夜のガスパール

ここ数日、何か変だと感じているのだけど、それが何なのか分からない。明らかに何かがいつもと違う。睡眠時間は、いつもどおり6時間前後。熟睡している、と思う。それなのに疲れ方がひどい。変な話だが、時々幽霊が見える。幻覚なのだろうけど、はっきり見えるので、現れたときはびっくりする。たぶん、あと何日かすれば元に戻ると思う。

変わらない海

070226
ぼくは晴れた日のドライブが好きだから、休日の天気をネットの週間予報でマメにチェックしている。昨日は定休日。予報は二日前の時点で快晴を表明しており、ぼくは、こづかいをもらった子供のように素直に喜んでいた。しかし、前日の夕方になって予報は一転し、明るい太陽の絵柄に代わって、大きく開いた傘マークが躍り出た。ぼくは失望した。しかし、ただで与えられたものはいずれ取り去られる。子供なりのわきまえが、ぼくを静かなあきらめに誘った。ところが予報は再び翻る。当日の朝になって、予報は晴れのち一時雨を宣言。さすがにうんざりした。素直な少年の心はこうしてねじけ、やがて人間不信に陥っていく。のかもしれなかった。ぼくは、「もう天気なんか、どうでもいいや」的気分のまま車のキーをひねった。
三月を前に、日差しは思いのほか強い。確実に冬は終わった。そう思ったとたん、明るい車中に名状しがたい動物的予感と期待が渦を巻いてあふれかえった。ぼくは窓を半開きにして海岸線を走った。砂浜に立ち、何も考えず、ぼんやりと海を眺めていた。変わっていくぼくのなかの変わらない何かと海。

渡良瀬

豆腐をはじめ、大豆を使った食べ物が好きだ。最近は煎り大豆にハマり、毎日、かなりの量を食べている。大豆は健康食品だから、いくら食べても良いと思っていたのだが、念のため調べてみると、女性ホルモンと同じ働きをする成分が含まれているのだそうだ。そういえば思い当たるフシがある。最近、不思議と女性の気持ちが理解できるようになった気がするのだ。うふ(はぁと)

雨の日

きのうより今日は不幸な感じがする。
なぜだろう。
きのうは晴れていたのに今日は雨が降って肌寒い。
たぶん、これが一つ。
きのうは冷蔵庫をあけると手作りのシュークリーム2個、アップルパイ4切れ、クッキーが2個入っていたのに、今日はない。
これで二つ。
不幸が来たのではなく、幸せが減ったらしい。

ねじ

ねじ巻き式の時計が音もなく止まるように、いつの間にかぼくも止まっている。人生のドライブ感が、ふっと消えてしまう。仕事にはあまり影響ないが、やはり困る。実は、昨夜からそうなのだ。とりあえず酒を飲み、本をめくり、写真を眺め、苦い珈琲や音楽を利用して必死にねじを巻こうとしている。ねじ巻き人に会えば済む話しなのだが、会いたくて会えるものでもない。

花びらの白い色は

天気が良かったので、屋上の掃除を始めた。
暖かいので、綿パンにTシャツ一枚。
ほうきと、ちり取りを持って、気分は初夏。
隣の庭に白い花が咲いている。
白い花。
白い花。
たくさんの白い花。
掃除をしながら、いつのまにかこんな歌を口ずさんでいた。

酔って候

P1010737_1昨夜はKさんの新居で酒を飲んだ。集まったのは麗しき男女15名。外は雨。音楽がとても美しくすばらしい。アンプは真空管。なおみちゃんが、ぼくのために歌っていた。それがココロにしみた。とっても。
みんなニコニコしていた。ぼくは酔っていた。いつの間にか靴下がびしょびしょに濡れていて、それを脱いだ。新居の屋上に上がろうと、外階段においてあるスリッパを履いたら、それがずぶ濡れだった。美しい女性たちが作ってきたケーキがとてもおいしかった。だれかが作った、生地からコネたという、ピザパイもとてもウマかった。珍しい焼酎があるというので、それをがぶ飲みし、それが足りずに焼酎を飲み続け、記憶がなくなった。
写真は、KさんのHPからお借りしました。
勝手に借りてスンマセン。

浅い夢

毎日が同じように過ぎてゆく。
浅い夢を見ているように。
この世界には
あるはずのものがない。
何かが足りない。
そう感じるから、ぼくはいる。
変なのは。変だと感じるぼく。