明るい農村

今日から早く起きることにした。
あまり大きな声で言えないのだけど、普段は8時に起きている。
サラリーマンだった頃は、5時半には起きていた。
今朝は7時に起きたんだけど、ずいぶん気分が違う。
早起きはいいですね。目標6時。
ここにいらっしゃる方は何時頃起きてるんだろう。夜更かししてる人が多そうだけど。

エニグマ

ぼくは長い時間鹿児島に住んでいる。鹿児島についてはけっこう知っているはずなのだが。
今朝いらした年配のお客さんが、「へっがでた」とおっしゃる。
え、屁が?
違うのだった。肩から背中にかけて痛い、ということらしい。
例えば「びんたがいて」というのは割と訳しやすい。「びんた」は頭で、「いて」は痛いだ。しかし、「へっがでた」を「背中が痛い」に変換するのは容易ではない。しかも「へがでた」と誤訳させる罠まで仕掛けてある。これはまさに暗号。本当かどうか知らないが、鹿児島の言葉は故意に暗号化されているという。

古いラジオ

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通勤中、カーラジオからはいつもNHK第一が流れている。
祖先が瀬戸内海で海賊をしていたという某アナウンサーのおしゃべりが楽しいので、それを聞きながら走っている。楽しい話ができる人は人の心を洞察する力に長けているのだと思う。
今朝、長い間使ってなかったラジオを書棚の奥から引っ張り出し、店に持っていった。豆を焼いている時間に、海賊末裔アナの話が聞けないだろうかと思い立ったからだ。最初、スイッチを入れても音がしなかったが、スイッチやレバーをガチャガチャ動かしてるうちに人の声が聞こえてきた。30年前のラジオ、第二の人生のはじまり。

日曜日の朝

「この夏は、なんだか辛かったな」
「え?私もそうだったよ。これって天気のせいかな。それとも火星大接近のせいかな」
「わたしの周りの人も、辛いって言ってる人、多かったな」  …
今日は第三日曜日で休み。
ベッドから起きてメールチェックを済ませ、たまには、と、メールボックスの大掃除を始めた。
いろんなメルマガをとっているが、どれもおもしろくない。波長が合わない。
じゃんじゃん削除していく。
田口ランディのメールボックスの番になった。古いメルマガがたくさんたまっている。
これだけは、いつまでたっても、どうしても削除できずにいる。
彼女のメルマガは1年半前に廃刊になってしまった。
ぼくは身近な友人をなくしてしまったような気がした。
冒頭は、たまたま開いた二年前の彼女のメルマガの一節。

電話の声

このブログは鹿児島のプロバイダ、シナプスというところが運営、管理している。夜の9時頃、ブログのことで解らない点があったので、サポートにメールした。
その30分後、シナプスから電話が来た。「夜分にすみません…」と。
若いおにいちゃんの声。鹿児島弁じゃなかったけど、どことなくローカルな感じが出ててイイ。
メールは便利だけど万能じゃない。必要に応じて電話を使うデジアナ混在のハイブリッドな対応。ぼかぁ~好きだな、こういうの。
電話が疎ましく感じられることは多々あるけれど、人恋しい秋の夜、サポートの声が暖かく感じられた。

元気な人

Mさんは、いつも元気だ。
当店で売ってるハーブの入った塩は彼女から仕入れている。
彼女は多分、ぼくより10年は長く生きている。ようにみえる。
一昨年だったか、ご主人の退職記念に派手な配色のミニクーパーを購入した。
それを駆って、今日も霧島のふもとから思い切りぶっ飛ばしてやってくる。ような気がする。
ぼくは彼女から塩を買い、彼女はぼくから豆を買っていく。
自分用に1キロ、霧島で茶碗を焼いてるT子さんに1キロ。
ぼくは彼女から元気をもらえる。彼女と話すと元気になる。
ぼくもそういう人になりたい、と、いつも思うが、すぐに忘れていつものぼくになる。

口数の少ない日

また口内炎ができてしまった。
食べものが沁みて痛いし、しゃべるのも億劫。
午前中いらしたお客様は、常連の中でも一風変わったムードをお持ちだ。30代男性、エキゾチックな顔立ち。穏やかな笑みを浮かべ、トーンを落として静かに話す。
口内炎ができて話しづらい今日、ぼくは彼の雰囲気を真似てみようと考えた。しかし、この雰囲気は、カウンターでとなりの女性を口説く時専用にとっておきたい気もする。かも。

ほほえむ時間

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今朝、いつものように機械に向かっていたら、光の加減で機械が美しく見えた。
デジカメを取り出して一枚撮った。撮った写真をあとで見てみたら、ホコリが気になってしょうがない。ホコリをふき取り、同じように撮ったが、それは何の変哲もないいつもの機械だった。

黄金のスニーカー

今日は偶然二人の方から似たような話を聞いた。
一つ目はかなり年下の男から鼻持ちならぬ文句で口説かれたという熟年女性の不満話。
二つ目はかなり年上の女性と付き合っている若い男の悩み話。
若い男に「年の離れた」年上の女。
「最近、多いですよ、こういうカップル」二人ともそう言った。
知らなかった。もしそれが本当なら、原因はなんだろう。
マザコン男が増えたのか、母性本能過剰女が増えたのか、その両方か。
いや、それだけじゃなさそう。若い男の審美眼が鋭くなってきたのカモ。例えはわるいが、ピカソの絵のすばらしさは目が肥えてなければわからない。若さ以外に取り柄のない女性と、知的で充実した内容を持つ熟年女性。さあ、どちらがいいか。片や熟年女性が若い男を連れまわすのはなぜ。オジサンに魅力がない?たとえ充実しておろうが役に立たん陳腐な内容じゃあね。それより躍動感ある軽薄な若さがカワイーじゃん。

体育の日

一日中家にいた。
家族たちは親戚の三回忌で、そろって油須木町(旧郡山町)に出かけたのだった。彼らは車で出かけたが、恐ろしいのは、この春に免許を取って以来ほとんど運転してない娘がハンドルを握っていること。
とにかく、今日一日、自由に時間を使える。で、何をしたかというと、今までためこんだデジカメ写真のバックアップをはじめたのだった。写真は8年分、全部MOに収めてある。MOは一階のパソコンに繋いであるので、一旦ハードディスクにコピーし、LANを介して一気に二階のパソコンに移し、整理しなおしてDVDに焼く、という作戦。これが予想外に時間を食った。なぜかというと、整理している際、つい、古い写真を見はじめてしまうからだ。アルバムの整理をしてて、古い写真に見入ってしまうのと同じ。日が暮れる頃、作業は終わった。1010_1
車も無事帰ってきた。ほっとしたところで、いつものように屋上にあがり、ビールで乾杯。
夕食後、F氏から借りた「コンスタンティン」という映画を観た。キアヌリーブスがきれいな女優相手に頑張ってるが、恋愛シーンは苦手そう。よく言えばストイック、悪く言えば男の色気が希薄。映画自体はおもしろかった。写真左手に写っている明かりは、ふれあいスポーツランド。体育の日で、かなりにぎわっていたようだ。