電話の声

このブログは鹿児島のプロバイダ、シナプスというところが運営、管理している。夜の9時頃、ブログのことで解らない点があったので、サポートにメールした。
その30分後、シナプスから電話が来た。「夜分にすみません…」と。
若いおにいちゃんの声。鹿児島弁じゃなかったけど、どことなくローカルな感じが出ててイイ。
メールは便利だけど万能じゃない。必要に応じて電話を使うデジアナ混在のハイブリッドな対応。ぼかぁ~好きだな、こういうの。
電話が疎ましく感じられることは多々あるけれど、人恋しい秋の夜、サポートの声が暖かく感じられた。

元気な人

Mさんは、いつも元気だ。
当店で売ってるハーブの入った塩は彼女から仕入れている。
彼女は多分、ぼくより10年は長く生きている。ようにみえる。
一昨年だったか、ご主人の退職記念に派手な配色のミニクーパーを購入した。
それを駆って、今日も霧島のふもとから思い切りぶっ飛ばしてやってくる。ような気がする。
ぼくは彼女から塩を買い、彼女はぼくから豆を買っていく。
自分用に1キロ、霧島で茶碗を焼いてるT子さんに1キロ。
ぼくは彼女から元気をもらえる。彼女と話すと元気になる。
ぼくもそういう人になりたい、と、いつも思うが、すぐに忘れていつものぼくになる。

口数の少ない日

また口内炎ができてしまった。
食べものが沁みて痛いし、しゃべるのも億劫。
午前中いらしたお客様は、常連の中でも一風変わったムードをお持ちだ。30代男性、エキゾチックな顔立ち。穏やかな笑みを浮かべ、トーンを落として静かに話す。
口内炎ができて話しづらい今日、ぼくは彼の雰囲気を真似てみようと考えた。しかし、この雰囲気は、カウンターでとなりの女性を口説く時専用にとっておきたい気もする。かも。

ほほえむ時間

Photo
今朝、いつものように機械に向かっていたら、光の加減で機械が美しく見えた。
デジカメを取り出して一枚撮った。撮った写真をあとで見てみたら、ホコリが気になってしょうがない。ホコリをふき取り、同じように撮ったが、それは何の変哲もないいつもの機械だった。

黄金のスニーカー

今日は偶然二人の方から似たような話を聞いた。
一つ目はかなり年下の男から鼻持ちならぬ文句で口説かれたという熟年女性の不満話。
二つ目はかなり年上の女性と付き合っている若い男の悩み話。
若い男に「年の離れた」年上の女。
「最近、多いですよ、こういうカップル」二人ともそう言った。
知らなかった。もしそれが本当なら、原因はなんだろう。
マザコン男が増えたのか、母性本能過剰女が増えたのか、その両方か。
いや、それだけじゃなさそう。若い男の審美眼が鋭くなってきたのカモ。例えはわるいが、ピカソの絵のすばらしさは目が肥えてなければわからない。若さ以外に取り柄のない女性と、知的で充実した内容を持つ熟年女性。さあ、どちらがいいか。片や熟年女性が若い男を連れまわすのはなぜ。オジサンに魅力がない?たとえ充実しておろうが役に立たん陳腐な内容じゃあね。それより躍動感ある軽薄な若さがカワイーじゃん。

体育の日

一日中家にいた。
家族たちは親戚の三回忌で、そろって油須木町(旧郡山町)に出かけたのだった。彼らは車で出かけたが、恐ろしいのは、この春に免許を取って以来ほとんど運転してない娘がハンドルを握っていること。
とにかく、今日一日、自由に時間を使える。で、何をしたかというと、今までためこんだデジカメ写真のバックアップをはじめたのだった。写真は8年分、全部MOに収めてある。MOは一階のパソコンに繋いであるので、一旦ハードディスクにコピーし、LANを介して一気に二階のパソコンに移し、整理しなおしてDVDに焼く、という作戦。これが予想外に時間を食った。なぜかというと、整理している際、つい、古い写真を見はじめてしまうからだ。アルバムの整理をしてて、古い写真に見入ってしまうのと同じ。日が暮れる頃、作業は終わった。1010_1
車も無事帰ってきた。ほっとしたところで、いつものように屋上にあがり、ビールで乾杯。
夕食後、F氏から借りた「コンスタンティン」という映画を観た。キアヌリーブスがきれいな女優相手に頑張ってるが、恋愛シーンは苦手そう。よく言えばストイック、悪く言えば男の色気が希薄。映画自体はおもしろかった。写真左手に写っている明かりは、ふれあいスポーツランド。体育の日で、かなりにぎわっていたようだ。

休み前の夜

うちは月曜が定休日なので、日曜日の夜が一番うれしい。
というわけでサラリーマン諸氏、学生諸君は明日に備えて早く寝てください。うひゃひゃ。
ん?明日は祝日?体育の日?ノーッ!
思うんだけど、月曜日の祝日って、ちっともありがたくないんだよね。平日に休むことで得られるメリットは、どこに行っても人が空いてるってコト。人ごみが嫌いなぼくにはホントにありがたい。
しょうがないな、明日は定休日だけど、ドライブにはいけないな。

プログラム

冷たい風が吹きはじめるこの季節、羽根の破れたボロボロのカマキリを見かけることがある。おそらく産卵を済ませたメスだろう。この種族のメスが交尾中にオスを食べてしまうことはよく知られているが、ぼくはまだそれを見たことがない。女性に対して抱くセンチメンタルな想いが、こんなのを見たくらいで変質するとは思えないが、男としては極めて辛い光景だ。相手の男を生きたまま食べるのは種を残すために組み込まれた優先度の高いプログラム。彼女自身、なぜ自分がそうするのか分からずにやっていることなのだろう。見ようによっては無邪気というか、あどけない話だが、と、ここでヒトのメスがどうだという話に持っていく気はサラサラない。

サンマが祟る夜

リンゴをかじると血が出ませんか?
これはずいぶん昔に流行った歯磨き粉のテレビコマーシャル。
ところで、ここ一ヶ月の間、夜に限って数回、腹痛を起こしている。
めったに腹など痛くならないので、なにか性質の悪い病気にかかっているのではないかと不安になっていた。
そして昨夜、また腹痛に襲われてしまった。
記憶をたどってみると、サンマをたらふく食べた夜に限って腹痛を起こしている。これはいったいどういうことだろう。
サンマを食べると胃が痛くなりませんか?

映画館

2今度の日曜日、NHK-BSハイビジョンでイタリア映画「LA STRADA」邦題「道」がある。1954年の作品。こういう古い映画を街の映画館で観ることはもう不可能に近い。ぼくがホームシアターをやりたかったのは、そのような古い映画を大きな画面で観たかったからだ。画面が大きいと、明らかに感動が違う。
ハイビジョンで放映された映像は、大きく引き伸ばされても荒れることがない。音量も、聞きやすいように調整できるし、映画館で観るよりこちらの方がいいのではないかと思うこともよくある。先日映画館に行ったときも、その暴力的な大音量には閉口した。
しかし、映画館の持つあの独特の変なにおいや、今では稀だが館内のどこかで突然泣き出す赤ん坊の声がないのは寂しいといえば寂しい。