晴れのち雨のち晴れ

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ベッドから起き上がってカーテンを開けると予想に反して晴れていた。晴れたらドライブに行くしかないのでカメラを取り出し、レンズを取り替えた。すると空がみるみる曇って雨がザーザー降り出した。しかし、気分はすでにドライブモードだったので、車は北に走り出した。
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目的地に着くと曇っていた。昼から晴れる予定なので、近くの茶店で川魚定食を食べながら晴れるのを待った。
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晴れてきたので、滝の周囲をぶらぶら探検し、適当に写真を撮った。
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暑くなってきたので、ゴマソフトクリームというのを買って食べた。
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近くの発電所跡に行ってみたが、ゲートに鍵がかかっていて、近くまで行くことはできなかった。しかたないので、川の向こう側に渡り、林の中から眺めた。
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帰りに道に迷い、山の上の池に出た。ちょうどボートを仕舞いこむところだった。

山は秋の風が吹いていた

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車は南に走っていた。いつものように海岸線を南下するつもりでいたのだが、どうにも暑いので、思わずハンドルを右にきり、山に向かってしまった。曲がりくねった坂を上りきるころには、窓から吹き込む風もぐんと冷たくなっていた。尾根沿いを走るスカイラインの途中にある某公園に車を止め、涼風の吹き渡る野原で弁当を広げた。
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おかずは例によって魚肉ハンバーグであった。食事を終え、野原を探検した後、車は山を降り、海に向かった。
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久しぶりに灯台が見たくなり、みやげ物屋の近くに車を止めて灯台へと歩いた。いい風が吹いていたが、日向はとても暑かった。

LONG VACATION四日目

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短いようで本当に短かったぼくの夏休みも今日で終わり。夏休み最後の日ということで、ドライブに出かけた。夜バーベキューをする予定なので、あまり遠いところには行けない。山を一つ越えるふりをして左折し、交差点のない広い道をしばらく走ると、やがて水が清いことで有名な某公園にたどり着く。
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この道路は間もなく全線開通らしい。あちこちで標識を取り付ける作業をしていた。
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腹が減ったので、公園に行く前に大きな水車のある某そば屋に寄った。のどが渇いていたので、麦茶がとてもうまかった。
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公園はとても涼しく、ぼくは透きとおった川沿いを歩き回った。
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すると、誰かが川の中からぼくを見ているような気がしたので思わず目をやると、人面岩が虚空を睨んでいるのだった。
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公園のふちを流れる水路を追って公園の外にでる。水路は民家の庭に引き込まれ、鯉の泳ぐ池に流れ込んでいたりした。とてもうらやましい、すてきなところだった。
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家に帰り着いて一息ついた後、屋上でバーベキューの準備。これで短いようで本当に短かったぼくの夏休みも本当に終わりなのだった。
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LONG VACATION三日目

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6時20分。車は山を越え、海に向かっていた。朝方に雨が降ったらしく、アスファルトのところどころに水たまりができている。でも気にすることはない。これから行く先は地球で一番大きな水たまりだ。窓から吹き込む風がひんやりして心地よい。林道を抜け、松林に囲まれた駐車場に車を止める。細い砂の道を歩き、砂丘を越えると眼前に海の青と波の白が広がった。
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砂浜をしばらく歩いて適当な場所にシートを広げ、目印に竹の棒を立てる。ここは流れが速いので、沖で泳いでいると北へどんどん流される。シートを敷いた場所なんか、すぐにわからなくなる。棒を立てるのはそのためだ。日焼け止めを体に塗りたくって、さっそく泳ぐ。水温はちょうどいい。ぼくは思わずうなった。海って、いいなぁ。
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潮が満ちてきた。シート危うし!

池めぐり

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たぶん、理科で習ったのだと思うが、その記憶によれば100m上昇するごとに気温は0.6度下がる。その理屈はよくわからない。科学的に理解しようとすれば脳がオーバーヒートし、即ち体温の上昇を招く。つまり、暑い季節には面倒なことは考えないのがスマートな生き方なのだ。粋な人間はいちいち思い悩んだりしない。というわけで、きょうは海抜1200mの避暑地、えびの高原に車を走らせることにした。ドライバーはヨッパライ某が買って出たので、ぼくはナビシートで矢沢永吉の「時間よ止まれ」などを聞きながら外の景色を眺めていた。運転は彼女に任せ、となりでかっぱえびせん等をポリポリかじる。これが男の幸せというものではなかろうかとぼくは考えている。高原は雲の中にあった。湿度が高い。車を止め、草原を歩いていくと、シカがうろうろしている。ぼくはシカとかクマとかには興味がないので、奥へと歩いていった。
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そこはキャンプ場だった。その奥のひっそりした松林には連棟式ケビンという、ふとした間違いでタイムスリップしてきたような建物が名状しがたい特殊な雰囲気を醸し出しており、いささかぼくの興味をひいた。そして、思ったとおり誰も利用していなかった。
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レストハウスで昼食をとったあと、白紫池を一度見てみたい、と前から思っていたので、見に行くことにした。
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勾配を上りきったところに白紫池はあった。もしここに怪獣がいたら、それはビャッシーなのだろうか、とぼくは悩んだ。ぼくは白紫池を見て引き返すつもりでいたのだったが、ヨッパライ某がずんずん歩いていくので、ぼくもそのあとを追った。歩道はよく整備されていて、歩きやすかった。
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坂を下ると六観音御池が右手に見えてきた。かなり大きな湖だ。もしここに怪獣が潜んでいるとすれば、それはロッシーだろうか、と考えながらぼくは一本道をひたすら歩いた。
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更に歩いていくと、また上り坂になった。上りきったあたりから右手に不動池が見えてきた。
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もしここに怪獣がいたら、それはいったいどんな名前だろうと思い悩んでいるうちに、池めぐりの旅は終わった。

ヒマワリは青春ドラマの匂いがした

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朝起きると5時半だった。休日の朝は早く目が覚める。天気が気になっていたので、屋上に出て雲と風向きを調べた。風はほとんどなかったが、うすい雲が空を覆っていた。青い空に白い雲がポカッと浮かんでいる、という空が理想だったが、残念ながら牛乳の膜みたいなつまらない雲に覆われていた。南に走ればなんとかなるだろうと南へと車を走らせた。
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海岸道路をひたすら走り、南の町に入ったところでハンドルを左に切った。すると変な銀ピカの建物が建っていた。しかし、月曜日は定休日ということで、中に入ることはできなかった。
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腹が減ってきたので、某植物園のヒマワリの咲いているベンチで弁当を食うことにした。弁当製作者の解説によれば、卵焼きはミョウガ入り、シソ入り、韓国海苔入りの3種類あるという。そして目玉は例によって魚肉ハンバーグにマヨネーズをぬり付けた物であった。ニッスイのがなかったのでマルダイを使った、とのことだったが、やはり魚肉ハンバーグはニッスイがいい。
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太陽に輝くヒマワリを眺めながら手作り弁当をほおばっていると、なぜかドラマチックな気分になって、森田健作の青春ドラマを演じているような気がしそうになった。
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腹いっぱいになったところで、あまり興味はなかったが、例のお化けコンニャクを見てみることにした。行列ができてたらいやだな~と思いながら行って見たが、悲しいくらいひっそりとしていた。
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おもいでの海

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数十年ぶりにやってきた、あのなつかしい海。
つくづく思う。
あのころぼくは楽しかった。
なにも知らない子供だったから。
知ってることより知らないことのほうが多かった。
やっと気づいた。知らないほうが幸せ。

幻想の街

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数日前、ネットをぶらついていていて、ある記事にたどり着いた。その記事の写真に写っていたものがとても興味深かったので、見に行くことにした。、
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朝5時半に家を出た。その街が動き出す前に到着しないと、見ることができないからだ。
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思わず吹きだしてしまう作品もある。
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写真をクリックすると、大きな写真で見ることができます。
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シャッターが閉まっていると、中はどうなっているのかわからない。
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撮り忘れていた作品があったので、引き返してみると、朝来たときは閉まっていたシャッターが開いていた。中はレストラン。でも、今日は定休日とのこと。
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渦潮で有名な海峡を渡り、近くの展望台で休憩した。
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昼ごはんは魚フライにした。

MISTY BLUE

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車をとばし、東シナ海を臨む岬に立った。海の水を存分に吸った風が、青い精になってぼくの体にまとわりつく。
空が雨に変わろうとしている。
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人は人の心を理解しうるだろうか。それは言葉がもたらす幻想ではないだろうか。空は透明なブルー。何も隔てるものはないように見える。だけどそれは青い霧が化けたもの。いつか一瞬にして雨に変わる。
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水の中の幻

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朝起きてカーテンを開けると、晴れてはいなかったが、雨が降っているのでもなかった。簡単に言うと曇りだった。笠沙の木場商店にタカエビを買いに行こう、ということになったので、トランクにクーラーボックスを投げ込み、進路を南にとった。
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途中、海浜公園に寄ってハスの花を見た。涼しい風が吹いて気持ちいい。腹が減ったので、笠沙の某食堂で寿司を食べた。帰路は久しぶりに川辺を経由することにした。ふと思い立ち、川辺の町中を走って、南薩鉄道の面影を探したが、軌道敷を転用した道路のほかは、なにも見つけられなかった。
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いつものように川辺ダムを通って帰る途中、近くの火の河原集落に寄ってみた。とても小さな集落で、ネットで調べてみると、既に限界集落になっているのだという。狭い道を走っていくと、山に囲まれた棚田の一群が見えてきた。
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作物は何も見当たらない。今から水を張ろうとしているところらしかった。
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その帰り、ちょっと寄り道をしてみた。車両進入禁止、とのことだったので、とにかく歩いた。
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ゆるい下り坂をどこまでも歩く。だれもいない。どこからともなく小さなトンボが次々に現れ、道案内をしてくれた。
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道路の先に、なにか見えてきた。ゆらゆら揺れる液状の物体。
それはいわゆる一つの水、であった。
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道路は緩やかに水中へと導かれている。
突き当たりに見えるのはカーブミラー。
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ダムで水没した道路や橋も、今は水面下で見えない。
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しかし、ひとたび雨不足で水位が下がると、消えたはずの道路や橋が幽霊のように現れる