ホーム・ポジション

ボケたわけでもないのに、自分が何者なのか分からなくなることがある。自分の座標を見失ってコンパスが働かなくなるときがある。そんな時どうするか。簡単なことだ。自分を思い出せばいい。どうすれば自分を思い出すのだろう。それもまた案外簡単なことだ。自分が自分らしかった時に好きだったものを思い出し、せっせと取り込むのだ。たとえば、ぼくの場合、スイカを食べる(ちと高価だけど)。バラを部屋に飾る。香水(ムスク)を浴室に漂わせる。歌手(ちあきなおみ)のポスターを貼る。ラヴェルのボレロを聞く。海で泳ぐ(まだ寒いなー)。好きな友達の声を聞く。うまくいけば、オフになっていたスイッチが次々にオンになる。そう、いったん、自分のホームポジションに戻ってみるわけだ。

“ホーム・ポジション” への6件の返信

  1. あっ。どうもはじめまして。いつも拝見させてもらってまっす!
    いつも自分で自分をキチンとリセットし出来ない時にはリセットしようというスプーンさんこそがスプーンさんでありホームポジションなんだと思って止みません。
    またすいかを食べてご機嫌な時にでもコメントさせてもらいます。(笑)

  2. やぁどうもはじめまして。おひさしぶりですね。
    センテンスの長いデカルト的な文章、よくわかります。「父を疑え、母を疑え、師を疑え。しかし、疑うおのれを疑うな」なんて言葉があるようですが、自分を疑う自分があるうちは、まだ自分は健在ですよね。ぼくは人を疑うほうがずっと好きなんだけどさー。
    マスター、まだスイカあるけど食べに来ん?

  3. 公にデートのお誘いなんて♪やだぁん(はぁと)
    夏の終わり頃まで・・・すいか残ってるかしら?

  4. きぃー!悔しいから鹿児島行ってもどんなに頼まれても行ってあげないんだからねっ。
    そうだわ、そうだわ。こうなったらお店に行って
    豆3tとか注文してやるぅー。
    あっ、そんな意地悪なトコ、ホームポジションに戻った証拠だわ・・・。

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