A LONG VACATION 3日目

大掃除は終わったわけではなかった。屋上に積もったまま放置していた某火山の灰を撤去しなければならない。黄色い克灰袋をポケットに押し込み100円ショップで調達した小さなチリトリとほうきを手に屋上のフェンスをまたいだ。火山灰はフェンスの外に張り出したひさしに山のように積もっている。屋上は風が強かった。ひとたび突風に煽られれば枯葉のように宙を舞うこと必至である。そのときはバットマンのように滑空し、地表すれすれで一回転して着地せねば大怪我をするであろう。このまえのような肋骨の骨折ていどでは済まされない。なにせ、ここは2階建ての屋上なのだ。このような場合、重心を低く保って作業するのがコツである。つまり、しゃがんだまま灰をすくい取っていく。これはひどく過酷な作業であった。灰は予想外に多く、克灰袋が2袋でも足りなかった。131231_022013年も暮れていく

唇が腫れたわけ

正月料理用にゆで卵を20個くらい剥く必要があった。そこで以前から試してみたかったあのワザを使ってみることにした。しかし、なぜかうまくいかない。たまに剥けるが、つるりとは剥けず、勢い余って崩れたり、黄身だけが飛び出したりした。そうこうしてるうちに唇が赤くはれ上がって中止となった

A LONG VACATION 2日目

年末の大掃除という言葉はぼくのためにあるのではないだろうか。朝、作業開始のゴングが鳴る。朝食もとらずに掃除を開始、10分で昼食を済ませ、修行僧のように黙々と作業に取り組み、次々と終わらせていく。ふと時計を見ると夜の7時。燃え尽きたぜ、真っ白に

A LONG VACATION 1日目

131229_01 一見、長そうに感じられる休暇はいつものように墓掃除から始まった。着いたときにはまだだれもいず、冷たい風がさびしく吹いていた

131229_05 墓所を後にし、店に向かった。年に二度、店の大掃除をする。今日がその日だ。機械を分解し、煙突を外し、中のススを取り除く

131229_04 昼になったので、近くの食堂で食事をとることにした

131229_03 ずいぶん昔からある店なのだが、中に入るのは初めて。チャンポンをたのもうとしたら、売り切れで、うどんかソバしかない、という

131229_02そばを注文すると、ご飯と冷奴と生卵がセットになって出てきた。卵はご飯にかけて卵ご飯にした。かまどで炊かれたご飯はとてもおいしかった。これで250円。ちなみにチャンポンセットは350円

A LONG VACATION 前夜

131228_01ぼくにしては忙しい日々が続いてしまった。でも、それも今日まで。忙しかった日々よサラバじゃ。なんていいたいけどね。明日はもっと忙しいのだ

同じ方向を その2

今になってしみじみわかる。サンテグジュペリのあの言葉、サンテグジュペリの悩みの深さが。
あの言葉、7年前このブログに書いた。軽々しく。えらそうに。
あのときはよくわかっていなかった。
今はよくわかる。とくに、お酒を飲みたくなる夜に。
「愛するということは、お互いに顔を見あうことではなくて、いっしょに同じ方向を見ることだと。」

静養中

131223_01 朝、目覚めて時計を見ると10時半。やれやれ、ずいぶん寝たもんだ。ここ一週間、胸が痛くて熟睡できなかったせいだ
131223_02休日なのに遠出をしようという気分にならないのは、胸の痛みが予想外に長引いているからだろう。体が静養を欲しているのだ。昼ごはんは近場でとろうと思い、山の向こうのソバ屋に行った131223_04 ソバ屋の帰り、峠で車を止め、ヨッパライ某に運転を代わった。車を降り、県道から旧道に分け入り、歩いて帰ることにした。おなかが膨れたせいか、すこし元気が戻ってきた131223_05 ここは旧伊作街道。今は人や車の往来はまったくと言っていいほどない。だれもいない静かな道を歩くのは気分がいい。聞こえるのは併走する沢のせせらぎと鳥の声だけ。ただ、踵から突き上げてくる振動が時折胸の痛みを呼び起こすのは残念。でも、上手に歩けば痛みは気にならないほどだ131223_06ゆっくり歩いたので、家に帰りつくのに2時間ちょっとかかった