バベルの花

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駐車場の桃の木には、赤い花と、白い花と、赤白まだらの花が咲くが、それぞれ群れをなしていて、ひとつの枝にとなり同士で咲くことは、まずない。それはなぜか。ぼくはこう思った。つまり、赤と白とまだらは互いに言語が通じないのである。バベルの塔と同じ理由なのだ。しかし、一箇所だけ、ひとつの枝に赤い花と白い花がとなり同士で咲いていた。ぼくはその理由をコーヒーを飲みながら考えてみた。コーヒーを飲み終わったとき、ぼくは次の答えを得ていた。
二人は恋人同士である。
「愛に言葉は要らない」のだ。
ところで、こんな本が売れているような気がする。それには、例えばこんなことが書いてある。かもしれない。
「人を好きになることが最強のエンターテイメントだ」

三分咲き

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雨が止んだので、駐車場に咲きはじめた桃を見に行った。ティッシュのような花びらが風に震えている。花はひらき、すぐに散っていく。桃を眺めながらふと思った。去年の今頃、ぼくは何を悩んでいただろう。ぼくはいつも何かを悩んでいないと気がすまない。
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雨の水曜日

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ぼくは間違って自動操縦モードで起きてしまった。ぼくはまだ眠っている。深い眠りに落ちている。春は信じられないくらい、よく眠る。ぼくは眠ったまま仕事を始めてしまった。ルーチンワークだから補助回路で事足りてしまう。でも、そろそろ起こさなくてはいけない。ぼくはどこへ行ったのだろう。ぼくを呼び寄せるために音楽をかけてみる。荒井由美のひこうき雲。曲は終わり、しばらく待つが、帰ってこない。どうやら遠くに行ってしまったらしい。よくあることだし、気にしない。

間違いジャージ

ジャージをもらった。サイズを見ると L とある。さっそく袖を通してみると、あつらえたようにピッタリであった。次にズボンをはいてみた。すそが床に触れそうだ。いや、触れている。そんなバカな。なにを隠そう、ぼくはアシが長い。このジャージは間違っている。

箱から脱出する方法

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…最も重要なコンセプトは、オリジナルタイトルにあるように「自己欺瞞(Self-deception)」である。本書では、自己欺瞞というものを、「良心や本心が告げるものに対する裏切り」として捉えている。たとえば、若い夫婦が寝ているとき赤ちゃんが泣き出す。夫か妻が起きて相手をしなければならない。そうした状況で、夫が先に目を覚ましたのに、嘘眠りしてしまう。そんな状況を本書では上げている…
以上、3日前の某ブログの記事からの抜粋。ん~これは臭う。これはナニかオレにとって金銀に勝るスゲー宝物が潜んでる予感、カモ。そして続く昨日の記事。あ、こりゃ~やっぱ、ナニかあるワィ。そして今日の記事。ちっ、これは読まないわけにはいかんようだ(めんどうだな)。というわけで、特にダレ(某F少年とか)とは申しませんが、アマゾンのボタンをポチっと…

ももももも

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駐車場のモモが咲きはじめた。きれいに撮ってあげようと、ぼくはモモの樹の周りを右に左にぐるぐる回る。でも、なかなかいい顔を見せてくれない。女の子を撮るのはムツカシイ。

昼食時に届くメール

ぼくの体には縫ったあとが約10ヶ所ある。おっちょこちょいなので、子どもの頃からケガばかりしていたからだ。縫い傷を発見すると、友人間では、こういう会話が発生する。「それ、何針縫った?」ぼくの顔の傷を見て友人が問う。「5針だ」というと、にわかに友人のまなざしに尊敬の色が浮かび、ぼくは誇らしい気分になる。だが逆に、「見ろよここ、10針縫ったんだぜ」などと切りかえされると敗北感を味わうことになる。骨折も自慢の種になるが、ぼくは残念ながら2箇所しか骨折していないので、こちらからその話題を出すことはない。
昼食時、息子から母親に宛てたメールがぼくに転送されてきた。メッセージは「折れてました」とだけ。手のレントゲン写真が添付してあって、なかなか上手に折れている。そこで息子に電話してみた。
「単車で転んだのか?」
「いや、ボーリングで」
「はぁ?ボーリング?」
「うん」
ボーリングで骨折するとは器用なヤツ。
「骨折、何度目だっけ」
「はじめて」
「よかったな、おめでとう」
ケガは程度にもよるが、男にとって通過儀礼のようなものだ、と思う。といって、わざわざケガをするようなことをするのはどうかと思うけど。
080314_05←注)写真はクリックすると大きくなりますが、あまり気持ちのいい写真じゃありません。クリックしないほうがいいと思います。

路地の空

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店に面している路地から見上げる空は狭い。そんなきゅうくつな空を、丸々と太ったイモのような物体が飛んでいく。どういう原理でイモが空を飛ぶのか、中身がガスだからか、そんなことはどうでもいい。ぼくには関係ない。とにかく春はいろんなものが飛ぶ。

目覚まし時計を探しているのだった

目覚まし時計をネットで物色しているのだけど、コレ!といったのが見つからない。できたら音楽で目覚めたいので、mp3を再生できることを条件とした。すると、こんなのが見つかった。5000円程度という価格もグッド。but、日本語のIDタグに対応してないという。これは使いにくそうだ。というわけで、ボツ。ところで、音楽で目覚めるのって、いいよね。ぼくは学生のころ、天地真理の歌で起きてました。あの、ポワ~ンとした声が朝にマッチしてたんだよね。