かぜがなおったら
パンとリエットをバスケットに入れ、あの草原に行こう。
ぼくは乾いた草の上にシーツを広げ、ランチバスケットを置く。
ずいぶんむかし、ぼくが子供だった時に、そうしたように。
鳥の声が聞こえるだろう。むかしのままに。
壁にかかった絵が一瞬にして展開し、時間をとりもどす。
ぼくは絵の中にいるような気分になるだろう。
おやすみ~
君は渦を見たか
この世は渦であふれている。
すべては渦から始まる、といっても過言ではない。
だから渦から始まる番組も当然ある。
そう、渦は君の未来を暗示している。
渦とはそういうモノなのかもしれない。
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春よ来い
huyu
変な形
冬という字
バイバイ
冬
高気圧girl
今日はドライブに行く予定だったのだが、数日前、O型の某妹から、例の有無を言わせぬ命令口調で「今度の月曜、伯母を病院に連れて行くように」との達示があった。そういうわけで、朝から伯母を車に乗せ、某整形外科に連れて行ったのだった。診察してみると、骨粗しょう症とかいう舌を噛みそうな病気で、二個のホネに問題があり、3週間安静とのことだった。病院は年寄りで大繁盛。かなり長い時間待たされた。通路に血圧を測る機械が置いてあったので、ヒマつぶしに測ってみた。最高血圧103。ぼくはむかしから血圧が低い。圧力が低いと、O型某妹のような高圧力系人間に対してヨワイ。科学の原則である。
座禅
blog「つれづれなるままに」のナスがママさんに誘われて、今朝、南州寺というお寺に座禅を組みに行った。寺に着いたのが5時50分。夜明け前の一番寒い時刻。玄関の前で、ナスがママさんと、お誘いしたblog「Marutaの部屋」のmarutaさんを待った。三人そろったところで、広間に上がり、畳に置かれた座布団に座って脚を組んだ。(そのあたりの様子を、昨年1月に同様の体験をされたナスがママさんがブログに詳しく描いてらっしゃるので、興味のある方はそちらをご覧になってください。)
禅を組み、しばらくぼんやりしていると、ふしぎと頭が冴えてきた。遠くで小鳥の声が聞こえ、風がそよぎ、波の音が感じられた。もちろん、部屋は締め切られているので、そんなはずはないのだが。ほんのひと時だったけど、少し何かが分かったような気がした。それは、分からないからこそ分かる、というようなこと。
磯まで走っど!
昨夜は古い友人たちとノンカタ(飲み会)だった。場所は高見橋の袂にある某居酒屋。ぼくは30分遅れて到着。店の中は、その店が納まっている小さなビルからは想像できないほど広く、1、2階に設けられた堀コタツ式の座席は仕事帰りのサラリーマン客でビッシリ埋まっていた。さっそく席について乾杯、刺身をつまんでいると、
「酒は飲み放題やっど」とだれかが言った。この○○放題、という言葉にぼくはかなりヨワイ。
矢継ぎ早に生ビールを飲み続けた結果、酔うつもりはなかったのに酔ってしまった。彼女の話やダレが一番速く死ぬかなどとタワイ無い話で盛り上がっているとき、ぼくはふと、忘れかけていたある事件を思い出し、思わず叫んだ。
「よーし、磯まで走っど!」
場は一瞬静まり、ややあって笑いのウズと化した。
あれは○○年前の寒い夜、そう、ちょうど今頃だった。その日は3人で飲んでいたのだが、天文館から帰路に就こうとしていると、突如Aが「よーし、磯まで走っど!」といいだした。天文館から磯までケッコウな距離がある。冗談だろうと思っていると、Aはさっさと一人で走り出した。やれやれと思いながらも、ぼくとBは後に続いた。ぼくたちは若かったのだ。いったん走り出すと、自称「スポーツ万能」のBが俄然活気付き、すぐにAを抜いて先頭に立った。AもBも足が速い。彼らは高校時代、それぞれサッカー部、野球部のキャプテンをやっていた。体育系なのだ。ふたりは文学系のぼくを残し、どんどん先を走っていく。が、しばらく走っていくうちにAが失速しはじめ、やがてぼくと肩を並べるに至って、抜きつ抜かれつの接戦となった。ゴールの磯海水浴場が近づいてきた。ぼくは最後の力を振り絞り、ブーストをかけた。砂浜が見えてきた。砂浜で待っているBの影。万歳、ぼくは2着でゴールイン。ビリはAに決定したのだった。そのAがなかなか到着しない。変だな、と二人で言い合っているところに、やっとAが現れた。現れたのはいいが、ぼくらの前を走り抜け、そのまま海に飛び込み、沖へ沖へと泳ぎだした。ぼくとBは唖然とした。雪が降ってもおかしくない寒い夜だった。もし彼が心臓麻痺で死んだりしたら、きっとぼくは彼の両親に責められるだろう。ぼくは心底心配した。そのあと当事件のメインイベントが起こるのだが、今日は早く寝ないといけないので、コレでおしまい。
なお、上の写真とこの記事はぜんぜん関係ありません。
おやすみなさい
帰ってきたさぼり人
手作りな人たち
ぼくはいつも言っている。
「ギョーザは手作りに限る」
そう、ぼくは病的に手作りが好きなのだ。
たとえば、家に帰って、テーブルにお菓子があった場合。
ぼくは家人にこう聞く。
「ねえコレ、手作りなの?」
「うん、○○さんが作ったの」
「へぇぇ~」
ぼくは喜んでそれを食べる。
しかし、
「○○で買ったの」
となると、ぼくは無言。手をつけないことが多い。
きょうも、お客様から焼きたての食パンを頂いた。もちろん手作り。美味しすぎて食べ始めたらとまらない。ひとりで全部食べてしまった。閉店後、病気で店に来れなくなったお客様の家に珈琲を配達した。帰りに彼女特製の手作りクッキーを頂いた。とても美味しかった。今フト思ったのだが、ぼくはもらってばかりいる。
さて、皇徳寺店で、Ms.ROSEMARYの季節の手仕事展が明日から始まる。展示を終えた今日、早速、手作りの茶香炉3つとお地蔵様が売れたそうだ。皇徳寺店の常連さんが趣味で作った手作りの陶器、コサージュなどの展示即売会。お近くの方は(遠くの方も)、ぜひ寄ってみてください。