雨の庭

今日は一日雨が降り続いた。
青い空。雨の庭。
どちらが悲しいか。
青い空。
「悲しいほどお天気」というユーミンのアルバムのせいかもしれない。
雨の庭。
ドビュッシーの曲にそういうのがある。
村上春樹の「ノルウェイの森」
彼は当初、「雨の中庭」というタイトルで書き始めたらしい。
微熱があるようだ。
もう寝ます。
サヨナラ

paradise

Photo_4パラダイス。
なんて気持ちのいい響きだろう。頭の中でなんども反芻してみる。パラダイスって、どこにあるのだろう。頭の中だろうか。だれも知らないところだけど、絶対にある。パラダイス。
お店でニューシネマパラダイスをパソコンで見てたんですが、もったいなくなってやめました。パソコンの小さな画面じゃ、伝わるものも伝わらない。結局、家に帰って見ることにしました。

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アルフレイド

ニューシネマパラダイスが急に気になりだした。
店がヒマになった夕方、DVDをパソコンに入れて見始めた。
ぼくが気になっているのは、あの写真技師、アルフレイドの正体。
彼がトトに行ったことは何なのか。
残酷非情な男アルフレイドは自分の描いた理想の人生シナリオを、若さゆえに分別のない少年トトに歩ませる。その手口は巧妙だ。そしてそれは、まんまと成功。そこに友情なんか微塵もない。これはスリラーだ。と、いうのが、ぼくが抱いていた感想だったのだけど、違うような気がしてきたので、もう一度見てみようと考えたのだった。
と、見始めたところでキュートな客さんがいらっしゃったので中断。うひゃひゃ。
明日はヒマだろうか。

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失敗

月曜は定休日で休み。朝起きて、しばらく屋上でぼんやりしていた。天気はいいのに、白々とカスミがかかっている。メリケンコのようなアルコール分子があてどもなく空中を漂っているように見える。いや、それはぼくの頭の中だった。せめて休みの日くらいは有意義に過ごしたい。きっと、だれだってそう思うだろう。しかしぼくはしくじった。昨晩、寝る前にvodkaを飲みすぎた。ぼくは今日を捨ててしまった。

ラッパの音が

フェリーニの「道」を今まで見ていた。
なにがおもしろくてこんな古臭い映画を何度も何度も繰り返し見るのか自分でもわからない。
しかし、多分、これからも何度も何度も見るのだと思う。
家人もあきれているだろうが、自分でも変だと思う。

ともだち

ぼくは男だから、男友達については特別な計らいなしに付き合えるのだけど、女友達だとそういうわけには行かない。
というか、女友達なんて存在するのだろうか。異性の友達ってありうるのだろうか。
磁石のSとNは引き合う。くっつかないようにするためには、逆の力で均衡を保たなくてはいけない。
女友達とうまくやってる男たちは自然にそういう力を発生させているのだろうか。無理はないのだろうか。
と、ビールを飲みながら考えるヒマなオレ。

ストレス解消法

たいしてストレスなんてなさそうなのに、ストレスがたまってる感じがする今日この頃。
こんな時はどうするか。
あまり時間がないときはビデオを見ます。
何度も見た、結果がわかってるビデオ。安心なので。
今日もなぜかストレスがたまってる。
というわけで、このあとビデオを見ます。
「インディジョーンズ、失われたアーク」
みなさんは、どうしてますか。

キャンドルサービス

Photo_35月に納戸の大掃除をした。そのとき、ほこりをかぶった巨大なロウソクが出てきた。それは、結婚式のときに点火した、メモリアルキャンドルであった。毎年、結婚記念日に火を灯さないといけないという、あれである。見ると、4の数字で止まっている。多分、3回はマジメに火をつけたのだろう。
5月に大掃除をした際、手の届くところに置いた。
今日は結婚記念日。キャンドルも燃えている。
今からビールで乾杯です。

松茸の夜

あれは○○年前の今日、11月2日の夜の出来事だった。ぼくは友人たちに誘われて天文館のあるお店にでかけた。そこはテンプラを目の前で揚げて食べさせてくれる店だった。「今夜は俺たちのオゴリだからじゃんじゃん食え」といいながら友人たちはぼくのために高そうなものばかり選び、次々と注文した。ふと見ると、こんがり揚がったマツタケが目の前で湯気を立てている。ぼくはマツタケを食べるとジンマシンが出る。友人たちはそれを知らない。明日はぼくの結婚式なのだった。四国からわざわざ来てくれた友人もいる。ぼくは困った。20代の金のない友人たちが、ぼくに高価なマツタケをおごってくれたのだ。これを食わねば男がすたる。まだ若かったぼくはそう思った。ぼくは思い切ってマツタケを口に入れた。あの時のどを下りていったマツタケのイヤな感触をぼくは忘れない。一時間もしないうちに全身にジンマシンが噴出した。顔は風船のようになった。夜も遅く、病院もしまっている。ぼくは後悔したが、後の祭りだった。明日の結婚式は中止しよう、という話が親戚の間でちらほら出始めた。今思えば、救急車を呼んでもおかしくない状態だった。深夜2時頃だったと思う。ジンマシンは峠を越え、徐々に引いていった。一番心配したのは友人たちだった。かわいそうに。
と、いうわけで、明日は結婚記念日なのです。