太陽は一人ぼっち

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今日はまじめだった。
まず、コーヒーをまじめにいれた。
すると、思ったとおり、いつもよりうまかった。
しかし、まじめに生きるのは難しい。
明日からは毎日まじめに生きようと思う。
まじめだと、こういうことを平気で書けるから不思議だ。
まじめだと、うそをつくこともできない。
だからこうして本当のことを書いている。
本当のことはつまらない。

幸せの階段

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その階段は、幸せにたどりつく階段。
人は喜んでその階段を上るだろう。
しかし階段は永遠に続き、決してたどり着かない。
でもそれが幸せの階段。

愛を描かないから見えてくるなにか

昨夜、久しぶりにおもしろい映画を見た。
それは「パフューム
この物語の主題に人の愛はない。人のいう愛をイメージするものは描かれていない。匂いや音、光のリズムは言葉を介さず、人の識閾下に直に訴えてくる。神の愛は、人が人である限り理解できない。言葉で捉えられない。理解できないが、感得できる。そう、ゆえに、この映画が醸し出す奇妙なおもしろさは名状しがたい。
つまり、観るしかない。

呪文

なんだか悩みがちな日々が続いているのだった。
もちろん、ぼくにも歳相応の悩みは色々あるのだけど。
しかし、ここ数日、みょ~にツライ。
もしかして、これはウツなのだろうか。
ところが、このモヤァ~ッとした、逃げ場のない、漠然とした不安や悩みのようなものが、次の呪文を唱えることで、ウソのように消えてしまうことを、昨夜トイレで偶然発見してしまったのです。
といっても、この呪文、あまり人に聞かれたくないのだけど。
では、その呪文を発表します。
それは「お前はバカだ」です。
みなさんも、そんなときには試してみてください。

オトコの不安

脱サラして8年になるわけだけど、最近、同年の友人たちに比べ、どうも成長が足りんような気がしてしょうがない。遅れを取っているような気がするのだ。友人たちは、組織というヘビーなルツボの中で試され、鍛え上げられ、精錬されていっている。成長しているのだ。一方ぼくは毎日音楽を聞きながらコーヒーを飲んで、気の合うお客さんと好きな話をして、本を読んで、それだけだ。昨日、親友の妻Fがコーヒーを買いに来たので、そんな話をした。まわりの友達はみんな成長していくのに、ぼくだけが止まったままのような気がする、と。すると彼女は意外そうな顔をして「ふうう~ん」と言った。こういう不安は女には分からないのかもしれない。

ネジ

自分のネジが巻けなくなる時ってあるよね。いつものようにネジを巻こうとするんだけど、鍵が合わなくて空回りする。鍵が合わないのは、自分が変わったからなんだろうけど、こんなときは、ただ待つしかないよね。いつか、かちん、と音がして、もとのように巻けるようになる。こんなことに気づくのに、ずいぶん時間がかかった。

これ知ってる?

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「これ知ってる?」
外国製らしいチョコレートをテーブルにのせ、
「知ってるはずだけど」という目で息子は言った。
「うん、どこかで見たような気がする」
ぼくは言った。
確かに知っている。なのに思い出せない。変な感じだ。
なんというか、記憶の格納場所がいつもと違う。
「知っているのだけど。 変だな、思い出せない」
ぼくは言った。

焼いもonly

あれは3年前。だったと思う。ぼくはダイエットをした。2ヶ月で10数キロ落とした。以来、ぼくの食欲は大きく変化してしまった。ダイエットをする前は腹が減るとガマンができず、イライラしたのに、今は、腹が減ってもさほど気にならない。丸一日、何も食べなくても平気になった。果たしてどちらが正常なのだろう。すこし気になる。あたりまえだと思うのだけど、何も食べないでいると、体重はどんどん落ちていく。気をつけないと、体重が落ちすぎることがある。食べ物に対する感覚も変わった。あまり加工してない、シンプルな食べ物が好きになった。いま、こんな計画を考えている。新聞紙にくるんだ焼芋と、ポットに詰めたコーヒーだけを持ってハイキングに出かける。昼食は焼芋オンリー。それだけのことなんだけど、なぜか最近、そんなことが楽しく思えるのです。