暑い中、ススにまみれて機械の分解掃除をしていたら、だんだん頭がフラフラし始め、やがて、すぅ~っと意識が遠のいていった。立っていられなくなったぼくは、イスに座って意識が戻ってくるのを待った。少し良くなったので、ふらふらしながら作業を続けた。日が沈む頃に作業が終わったので戸締りをし、帰路に就いた。セルフ式の給油スタンドに寄り、車を給油機の横に停め、給油ノズルを給油口に差し込もうとしたら…なんとぼくの車の給油口は無くなっていた。ぼくはほんとにびっくりした。だが、ぼくは反対向きに車を停めていたのだった。信じられなかった。今までこんなマヌケなミスは一度もしたことがない。ここに来てやっと自分が異常な状態にあることに気がついた。その時ぼくは意識が朦朧としていて真っ直ぐ歩けないほどだったのである。今だから分かるのだけど、分解掃除中に意識が遠のいた後、ずっと異常な状態は続いていたのだ。つまり、異常であったがために、自分が異常であることが分からなかったのである。おそらく熱中症か何かで脳細胞が10万個ほど死滅したのだろう。こうして書いている今もフラフラしている。というわけで、ブログのお返事、BBSのお返事は明日になるような気がするのだった。
scientist
くぼみ
夜のサボテン
店のお隣の家には、とても大きなサボテンが植わっている。おととい見たら花が咲いていた。ぼくが写真を撮っていると、奥さんが出てらして「花は夜に咲くんですよ。夜中に撮った写真があるから、メールで送りましょうか」とおっしゃった。ぼくはお願いした。「よかったら、このサボテン、あげましょうか」ぼくは欲しかったので、「ぜひください」と言った。ご主人が切り取ってくださったサボテンは、50センチ以上あり、ずしりと重くて片手では持てなかった。「10日間くらい干してから植えてください」とのことだった。何年くらいで、屋根まで届くサボテンになるのだろう。想像すると、とても愉快だ。ぼくの夏は、こうしてさらにステキなものになっていく。
以下、奥さんがメールで送ってくださった、夜のサボテン。
写真をクリックすると、大きな画像で見れます。
さそり座
師匠との対話
大掃除開始
特殊相対性理論
夏祭りの頃
土曜日は仕事なのだけど、平日と違って、なんだかうれしい。気分は半ば、休みモードなのだ。豆を焼き終わって外の空気を吸うために駐車場に出ると、空の高いところで太陽が一人ギンギンにがんばって輝いている。ぼくは雲の写真を撮るのが好きなので、いい雲は出てないかな、と、ぐるりと空を見まわしたが、どれもイマイチであった。とりあえず店のビルの写真を一枚撮った。写真左に写っているステンレスの太いパイプが当店の煙突である。12月24日の深夜、サンタクロースはここから進入する。店に戻るとすぐに、お客様が次々にいらっしゃった。お客様でにぎわった店が静かになりはじめたころ、常連のAさんがいらっしゃった。彼女はいつも遠いところから1時間以上かけてコーヒー豆を買いにやってくる。休みの日しか来れないので、たくさん買っていく。今日は港祭りがあるそうで、道路が混雑する前に急いで帰るのだという。彼女を紹介してくれたお客様は、目の澄んだエキゾチックな美人だったが、一年前に結婚して以来、店に来ない。
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Aさん、見てるけ~
ケータイからだと、写真は見れないみたいだよ
パソコンで見てね~