やさしい味

123_1 仕入先のドミニカの青年から木の臼をもらった。
試しに挽いてみて、と頼むと、2杯分の珈琲豆を要領よく挽いてくれた。
さっそく、その時居合わせたお客さんと飲んでみた。

味が違う。
いつもの電動ミルで挽いた味とは全然違う。やさしい味だった。

運動不足

外は雨。いよいよ梅雨入りらしい。
晴耕雨読なんて言葉があるけど、ぼくのやってる仕事は晴れようが雨が降ろうが
家の中。
それも独房のような狭いコンクリートの箱。
朝、腕立て伏せを欠かさずやって、腹筋運動も欠かさずこなしてる。
でも、どうしても運動不足になる。
何とかしなくては。ほんとに。

たまごの番号

わが家では、モミで買った米を精米して食べている。
米びつの米が底をついたので、先日、農家を営んでる親戚のところに米を買いに行った。
その時、たまごを7個もらった。
たまごには鉛筆で番号が振ってあった。
「番号の若い順から食べてください」と言われた。
今日、そのたまごで、たまごかけご飯をした。
おどろいた。うますぎる。しかしおかしい。
なにかが間違ってるような気がしてきた。

5月

今日で5月が終わる。
5月はなぜか出費が多く、月末の預金残高を見てガクゼンとする。
毎年のことだから出費の原因をちゃんと調べればわかることなのに、あいかわらずドンブリ勘定でやってるから、ガクゼンとなる。
もちろん、「いやースリル満点、楽しいな」という楽天的な境地にはまだなれない。

つまらないプライド

117_1 今日は月曜日で休み。皇徳寺店の玄関の草花がクタビレてて、そろそろ取替え時だったので近くの園芸店に行って草花ではなく、木を買ってきた。これなら取り替える必要がない。大きくなったら、大きな鉢に移せばいいだけだ。苗といっしょに手ごろな鉢を買ってきて移植、完成。のはずだった。が、苗を鉢に入れているときに、ある誤りに気づいた。問題は鉢の形状にある。かっこよかったのでツボ状のものを買ったのだが、 これだと木の苗が大きくなって根が鉢いっぱいに張ったとき、苗を鉢から抜くことができない。117_2 こんな簡単なことが分からなかったなんて…ぼくのプライドは傷ついた。すぐに普通の鉢を買いに行って植え替えた。だって、ツボ鉢を見るたびに自己嫌悪に陥りそう。このツボ鉢には、一年で枯れる野菜の苗を植えた。117_3 

洞窟

帰宅して食事が済むと、いつものように壁にスクリーンを下ろし、プロジェクターのスイッチを入れた。
今夜は映画ではなく、キューバの洞窟を探検するという科学番組を見た。
店でキューバのコーヒー豆を扱ってるせいで、なんとなく興味が湧いて録画しておいたのだった。
洞窟と言えば、やはりコウモリ。出るわ出るわ、これでもか!というくらいコウモリが出てくる。
そういえば映画インディジョーンズでもしつこくコウモリが出ていた。
こんな風に書くと、コウモリが嫌いと思われるかもしれないけど、
夕暮れ時、中空を飛び交うコウモリをぼんやり眺めながらビールを飲むのはトテモいいもんです。

ポスト

115_1 幼少のころの話。小鳥の巣箱を作って、庭の木に掛けたことがある。
巣箱の様子が気になって、朝な夕な、何度も覗き込んだ。
結局、小鳥は来てくれなかった。
数日前、店専用のポストをドアの横に取り付けた。
こういうときに限って郵便物が来ない。
来るとしても、たいてい請求書か、つまらないDMではあるけれど。
今朝、やっと届いた。
しかし、ポストに入らなかったらしく、横においてあった。

植物好き

植物を栽培するのが大好きなお客様がいる。
ぼくも植物が好きなので、話が合う。
「友人からもらった珍しい植物を刺木したら花が咲いたので、あげましょう」
と、わざわざ自宅に戻られ、持ってきてくださった。
なんでも、奄美大島に自生するランなんだそうだ。
ちょうどそこに奄美大島出身のお客様がいらっしゃって、話が盛り上がった。
蝋細工の髪飾りみたいな珍しい花が咲いていた。

新ポスト

111_1 閉店後、ホームセンターに買い物に行った。
お店専用のポストを買うためだった。
2~3,000円はするだろうと思ってたら980円のがあった。
980円にしては上等だ。もちろん、それを買った。
ウフ、買い物上手なぼく。
家に持ち帰り、わが家の主婦に見せ、「これいくらすると思う?」と聞いた。
「980円!」即答だった。もっと高く言えばいいのに。
ポストを玄関横に取り付けてたら、父が通りかかった。
「これ、いくらだと思う?」ぼくは聞いた。
「100円!」
いよいよボケがまわってきたか。
「100円ショップに山ほど売ってた」
うそつけ!

屋根裏の壁

ハードディスクレコーダーには、なぜか電話線をつながないといけないらしい。
しかし、レコーダーを置いてる壁に電話線は来ていない。
しかたないので、天井裏経由で電話線を配線し、壁に出そうと考えた。
家に帰ってさっそく納戸を開け、天井裏を覗いてがっかり。コンクリートの仕切りが行く手をさえぎっている。
というわけで、次回、床下にもぐってみることになった。