ノスフェラトゥな午後

120806_07
ぼくたちは貸しボート屋の近くに車を止め、池の縁をまわって対岸のキャンプ場へ向かった。道は細く、左手は池、右手は古木の生い茂った急斜面。今日はまだ人が通っていないのか、先頭を歩いたぼくはクモの巣を何枚もかぶってしまった。池を半周し、ぼくらはキャンプ場に着いた。ひっそりして人影はない。ヨッパライ某は歩き疲れたらしく、木陰のベンチで休んでいる。ぼくは水辺に降りて写真を撮っていた。湖畔は寂しげなヒグラシの声に包まれていた。静かだ。いつしかぼくは物悲しい気分に浸り始めていた。静寂を破ったのはヨッパライ某の叫び声だった。「血が、血が!」真っ青になってやってくるヨッパライ某の首が赤い血に染まっている。首といっても足首だけど。ロングスカートの縁に血がついていたので、なんだろうと思って見てみると足首が血まみれになっていたという。出血箇所に豆粒のようなものがたくさん付いていたので、それを取り除いたところ、血がいっぱい出てきたのだそうだ。特に痛みもなかったので、キツネにつままれたような気分になったらしい。経験したことはないが、これはヤマビルの仕業だろう、と思った。ヨッパライ某は不安そうだった。またあのじめじめした道を通って帰らなければならない。吸血生物が待ち構えているあの細い道を。帰り道、ふいにヨッパライ某が立ち止まった。足首を見ると、小さなヒルが数匹食いついて、血がにじんでいる。ぼくは笑いながら取ってあげたが、ヨッパライ某は平静を失い、来る時の2倍のスピードでぐんぐん前を行き、やがて視界から消えた。
120806_04

ミシーとの遭遇

120806_02
久しぶりに、あの池に行ってみよう、ということになった

120806_01
眺めのいいレストランで昼食をとった。
遠くにあの迷惑な粉を飛ばす火山が見える

120806_03

あの池に着いた。この池は火口湖としては日本で最も深く、93.5mもある。ミッシーという怪獣が棲むといううわさがあるが、もちろんぼくは信じない


岸辺で釣りをするおじさんたち。ほとんど入れ食い状態。なんという魚か知らないが、天ぷらにしたらうまそうだ。ビデオを撮った後で気づいたのだが、池の中央付近を変な色の怪獣が2頭連れ立って泳いでいる。もしや、あれがうわさのミッシーなのだろうか

120806_05

And Summer Came

120723_001
梅雨が明けたよーな気がしたのでドライブに出かけた
120723_02
腹がへったので某植物園に行き、魚肉ソーセージの入った手作り弁当を広げた。ここのヒマワリはまだ小さく、花もほとんど咲いてなかった
120723_04
池にいたシオカラ
120723_05
幽霊が出るといううわさの某トンネル。目が悪いせいか幽霊は見えなかった
120723_06
怪獣の棲む池でソフトクリームを食べた
120723_07

飛ばすぜハイウェイ

120716_01_2
カーステレオから矢沢永吉が、飛ばすぜハイウェイ、と歌っていた。ぼくは高速道路を並走する仮称プアマンズハイウェイを北に向かって走っていた
120716_03
プアマンズハイウェイは某山の天辺の辺鄙な美術館に続いていた
120716_02
野外美術館をうろついているのは主に若いカップルと変な家族であった
120716_04
雷鳴が轟き、土砂降りになった。屋外には雨宿りできる場所はあまりない。係りの女性が傘の束を抱えて救助に向かったが、しばらくして帰還した若いカップルはずぶ濡れだった。恋人も濡れる美術館
120716_05
館内では椿昇展というのをやっていた
120716_06
120716_07
120716_13
120716_08
腹がへったので山を下り、西に向かった。自称東洋のナイアガラの近くの茶店でそばを食うことにした
120716_09
ザルソバを食うつもりでいたのだが、ショーウィンドウのウナギがやけにうまそうに見えたので、うなぎ定食に変更した
120716_10
いつもの発電所遺構を見に行ったが、やはり水没してなかった。ダムの工事のせいかもしれない
120716_11
帰りに、ひまわりを見に行った。係りの人が、雨が続いたせいで、ひまわりは病気になってしまいました、と言った
120716_12

コンデジデビュー

120618_01
南から台風がやって来るというので、先日買ったコンデジを持って様子を見に行くことにした。南に走っていくとダムがあったので、さっそく新しいコンデジで撮ってみた。
120618_02
ヨッパライ某がソバを食べたい、というのでソバ屋に入った。ざるソバを注文したら、ダシが切れている、とのことで、かけそばになった。
120618_03
というわけで台風の玄関口、と呼ばれている鰹節のニオイのするあの町に到着した。海の様子はどんなであろう。
120618_04
実に静かだ。風もない。来るのが早すぎたらしい。
120618_05
いろんなモードを試してみる。なかなか楽しい。
120618_06_2

グレーゾーンからの脱出

朝から東の風が吹いていた。ということはつまり、某火山が噴煙を上げると、火山灰は望みもしないのにこちらに降り注ぐ、という寸法なのであった。
120604_01
そういうわけで灰色の街を後にし、南のほうにスシを食いに行くことにした。スシを食うつもりでいつもの店に入ると、今日の日替わり定食がハガツオのづけ丼、630円、となっていたので思わずそれにしてしまった。
120604_03
指宿スカイラインの某PAのアジサイが咲いている頃なので帰りに寄ってみた。
120604_02
小雨にぬれるアジサイ。今日梅雨入りしたそうだ。
120604_04
PAの展望所から見た某火山。
120604_05
漁港近くのいつもの店で買ってきた魚。名前は忘れた。40センチくらいある。これで200円。さっそく刺身にした。

夕日を見ていた午後7時

120528_01
ホテイアオイの咲くあの池に行った
120528_02
海に行って、砂浜をだらだらだらだら歩き続けた
120528_05
気がつくと、いつのまにか一日が終わろうとしていた
120528_06
このようにして一日が終わり、いつのまにか人生も終わってしまう