以前、F少年から借りて読んだ「海馬/脳は疲れない」を再び借りて読んでいる。自慢じゃないが、ぼくの脳は忘却力に優れているので、以前読んだ内容をすっかり忘れてしまっていた。この本には、たとえば、こんなことが書いてある。行動を起こすことの大切さ。ぼくは事務仕事がキライなので、つい後回しにして溜め込んでしまう。結果、ユウウツになって、遠~いところに逃避したくなる(逃避大好き微熱少年)。しかし、思い切っていったん始めてしまうと、あら不思議、加速度的にぐんぐん調子が出て、いつの間にかおもしろくさえなり、一気に片付いてしまう。みなさんも掃除などで経験がおありでは? これは脳の仕組みがそうなっているからなのだそうだ。行動を起こすことで、脳の特定の場所が興奮し、やる気がぐんぐん湧いてくるのである。行動を起こさないことにはソコは働かない。つまり、始めないことには始まらないのである(あたりまえやんか)
夏日
海が呼んでるぜ
浅きゆめみし
歯が痛い。正確には歯グキが痛い。そしてスゴク痛い。こんなときフツーの人は薬を飲む。しかしぼくは飲まない。薬は毒だ。歯が痛くて眠れない。夜中に目が覚める。今朝はひどい夢を見た。ひどすぎる。もしここで話したら、ぼくの人格が疑われる。世の中にはぼくより不幸な人はイッパイいる。あたりまえだ。しかしそんなことより歯が痛い。薬はキライだ。病院はもっと嫌いだ。また夜が来た。眠い。でも夢が怖い。
せっけんの匂い
手作りの石けんをもらって、それを大事に使っている。ぼくは、気に入ったものを大事に使う。その石けんはビロードのように滑らかで、とてもやさしい。そしてぼくの好きな匂いがする。何の香りか分からないのだけど、遠くから、うすいオレンジ色の風が吹いてきたような気分になる。それは生きることが爽やかにみえる不思議な時間。
Yellow zone
恥ずかしながら、ぼくはずっと、こういう字だと思ってました。さっき、某BBSをのぞいてビックリ…
【40409】の記事参照
10年
10年なんて、あっという間だ。
きのう、店に来た同級生と話していてそう思った。
時を過ごすことで増えるものは何。
記憶?
記憶は燃料。想像力はエンジン。
良く燃える燃料と、高性能エンジン。
かもめ
昨夜は、店を閉めたあとカルメン・マキの歌を聞きに行った。場所は天文館のバー。狭いフロアには紫煙がたち込め、30人ほどの客が各々グラスを傾けている。ギター、パーカッション、ヴァイオリン、そして黒尽くめのカルメン・マキ。記憶の海、人魚、かもめ。海に因んだ歌が多い。いつしか、ぼくは港町のバーにいるような気分になっていた。
枯れたシュロ
かんたんマニュアル
最近のケータイの多機能ぶりには驚くばかりだ。ぼくのケータイにもイロイロ便利な機能が備わっているのだろうが、それらを使いこなすには、あの分厚いマニュアルを読まなくてはならない。びっしり書き込まれた小さな文字。次々に出現するチンプンカンプンなカタカナ単語。早い話が、読む気にならない。そういう人を想定してか、最近の電化製品には厚いマニュアルとは別に「かんたんマニュアル」とかいう薄い説明書が付いている。これはありがたい。(これさえ読まないけど)
ケータイ、パソコンをはじめ、複雑な道具には使用マニュアルが付いてくる。マニュアルを読まないことには、その道具の性能を十分に発揮させられないばかりか、壊しかねない。さて、ヒトにとって一番大切な道具はなんだろう。それは脳だと思う。脳は物質であり、目的を遂行するために論理的に組み立てられたハードウェアだ。ただし脳が稼動することで副次的に心が生じるのか、心という運転手を収容するために脳があるのかは分からない。そもそもその心も、即ち喜びや悲しみといった感情さえも、生命維持、種族繁栄という目的遂行にかかる、高度な判断を行う機能の一つでしかない、とも言われている。でも、そんなことはどうでもいい。われ思う、ゆえにわれあり、だ。そう思うしかない。脱線したけど、脳を一つの道具として捉えた場合、その使用マニュアルを読んでおくことはとても大切だと思う。先日F少年から借りた、池谷裕二著「脳はなにかと言い訳する」は、脳の使用マニュアル的な記事がてんこ盛りだ。たとえば、こんなことが書いてある。「努力しないで記憶力を高めるには」。一見、眉唾に思えるが、書いてあるとおりに実行すれば、ほんとに努力せずに記憶力を高めることができる。その理屈も説明してあるが、難しくないから、さっと読める。まさに、脳の「かんたんマニュアル」だ。
たき火
寒いせいだろうか。無性に焚火がしたい。焚火はとても楽しい。芋があれば焼き芋だってつくれる。わが家には狭いながらも庭があるので、しょっちゅう焚火をしていた。でも、今は、やらない。やれない。詳しいことは知らないのだけど、自宅の庭であっても、焚火をしてはいけないらしい。むかしから火遊びは好きだった。火と遊べない日々。さびしい。わからないだろうな、この気持ち。