人生の8分の2は泡である

人生の8分の2は泡だ、などというと、
「8分の2? やだなー、それって4分の1と同じじゃないですか」
と言い返す小賢しい輩がきっといる。
今夜は、いつもお世話になっている陶工房fooのご主人と奥様をお招きし、自宅の屋上でバーベキューを行った。夜風が涼しい満天の星の下、まずは乾杯。ぼくはいつものようにキリンビールサーバーで、雪のような泡をのせたビールを次々に注いでいった。
そしてぼくは、もったいぶって宣言した。
「人生の3分の1はアワである!」
わけのわからない文句であるが、なんとなく由緒ある名言のように聞こえるから不思議だ。
炭火で焼く鳥刺しはとてもうまい。ジョッキもすぐに空になる。
ぼくはビールを注ぎながら
「人生の5分の2はアワである!」
と、再び宣巻いた。すると、fooのご主人が
「人生の8分の2は泡である!」
と応じた。
「ふっ、そりゃ4分の1と同じじゃないですか」
ぼくは首をひねった。だが、8分の2と4分の1は明らかに違うのである。8人の女と付き合って2人にふられるのと4人と付き合って1人にふられるのが異なるように。ぼくはいつも、つい余計なことを口走る。言わずにいられないこの性格には、われながら閉口する。そう、この文章も然り。余計なのだ。水をかき回すようなもので、泡が立つだけのこと。

“人生の8分の2は泡である” への7件の返信

  1. 昨夜は、時間も忘れ遅くまで大変失礼をしました。 とてもステキな居住空間とセンスに感嘆しきり、満天の星空の下 8分の2(約分したらいけません!)の泡具合の良く冷えた生ビールと美味しい料理、懐かしい曲に楽しい会話 なんとも贅沢な時間をありがとう御座いました。
    皇徳寺は高いせいか、風もややひんやりと一足速い秋を感じました。
    今朝は少し寝坊をしましたがさわやかな目覚め、美味しい珈琲をおかわりしてから、いざ仕事 釉薬かけで日が暮れました。
    明日窯詰め 明後日、本焼きの予定です。
    奥様にも宜しくお伝え下さい、又是非ご一緒しましょう! ありがとう御座いました。

  2. ☆fooさん、一昨日はどうもありがとうございました。ぼくは一人ではお酒を飲まないのですが、友達がいるといくらでも飲んじゃいます。ホントにおいしいお酒でした。奥さんが運転のために飲めなかったのは残念でしたね。この次は絶対、飲んでほしいと思います(笑)
    あ、そうそう、ビール片手に、いくつもの大きな流れ星を見たのは今回が初めてでした(笑)
    ほんと、めったにない、すばらしい夜だったと思います。次回が楽しみですね。奥様にもよろしくお伝えください。
    ☆ASAKOさん、泡のないビールはさびしいものですよね。

  3. あ、流れ星! 何回か発せられた度 直ぐ天を仰いだのですが僕は1個も見ることは無かった。 次の朝珈琲飲みながら余韻醒めやらず、流れ星の話
     女A-「・・・最後のの大きかったね!」
     男A-「だからオレ見てないって!!」
    うちのかみさんも大喜びで 飲まずにあんだけしゃべれば飲んだも同然ですよ!

  4. いや~、ほんとにスゴかったんですよ、最後の流れ星。
    ふつうの10倍くらい明るかったなぁ…
    男Aさんには悪いんですけど(笑)
    あ、セリフ直しておきました。

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