秋ですね

091019_01
休みだったので、近くの公園にコスモスを見に行った。
091019_02
公園は、車で15分くらいのところにあるのだけど、学生の時に行ったっきり。
091019_03
場所が分からず、道を間違った。
091019_04
コスモスは満開だった。
091019_05
人がだんだん増え始めた。お年寄りが多い。
091019_06
子供たちも集まってきた。
091019_00_1
091019_07
ぼくはコスモス畑を後にし、公園奥の噴水の階段を上っていった。
091019_08
遊歩道を歩いていくと、道沿いに大きなハチの巣がぶら下がっていた。よく見ると、大きなハチが、巣の上をウロウロしている。
091019_09
遊歩道の先は神社だった。
公園が騒がしくなってきたので、ぼくは公園を後にした。
山を越え、海に向かって走った。
091019_11
気がつくとそこは、東シナ海が見下ろせる丘だった。
091019_10
牧場の牧草地の横に寝転がって、ぼんやりしてた。
091019_12

秋晴れピクニック

弁当を持って、ピクニックに出かけた。
091012_01
そこは崖に仏様が彫られていることで有名な公園。
091012_02
川に沿って歩いていくと、昭和ちっくな茶店があった。
でも、弁当を持ってきていたので、中には入らなかった。
091012_03
その後ろにあるトイレの窓がステキだった。
091012_04_2
おもしろい窓だったので、トイレの周りをうろうろしながら、何枚も写真を撮った。
091012_04
変質者と思われたにちがいない。
091012_05
イチョウが色づきはじめていた。
091012_06_2
さわやかな風が甘い匂いを運んでくる。
金木犀が咲き始めていた。
091012_08
桜も咲いていた。この公園ではよくあることだけど。
091012_07
トイレに行くと、女子トイレの入り口で、お姉さんが見張っていた。
091012_09

消えてしまうもの

どうしても寿司を食べたい、と言い出した人をとなりに乗せて車は山を越え、南に走った。漁港のそばの某料理屋に車を停めたのが11時半。寿司を食べたいという人には寿司を、ぼくはタカエビのなんとかを注文した。この、タカエビのなんとかは久々の正解だった。地元で獲れたタカエビの刺身、素揚げ、塩焼きが皿にたっぷり盛ってあり、味噌汁にもエビが入っていて、そんなに高くない。特に素揚げはかなりウマかった。タカエビは漁港近くのマーケットで売っているので、次回はクーラーボックス持参でこれを買って帰り、素揚げにして食べることにした。満腹になると、寿司の人が丸木浜に行きたいというので車は坊津へと向かった。

090928_01

いつもなら海辺のレストランに寄って海を眺めながらコーヒーを飲むのだが、今日はコーヒーをポットに詰めてきたので寄らないことにした。が、レストランの前を通り過ぎようとすると、今まで無かった建物が建造中だった。何ができるのだろう。見た感じでは、野菜の無人販売小屋のようだ。次回来る時が楽しみだ。

090928_02

丸木浜におりて波打ち際を歩き、木陰でコーヒーを飲んだ。波の音がとても美しい。ぼくは美しいものが好きなのだ。丸木浜を後にし、いつもの景色の良い展望所に車を停めた。あれ、場所を間違ったのかな。一瞬、ぼくはそう思った。あるはずの展望台が無くなっているのだ。跡形も無い。(丸木崎展望台)

0610_01

いったい、どこに行ってしまったのだろう。海に落ちたのだろうか。
(写真は2年ほど前に撮った展望台 )

090928_03

この展望所から見える風力発電の風車。

090928_04

車は枕崎を抜けて川辺に向かった。
入道雲が山のあちこちからもくもくと湧き上がっている。

090928_05

車は国道から左に折れ、川辺ダムに向かった。数日前の某新聞にこんなことが書いてあったからだ。
—————-ここから—————-
川辺ダムでも貯水量が激減。鹿児島市平川町の火之河原集落など、周辺住民がダム建設以前に使用し、現在はダム湖内にある旧道の瀬戸山橋が、近くの馬立大橋などから見える状態になっている。
—————-ここまで—————-
記事の写真には、水面下にあるはずの橋が沈む前の姿で写っていた。おそらく、雨が降り始めたら、また見えなくなるに違いない。そう思い、見に行くことにしたのだった。もちろん、後日、水面下に沈んだ様子も見に行こうと思う。新聞の力とはたいしたもので、ヘンピな場所なのに、すでに何人かが橋の上に陣取って見物していた。ふん、ひまなやつ、と思ったが、すぐに自分もそうであることに気がついた。

090928_06

旧道のガードレールも姿を現した。

ドライブは平日に限るぜ

090921_01
ぼくの休日は月曜日。
日曜、祝祭日にドライブに出かけることは、まずない。
090921_02
月曜日に行楽地が混んでいることはない。どこもガラガラだ。
博物館や美術館にいたってはガラガラどころか休みである。
090921_03
きょうは月曜日。しかし、何の日か知らないが祝日だ。しかも、シルバーウイークとやらで、みんな狂ったように車でお出かけだ。
090921_04
当然ぼくは家にいるつもりであった。
090921_05
が、某ブログを見ると、某植物園で撮った、ヒガンバナ、ハイビスカスの写真が載っていた。それを見てたら、だんだんぼくも行きたくなってきた。
090921_06
いつもの道路は大変な混みようで、海岸通りに出るまで、いつもの何倍もの時間がかかってしまった。県外ナンバーの車が多い。いまだかつて、他県の車がこれほど走っているのを見たことがない。
090921_07
帰りはラッシュを避けようと、時間をずらし、暗くなってから帰路に就いたが、これまた大変な混みようで、いつもの倍の時間がかかってしまった。とても疲れた。
090921_08

カゲロウ日記

090907_01
数日前、ぼくが使っているプロバイダーのスタッフブログに興味をひく記事があった。それによると某所の某洞穴にアリジゴクがいるのだという。アリジゴクなんて、ぼくが子供のころは床下をちょいと探せば見つかるものだったが、最近見かけない。そんなわけで、急にアリジゴクを見たくなったので、某洞穴に行ってみることにした。地図を調べてみると、ぼくの家から某洞穴まで、さほど遠くない。コーヒーをポットに詰め、車は北に走り出した。山を一つ越え、曲がりくねった坂を下っていくと、思いがけずマンガ日本むかし話に出てくるような、のどかな田園風景がひろがった。都会育ちのぼくは感動して車を降り、思わず何枚も写真を撮ってしまった。そこに一人乗り電気自動車に乗った老人が通りかかったので、某洞穴はどこかと聞くと、そこの坂を下ったところだ、という。
090907_02
そこの坂を下っていくと、右手に真っ赤な鳥居が見えてきた。そこが駐車場なのだった。鳥居をくぐって狭い林道を降りていくと、小さな川が流れている。橋を渡ると今度は上り坂だ。
090907_03
坂を上っていくと、なぜか道の両脇に仁王像が立っていた。その足もとに置かれている貝殻は貝塚のものだろうか。
090907_04
さらに上っていくと、それらしい洞穴が見えてきた。
090907_05
洞穴には苔むしたつくばいが二つあって、天上から滴り落ちてくる雫で満たされていた。
090907_06_2
その、ポチャン、という音が、洞穴に涼しげに響き、まるで水琴窟。ぼくは神社仏閣には興味がないので、すぐにアリジゴクを探し始めた。
090907_07
探すまでもなく、いたるところに小さなクレーターが口を開けており、その上をハンミョウが軽やかに飛んでいる。ぼくはスリ鉢のそばに座り込んで、じっと、その底を見続けていたが、アリジゴクは姿を現さなかった。ぼくが子供だったら、アリを捕まえてきてスリ鉢に落とすだろうが、そんなかわいそうなことはできない。かも。
090907_08
ぼくはアリジゴクをスリ鉢からほじくり出すことにした。ご存知のように、アリジゴクはウスバカゲロウの幼虫だ。(ウスバカ・ゲロウではなく、ウスバ・カゲロウです)幼虫の時はアリを貪り食うが、成虫になって短い命を全うすると、地面に落ちてアリに運ばれる。自然の営みは無駄がなく潔い。うすっぺらなセンチメンタルなど入り込む余地がないほど清清しい。ナンチャッテ
090907_09
腹が減ったので、江口浜の蓬莱館で食事をとることにした。食堂は相変わらず混んでいて、10分くらい待たされた。いつものように安いほうの寿司定食をたのんだ。
090907_010
食事を終え、売店で野間池のタカエビと江口浜で取れたツキヒガイを購入。蓬莱館横の公園で、しばらく海を眺めてから帰路に就いた。
090907_011
海の上の、一見ゴミのようにみえるものを拡大↓
090907_012
元気だね~

夏の終着駅

090831_01
休みだったのでドライブに出かけた。昼食をとるために港の近くの料理屋に行くと、玄関の黒板に「今日の日替わり 海老カツ丼 680円」と書いてあった。カツ丼なんか食べたくなかったが「海老カツ」というのが気になって、それを注文した。カツにできるほどのエビとはイセエビであろう、と想像したからである。
090831_02
しかし、ワクワクしながら食べてみると、それは小エビの詰まったカツであった。満腹したぼくたちは、海に面した某レストランでコーヒーを飲もうということになった。しかし、行ってみると、前回と同じく「準備中」であった。もしかすると定休日を月曜にしたのかもしれない。海に面した某美術館の屋上で海を眺めていたら、アイスクリームを食べたくなったので、海の近くの公園に行くことにした。この公園の売店には、ぼくの好物のアイスモナカが売っているのである。売店に入って、アイスクリームのショーケースを開けると、モナカは、もーなかった。仕方なく、モナカなしで公園をぶらついた。
090831_03
すると、いっしょに来たヨッパライ某が、「ほら、あの匂い」と、木陰からぼくを呼んだ。行って見ると、ほのかにムスクの匂いがする。ジャコウアゲハだ。風は海から吹いている。防風林を棲みかとしているジャコウアゲハの匂いが風にのって漂ってきたのだった。
090831_04
ぼくたちは海に向かった。公園を抜け、サイクリングロードを横切り、蔦の絡まる、うっそうとした松林を歩くと、ところどころで、むせるほどにムスクの匂いがする。しかし、肝心のジャコウアゲハの姿が見えない。外は暑いし、どこかで昼寝でもしているのだろう。090831_05
ぼくらはそのまま海に抜けた。ほどよい海風が吹き続けていて、知らない国の音楽を聴いているような心地よい気分になる。しばらくぼんやりと、砂浜を歩いていた。
090831_06

曽木発電所跡

予定では宮崎に行ってモアイ像などを見てくるつもりであったが、ネットで調べていたらだんだん面倒くさくなってきたので、次回に回すことにした。と、いうわけで、ヨッパライ某にどこに行きたいかきいてみると、大口の曽木の滝に行きたい、という。大口には何度も行っているが、曽木の滝には行ったことがない。と、いうわけで、ポットにコーヒーを詰め、進路を北にとった。山を越え、北に向かって2時間ほど走り、右に曲がって左に曲がって長い橋を渡ると、そこが曽木の滝だった。鹿児島の北極と呼ばれるだけあって、かなり涼しい。ちなみに曽木の滝は東洋のナイアガラと呼ばれているそうだ。

曽木の滝公園を一周したあと、ぼくは以前から気になっていた曽木発電所遺構に行ってみた。今は8月なので、その姿が見れるはず。
曽木発電所遺構とは…
鹿児島県伊佐市のHPに次のように書かれている。
————— ここから —————
曽木の滝の1.5キロメートル下流に、今でも明治の面影を強く残している曽木発電所跡があります。曽木発電所は明治 42年に竣工し、その出力は当時国内でも最大級のもので、水俣のチッソなどにも送電を行っていました。昭和40年に鶴田ダムの完成とともに水没することになりましたが、現在では渇水期の5~9月頃に中世のヨーロッパの居城後を思わせるレンガ造りの建物が姿をあらわします。その時期以外は大鶴湖の湖底に沈み、存在をも忘れさせます。また、周辺にはヘッドタンクやずい道跡なども残っており、土木遺産として貴重なものとなっています。創始者の野口遵は近代化学工業の父とも言われ、経済人としても活躍をしました。
————— ここまで —————
(右上の水没中の写真は伊佐市のHPより転載)
10月になったら、湖底に沈んだ姿を見に行こうと思う。

対岸の展望所より撮影。
なお、曽木発電所跡は現在整備工事中のため、現場に近づくことはできないようです。

long vacation 最終日

090817_01
朝起きると晴れていた。海に行って泳ごうか、と思ったが、やはりドライブに行くことにした。たまには大隅半島もよさそうだな、と思ったが、桜島の灰が派手に降りまくっていそうな予感がしたので今回はやめることにした。なんとなく海に行きたかったので、山を越え、万之瀬川河口の吹上浜海浜公園に出かけた。
090817_02
車を停め、サンセットブリッジへと歩いていくと、ちょうど干潮で、海に向かってどこまでも砂浜が広がっていた。砂浜に降りて写真を撮っていると、水際に近い砂の上を、何か道具らしきものを引きずって黙々と歩いている人が見えた。それはまるで月面を探査する宇宙飛行士のようだった。
090817_003
ぼくは海に向かって砂の上を歩き続けた。いっしょに来たはずのヨッパライ某は、どこかで休んでいるようだ。たぶん、橋の袂にあった東屋だろう。
090817_04
090817_05砂の上を延々と歩き回って満足したぼくは、サンセットブリッジに上がって写真を撮り、その袂にある東屋に行ってみた。そこには今起きた顔のヨッパライ某がいた。腹が減って体が動かなくなり、横になったら寝てしまったという。ぼくは、そこに設置してある小さなタイルを張ったベンチがとても気に入った。
090817_06
まるでグエル公園にあるガウディのベンチのようではないか。
そんなベンチがグエル公園にあるかどうか知らないけれど。
090817_07
腹が減って動けない、ということで、どこかに昼飯を食いに行くことになった。
090817_08
駐車場に向かう途中、廃墟マニアが狂喜しそうな草ぼうぼうの家があったが、これはワザとそうしてあるらしかった。野鳥観察の家、という、野鳥の写真を展示してある家なのだった。
090817_09
車はさらに南下し続け、昼過ぎに笠沙恵比寿にたどり着いた。施設内にある市場食堂というところで、おまかせ定食を注文。新鮮な刺身に、かなり大きな魚の頭のアラ炊きが付いて、しかも、ご飯はお代わりができて、財布に優しいお値段だった。
090817_10

long vacation 四日目

090816_01
トイレに行きたくなって目が覚めた。寝る前に水を飲みすぎるとこうなる。寝室のドアを開けると、まぶしい光に包まれた。どうしてこんなに明るいんだ。時計は朝の6時を指している。ベランダに出てみると、空は雲ひとつない。明るいのは天気のせいだった。ぼくは泳ぎに行くことにした。家族を起こさないよう、そっと準備をし、車を出した。山を一つ越えるとそこは海。海沿いの松林を走るころ、カーステレオからスパイロ・ジャイラのモーニング・ダンスが流れ出した。
090816_02
まだ7時前だというのに、サーファーが二人、波と戯れていた。ぼくは持参したシンコム3号を食べ、屈伸運動をして海に突入した。潜ってみると、かなり濁っている。時々クラゲとすれ違う。水の温度はちょうど良かった。
090816_03
今日は、ケータイで撮りました。

long vacation 二日目

090814_001

明け方、足がつって目が覚めた。おそらく昨日のハードな作業で普段あまり使わない筋肉を使ったせいだろう。時々頭が痛くなるのも同じ原理である。きょうはヨッパライ某の発案で、家族全員で指宿にある某喫茶店に行こう、ということになった。10年振りだ。ぼくが脱サラし、妙な仕事を始め、休日を月曜日に設定したせいで、同じく月曜を定休日とするこの喫茶店に行けなくなってしまったのだ。しかし今日は金曜日なので某店は営業している。ぼくはこの喫茶店に20年以上前から通っていた。

090814_003

ぼくらはこの店のハンバーグ定食とシーフードカレーが麻薬的に好きなのだった。
店に到着し、ドアを開ける。振り向いたマスターは、一瞬、あっ、という顔をし、そして微笑んだ。
覚えてますか?というと、もちろんですよ、という返事。
ぼくは笑いながら、コイツがあの時の子供ですよ、と、娘を指差した。
あれは20年前のある晩、ぼくとヨッパライ某はこの店で食事をとり、勘定を済ませて外に出た。車に乗ろうとしていると、店のドアが勢いよく開き、マスターが血相を変えて飛び出してきた。
「忘れ物ですよ」
ぼくらはベビーキャリーに入れた幼い娘を店に忘れて帰ろうとしていたのだった。

090814_002