回転寿司の夜

071001_01_2今日は休みであったが、先日引っ越した伯母の、旧居に取り残されていた洗濯機と仏壇を、引越し先に持って行ったのだった。伯母はもう82~84歳だ。(正確な歳は忘れた) 大正生まれだそうだ。むかーし、ぼくが車に乗せて南薩をドライブしたのを、昨日のことのように憶えていてビツクリした。概して老人は昔のことを昨日のことのように憶えている。ところで今日、実をいうと某コーヒー店は、7周年記念日なのだった。それを記念して天文館でシロクマを食う予定にしていたのだったが、伯母の住民票移動などの手続きに手間取り、気がつくと、とっぷり日が暮れていたのだった。しかたないので、家の近くの回転寿司にトボトボ歩いていって、生ビールで乾杯したのだった。ちなみに、金の皿の寿司も一個食ったのだった。酔っ払って帰り道をフラフラ歩いていると、写真に撮りたくなる被写体がゴロゴロしていて、腕がウズウズした。ついにガマンできなくなり、家に帰ってカメラを首に提げ、来た道を戻った。酔っているせいで、何度撮っても、左に傾いていた。右腕が重いからかも知れんなー、と、その時は思ったのだった。

チョーチョが飛んでる

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昼食後、駐車場に出てみると、アゲハチョウ、イチモンジセセリ、そしてシジミチョウが、花壇をせわしく飛び回っていた。それぞれの蝶をじっくり観察してみると、彼らは実にうまく飛ぶことがわかった。飛行するためにデザインされたとは思えぬ、紙を切り抜いたような平坦な羽根を操り、狭い枝葉の間を縫うように飛ぶ。誤って羽先を枝や葉っぱに引っ掛けることがない。天晴れとしか言いようがない。彼らは羽化したとたん、完璧に飛行する。つまりその高度の飛行能力は学習によって得たものではない。どうなっているんだろう。不思議だ。
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秋はどこへ行った

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暑いですね。
ほんとうに、秋は来てるんですかね。
仕事をさぼってるんじゃないですかね、秋のヤツ。
秋は秋らしくして欲しいですがよ。

世は満月じゃ

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どうやら今日は満月らしい。
おかげで、夜だというのに、ずいぶんと明るい。
「そうだ、月明かりで記念写真を撮ろう」
070927_02ぼくは屋上に出て三脚にカメラを固定し、セルフタイマーをかけた。だが、写った自分の顔に不満があった。銀縁メガネが異様に輝き、変質者のように見える。くそっ、こんな記念写真はボツだ。メガネをはずし、セルフタイマーをかけて再びポーズ。今度は若者風に撮れた。よーし、これでいいんだ。

アブナイ草

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おとなりの庭に、こんなのが咲いている。よく見かける花だけど、こいつはかなりアブナイ。その姿には、熱帯好きのボクを強くそそるトロピカルなムードがあるのだけど、こいつだけは庭に植えようと思わない。なぜなら、ある日突然、ボクは絶対こいつを試すに違いないから。

月齢 13

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ゆっくり流れていく雲の間から、月が顔をだした。
流れているのは月なのか雲なのか。
頭が変になりそうだ。月を見ていると。
もうすぐ満月。

くもり空

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今日は秋分。どこか南のほうに出かけるつもりであったが、空がどんより曇っている上に、昨夜飲んだ酒の影響で、脳がなかなか起動せず、けっきょく一日中、家に引きこもっていた。タマには引きこもるのも悪くない。ナニをしていたかというと、昨夜、帰りがけに買って来た、某リーズナブル価格の画像ソフトをいじくっていたのであった。知っている人は知っているし、知らない人は知らないことだが、画像ソフトは危険である。長くない人生をさらに短くする。熱中していると、あっという間に時間が経って、気がついたら、おじいさんになってしまうのだ。昼すぎに淹れたコーヒーを飲みながら、あれやこれやと低価格画像ソフトをいじっていたら、案の定、気がつくと窓の外は暗くなっていた。
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たまには過去でも眺めてみるべぇ

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地上の風景をながめるのと、夜、星空をながめるのでは何が違うだろう。星空だって、風景の一部には違いないのだけど。たとえば昨日記事にしたアンドロメダ銀河は、230万光年もの彼方にあります。夏の夜空に輝いていた、あの織姫星(ベガ)まで25光年。光の速さで25年かかるってことは、つまり、現在夜空に輝いている織姫星は、本当にそこにある織姫星ではなく、25年前の織姫星なんですね。
わざわざ言うほどのことでもないけれど、星空を眺めることは、遠い過去を眺めることなんです。
写真は昨夜撮ったプレアデス星団。地球から400光年の距離にあるので、400年前の姿を眺めていることになります。

あやしいヤツ

店にお客様がいないときは、店の外に出て写真を撮っていることが多い。首からカメラをぶら下げ、店の前の路地をうろうろしている。自慢じゃないが、ぼくは人相が悪い。昨日のことだ。隣家に咲いている花の写真を撮ろうと、首にカメラを下げ、道端に立って隣の庭をぼんやり眺めていた。そこに近くのマンションに住む若い主婦が自転車で通りがかり、眉をひそめて言った。
「怪しいよ」
「え?」
とっさのことで、ぼくは何のことかわからなかった。
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昨夜は月が出ていたものの、星がよく見えた。ぼくはふと、月が沈んだらアンドロメダ星雲を撮ろう、と思い立った。赤道儀を引っぱり出すのもめんどうだったので、今夜はデジイチの感度を上げ、三脚固定で撮ることにした。月が沈んだ午前一時、屋上に三脚を立て、カメラをセットし、レンズを天頂付近に向けた。試し撮りをしてみると、思った通り、光害のせいでコントラストが取れない。この団地も都会になったものだ。写真中央でぼんやり光っているのがアンドロメダ星雲(M31)。撮影データは、レンズ50mm、F1.2開放。ASA800、露光6秒。星雲周辺を拡大し、トリミングしてます。
ところで、昨日の「怪しいよ」事件のせいで、近所の人たちが、どう思っているのか気になりだした。深夜、屋上で明りもつけずに、カメラで何かを撮っている男。もしかすると怪しまれているのでは。
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東の空には、早くも冬の星座が顔を出してました。