仕事が嫌いな人の休日と、仕事がおもしろくてしょうがない人の休日はどうちがうだろう、などと、メンドウなことを考えるのはよそう。明日は第三日曜日なので、休みます。
三日目
臆面もなくインテリぶったエントリーは続く。
つもりだったが、インテリのまねはけっこう疲れるので、今日はやめることにした。今日も朝から雨が降っている。これで三日目だ。おとといは、久しぶりの雨を喜んでいた。しかし今日はうんざりしている。こういう勝手なぼくが、ぼくは好きだ。
無音の音
先日、ビデオでアルゲリッチの弾くバルトーク第3番を見ていて妙な感じがした。二楽章、ピアノの無音部分に聞こえない音を感じた。たぶん、ビールのせいだろうけど(笑)
おとといの夜、茂木健一郎さんのブログで、作曲家、江村哲二さんが亡くなったのを知った。そのときは、茂木さんは当然、江村さんの病状を知っていたのだと思っていた。ところが昨夜、茂木さんのブログを読んで驚いた。茂木さんも関係者も知らなかったというのだ。
以下、クオリア日記6月13日「想い出」より引用
サントリー音楽財団の佐々木亮さんから
お知らせを受けたのは月曜の夜で、
あまりのことに呆然となった。
入院されたとは聞いていたが、
まさかそれほど重い病気とは知らなかった。
ご家族はご存じだったのだろうが、
私たち関係者は誰も知らなかった。
「あの方は、そういう人なんですよ」
と佐々木亮さんは言う。
「初演を成功させることだけを祈って、
黙っていたんでしょう」
他人のぼくが驚いたくらいだから、茂木さんの驚きはそうとうなものだったと思う。
江村さんの静かな死は、なぜかぼくの胸を強く打った。ふとぼくは思った。表現者として世阿弥は「秘すれば花」といった。江村さんは作曲者だ。無音に音を聞く人なら、死を活きることを特別なこととは思わなかっただろうと。
確率
昨夜、いつものようにお気に入りブログを巡っていると、某脳科学者のブログで、ある作曲家が亡くなったことを知った。つい先日、彼の最近の対談を読んだばかりだったせいか、妙に生々しく感じられ、しばし呆然となった。47才。すい臓癌。ぼくは普段、死を意識することがない。ぼくは死なないんじゃないか、とさえ思っている。このまえ読んだ五木寛之著「林住期」によれば、死神は前からはやってこず、不意にうしろから肩をたたくのだそうだ。彼の死を知ったとき、ふと思った。なぜぼくじゃなかったのか。
天然な人たち
昨夜、田口ランディのブログを読んでいて、思わずにんまりしてしまった。以下、引用
・・・「今日は暑いから、なんかさっぱりしたもん食べたいね?」などと言い、駄菓子屋のアイスなどを、「うめ?」とか言って立ち食いするような人といると、妙にほっとする。・・・
いや~、その気持ち、よくわかるなぁ~。田口さんの本音っぽいトークは身近なリアリティがあって、チョ~おもしろい。たまにぼくも、一見、ストレート風、本音っぽいことをブログに書き付けるけど、文章を使って自分の気持ちをストレートに表現するのって、スゴク難しい。本音らしく見せるために、かなり演出、脚色している(笑) ところで、いまだに「真空管アンプの音は柔らかくて温かい」といって、真空管にこだわり続ける人がいる。これは単なる懐古趣味ではない。真空管アンプが人間味のある温かい音を出すのには、ちゃんとした理由がある。真空管アンプには音声信号に負帰還(ネガティブ・フィードバック)をかけなくても使える素性の良さがあるのだ。アンプは負帰還をかけることで歪がグンと減る。行儀よくなる。コストをかけずに音を良くするなら、負帰還をかけるに限る。だから、市販されているアンプのほとんどが負帰還アンプである。ただし、音はそっけなくなるというか、精彩にかけるというか、おとなしく他人行儀になりがちである。行儀を取るか、歪を取るか…。マニアは歪を取る。(なんちゃって)
ふつう、だれだって人としゃべるときは自分の言葉にフィードバックをかけ、つまり客観性を持たせてコントロールしている。(自分自身とのコミュニケーションにもフィードバックをかけている)どこかの政治家ではないが、思ったまましゃべると、えらいことになる。本音トークを得意とする人たちは、フィードバックのかけ方が絶妙なのだ。これは真剣勝負の寸止めと似たテクニックであり、途方もないエネルギーと技を要するのである。かも。
フィードバックをかけずにコミュニケーションする人たちがいる。ぼくはこの人たちを「天然」と呼んで大事にしている。そのせいか、ぼくの周りは天然だらけだ。
酔いの明星
早く家に帰りついたので、屋上で缶ビールを開けた。
空はまだ明るい。
風がバーベキューの匂いを運んでくる。
炭の焼けるにおいが夏の到来を告げている。
西の空で、ひときわ強く輝く星があった。
宵の明星、金星だ。
その左上に見えるのは土星。
二つの惑星に乾杯。
かごしま探検
かごしまって、いいところだよねー。
でも、まだ行ったことのないトコロがいっぱい。
と、いうわけで、これからの予定。
とりあえず、次の二つを早々にクリアしたいと思いますがよ。
1、屋久島の森の奥深くを探検。
2、奄美大島のマングローブをシーカヤックで探検。
2 については、当ブログにリンクさせてもらってる「地球の声 blog」のロビさんにお願いしようと思ってます。
どうでもよさそうなこと
ぼくは、どうでもよさそうなことをいつまでも憶えてて、くよくよ悩む。実は今もそうだ。二日前の朝のこと、店に向かって車を走らせている途中、前方に犬を散歩させている若いご婦人がいた。ご婦人は、ぼくに背を向けて歩いているのだが、そのスカートのファスナーが全開している。声をかけるべきか、どうするか迷っているうちに通り過ぎてしまった。声をかけるべきだったと後悔している。
エントリーの題
数日前から、Googleでココにくる方が急増している。検索ワードは「浅井慎平」。さっそくGoogleで「浅井慎平」を検索してみると、あちゃ~、トップページの5番目に当ブログの名が。浅井慎平さんを知りたくていらっしゃった方にはホントに申し訳ないと思う。だって、たいした記事じゃないんだもーん。 Googleさん、なんとかしてよ~。恥ずかしいやんけ。ちなみに、当ブログのエントリーの題名は、なぜかGoogleのトップページにランクインすることが多い。
夏のはじまり
土曜日なのに雨が降っている。
きみのせいじゃない。だれのせいでもない。
きのう、梅雨に入った。
どうして梅雨をツユと読むの?
ぼくは言った。
その語源は「to you」だよ、と。
きみは笑って信じなかった。
ぼくはつぶやいた。
自然からの贈り物、それが夏なのさ。
「to you」