
予報では雨だったが、晴れてきそうな気配があったので、笠沙の某店にスシを食べに行くことにした。

その前に吹上浜の某池に寄ってホテイアオイを眺めた。例年ならとっくに満開なのだが、まだ2分咲きといったところ。

大きな楠が生えている神社にも寄ってみた。

漁港近くのいつもの店で安いほうのスシを食べた。ヨッパライ某が海を見たいと言うので、海浜公園を縦断して海に出た。

青い空、白い雲。 梅雨は明けたのだろうか。

海のそばを歩き回ったせいで派手に日焼けしてしまった。

ぼくのあの傘、どこへいったんでしょうね

空は今日も泣いていた。ぼくはポケットに1000円つっこみ、車のキーをひねった。車は曲がりくねった坂を登り続け、やがて雲の中のドライブインに着いた。ぼくは傘を差して吊橋に向かった。

橋の下の谷にはアジサイが群生している。吊橋の中ほどから見下ろすと、アジサイはちょうど満開のようであった。傘を肩に載せて写真を撮っていると、俄かに風が吹き渡って、ぼくの傘を舞い上げた。傘はくるくる回りながら飛んでいって、谷の斜面に引っかかった。先日買ったばかりのビニール傘。

ぼくはだれもいないのを確かめ、土手を下って傘を取りに行った。もちろん、道などない。するとどこからか男の声がした。
「命と傘と、どちらが大事か!」

見ると、おそらく観光で来たと思われる恰幅のよい初老の紳士がこちらを見おろしている。ぼくにしてみれば、これくらいのことは茶飯事なので、ずいぶん大げさな、と思ったが、なんとなくうれしくて、
「ええ、十分に気をつけますから」と手を振った。

彼はこちらを見つめたまま「気をつけるんだよ」と言い、
「これはあれだな、麦藁帽子の」と笑った。
「ええ、西条八十のあれですね」とぼくは応じた。
無事、ビニール傘を取り戻し、ぼくは帰路に就いた。

途中、家の近くの某運動公園に寄ってみたら、某博覧会の後片付けをやっていた。

白いトラ

午後から雨らしい。雨のドライブも悪くないけれど、目的地に着いたとたん、ざあーっ、というのはちょっと悲しい。そんなわけで、近くの某動物園に行ってみることにした。

うわさによれば、某動物園に白いトラが来たという。あまり興味はないけど、とりあえず見てみた。驚いたのは、月曜日だというのに人が多い。こんなに人の多い某動物園は初めてだ。

トラの次は大きな鳥カゴだった。カゴの中の細い道を下っていくと、薄暗い小屋に怪しげなショーケースが置いてある。一番大きなのがダチョウの卵で、となりの黒っぽいのがウサギの卵。
というのはウソです。

ショウブの花が一面に咲いていた。ティッシュのような花びらが雨にぬれて今にも破れそう。

帰る前にもう一度トラを見に行った。疲れたらしく、寝てた。

帰りに某ホームセンターによって、バジルを購入。これがないと、夏が楽しくないのです。
レンコンの花はまだだった
雨の植物園
ウニは終わっていた

半月ほど前、生ウニを丸ごと出してくれるところがある、という話をお客さんから聞いた。なんでもそこは、ランが木にへばりついていて、すごいことになっている、というのだった。

そのウニを食べに行こうと思い、ネットで調べると、その場所はわかったものの、肝心の丸ごとウニは数日前に終了していたのだった。でも、せっかく調べたので行ってみることにした。

これはイヌマキに着生しているラン。

右も左も上も下も、どこを見てもランでいっぱいだった。スギやイヌマキ、ミカン、石灯籠、ありとあらゆるものにランがへばりついていた。これは寄生ではなく着生といって、宿主から栄養分をかっぱらったりはしないのだそうだ。目の前を歩いていた中年夫婦の奥さんが、あんたの頭にも着けてみたら、とご主人に提案していた。

帰りに海に寄った。

バラの匂い

バラという漢字は難しい。たぶん、生まれて一度も書いた事がない。ゆううつという字と同じように。

朝起きてカーテンを開けると曇っていた。憂鬱を絵に描いたような空だった。でも、薔薇を見るなら、こんな日がいい。

ぼくはいつものバラ園に出かけた。

バラの匂いを一つ一つ、かいでまわる。

ぼくはバラのメッセージを匂いの中に読み取ろうとした。

バラの匂いの中に遠い記憶を見つけると、しばらくそこにまどろんだ。

バラ園を後にし、車は南に走った。途中、道路沿いのコンビニで117円のソフトクリームを買った。

車はいつもの植物園で止まった。ぼくは何も考えずに園内をぶらぶらした。

腹が減ったので近くのハーブ園に行って昼食をとった。

ハーブ園に植えてあるオガタマが満開で、そのバナナそっくりの甘い匂いがあたりに漂っていた。

ソフトクリームを食べたくなったので某池に行った。するとそこの怪獣の名前はイソノ君になっていた。

A LONG VACATION 3日目
A LONG VACATION 1日目

たまには芸術に接してみようと思って美術館に行った

美術館では虎を売る男の芸術という催しをやっていた

この人はとても怒っていた

居合わせた某メトロン星人に地球を侵略しないようお願いした


美術館を後にし、バーベキュー用のタカエビを買うために東シナ海に面した某商店に出かけた。昼めしは漁港近くの食堂で、安いほうの寿司定食を食べた。

コーヒーを飲みたくなったので海に面した某レストランに行ってみると、珍しく開いていた上に先客がいた。そのお客さんが乗ってきていたのは、藤沢ナンバーのスーパーカブだった。
(ナンバーは隠さなくてもよいとのことでした)

名車スーパーカブ。藤沢を出発したのが4月14日。このビジネスバイクで日本を縦断しているのだそうです。


必殺、ヤカンドリップ

海を眺めながら、ぼんやり飲むコーヒー。海は黄砂でかすんでいた

ブレッド。マスターが飼っているネコ































