことがない。
帰りはラッシュを避けようと、時間をずらし、暗くなってから帰路に就いたが、これまた大変な混みようで、いつもの倍の時間がかかってしまった。とても疲れた。
カゲロウ日記
数日前、ぼくが使っているプロバイダーのスタッフブログに興味をひく記事があった。それによると某所の某洞穴にアリジゴクがいるのだという。アリジゴクなんて、ぼくが子供のころは床下をちょいと探せば見つかるものだったが、最近見かけない。そんなわけで、急にアリジゴクを見たくなったので、某洞穴に行ってみることにした。地図を調べてみると、ぼくの家から某洞穴まで、さほど遠くない。コーヒーをポットに詰め、車は北に走り出した。山を一つ越え、曲がりくねった坂を下っていくと、思いがけずマンガ日本むかし話に出てくるような、のどかな田園風景がひろがった。都会育ちのぼくは感動して車を降り、思わず何枚も写真を撮ってしまった。そこに一人乗り電気自動車に乗った老人が通りかかったので、某洞穴はどこかと聞くと、そこの坂を下ったところだ、という。
そこの坂を下っていくと、右手に真っ赤な鳥居が見えてきた。そこが駐車場なのだった。鳥居をくぐって狭い林道を降りていくと、小さな川が流れている。橋を渡ると今度は上り坂だ。
坂を上っていくと、なぜか道の両脇に仁王像が立っていた。その足もとに置かれている貝殻は貝塚のものだろうか。
さらに上っていくと、それらしい洞穴が見えてきた。
洞穴には苔むしたつくばいが二つあって、天上から滴り落ちてくる雫で満たされていた。
その、ポチャン、という音が、洞穴に涼しげに響き、まるで水琴窟。ぼくは神社仏閣には興味がないので、すぐにアリジゴクを探し始めた。
探すまでもなく、いたるところに小さなクレーターが口を開けており、その上をハンミョウが軽やかに飛んでいる。ぼくはスリ鉢のそばに座り込んで、じっと、その底を見続けていたが、アリジゴクは姿を現さなかった。ぼくが子供だったら、アリを捕まえてきてスリ鉢に落とすだろうが、そんなかわいそうなことはできない。かも。
ぼくはアリジゴクをスリ鉢からほじくり出すことにした。ご存知のように、アリジゴクはウスバカゲロウの幼虫だ。(ウスバカ・ゲロウではなく、ウスバ・カゲロウです)幼虫の時はアリを貪り食うが、成虫になって短い命を全うすると、地面に落ちてアリに運ばれる。自然の営みは無駄がなく潔い。うすっぺらなセンチメンタルなど入り込む余地がないほど清清しい。ナンチャッテ
腹が減ったので、江口浜の蓬莱館で食事をとることにした。食堂は相変わらず混んでいて、10分くらい待たされた。いつものように安いほうの寿司定食をたのんだ。
食事を終え、売店で野間池のタカエビと江口浜で取れたツキヒガイを購入。蓬莱館横の公園で、しばらく海を眺めてから帰路に就いた。
海の上の、一見ゴミのようにみえるものを拡大↓
元気だね~