天の川は射手座付近で大きな広がりを見せるが、これは言うまでもなく銀河系の中心の膨らんだ部分(バルジ)が射手座の方向にあるためだ。今夜の月は、この広い流れに気持ちよさそうに浮いている。丸みを帯びはじめた、色っぽい上弦の月。雲と月のせいで星の数は少ないが、白鳥座とベガ、アルタイルははっきり見える。酒を飲みながら屋上で寝転がっていたら、いつの間にか寝てしまった。いつものことだけど、目が覚めたとき、ぼくはあわてた。
ここはどこだ!
70’暑い部屋
遠いむかしの話である。だれでもそうであるように、学生の頃、ぼくは麻薬に興味を持った。ある雑誌に麻薬の作り方が載っていたので、直ちに実行することにした。それによれば市販されているある種のサボテンには麻薬成分が含まれており、簡単に抽出できるという。さっそく近くの園芸店に行ったが、売ってなかった。その足でバスに乗り、市内の植物園に出向いてサボテンコーナーをうろつきまわった。しかし、やはりそういう名のサボテンはなかった。あったらネコババする気でいたのかもしれない。今のぼくからは想像できない話である。かもしれない。海外に出かけた時チャンスは訪れた。いわゆるグラスが手に入ったのである。タバコをほぐし、中身を入れ替えて一生懸命吸った。いつの間にか眠ってしまっていた。失敗に終わったのである。その時は粗悪品をつかまされたのだと思った。しかし、あとで聞いた話によれば、いったん吸い込んだ煙は、しばらく腹にためるのがコツなのだという。とにかく部屋が暑かった。西日の差す、クーラーの効かないボロホテルだった。
おもいでの渚
仕事の合間、椅子に腰かけ、ぼんやりと渚を想像することがある。顔にあたる陽光、波の音、ぬるい潮風、匂いまでリアルに感じることができる。たぶん、何度も何度も海に行っているおかげだと思うのだけど、けっこう不思議な感覚だ。一番リアルなのが、時折耳に当たる風の音。一定の間隔でゴワゴワ、ガサガサ音を立てる。遠く続く波打ち際、背後の砂丘を見回すが、だれ一人いない。多分、吹上浜だと思うのだけど、絵に描いたような美しい渚。
ParadiseHappy
勘違いしてハジをかくことがよくある。その失敗談はこのブログにも書いた。同じ失敗を何度もやらかす人を世間はバ○と呼ぶが、ぼくはその人である。人の言動を自分の都合の良いように解釈する傾向が強いのだろう。悲劇である。いや、喜劇だ。しかし、遅れ馳せながら、最近その失敗プロセスを感知するプログラムが脳内にやっと完成した模様である。ある日ある夜、はっと気づくのである。とりあえず失敗を回避できるのだ。これはありがたいことである。が、少し残念な気がしないでもない。勘違いしている最中のぼくは、たいていパラダイス・ハッピーなのだから。
8月の空
海沿いのカーブを曲がると、景色がまるで変わってしまう。それが8月のはじまり。7月のはじめ、ぼくはガソリンを満タンにしたオープンカーで出発した。ドラマはクライマックスに向けて目くるめく展開をみせたが、ぼくの心は満たされなかった。それは始まる前から分かっていたことだった。満たされることのないカップの向こうで、8月の空はまだ明るい。
三日月
きょうで7月も終わり。夕焼けを見ながらビールを飲んだ。
まだ夏は続くのだけど・・・
廃墟ガーデン
コバルトの季節の中で
この季節は、日差しが強いせいで、目への負担も大きい。
2週間前、年も考えず一日中海で泳いだのがいけなかった。
パソコンの文字が急に読みづらくなった。
しかたない、しばらく、パソコンから遠ざかることにしよう。
そう決心した。
中略
日記は、しばらく手書きでノートにつけます。
もしかすると、後日、一気に公開するかも(笑)
目の調子次第です。
それではまた会う日まで。
みなさん、さようなら。
暑い日
今日は、なぜか邦楽ばかり聴いていた。
オフコースとか、米米クラブとか。
彼らの歌の中に、ヒントを探してた。
強い日差しと風で、乾き始めたひまわり。
乾いて、雨を待っているひまわり。
赤いスイートピー
夏といえばコレ!というアルバム、だれにだって一つくらいあると思うんだよね。
タツロウの「Big wave」とか、大滝詠一の「LongVacation」
古いね。でも、古いのしか思いつかない。悲しいな。
で、ぼくがすきなのは、
松田聖子の「パイナップル」
知らないよね。
「赤いスイートピー」とか「渚のバルコニー」が入ってるんだけど。