a long vacation 2日目

庭のスタージャスミンが満開。散歩している人が立ち止まって匂いを嗅いでいく

8年前にフラワーパークで買った苗。ずいぶん大きくなった

今日は屋上に出るドアの前の床を修理した。ドアを開けっぱなしにしていることが多いので、雨や日光に晒され表面がボロボロ

めくれた突板を接着剤で修理し、ウレタンニスを厚塗り

ニスが乾いたころ、用事で出かけていたヨッパライ某が帰ってきた。そろそろ夕日が沈む時間だったので、屋上に出て缶ビールを開けた。風が冷たかった。海に目をやると、大きな船が沖に向かっていくのが見えた。後で調べたら、コスタ・ネオロマンチカというイタリアの船だった

a long vacation 1日目

休日一日目。近所のスシ屋でちょっとした会合があった。
運ばれた茶を飲みながら、
「ところで今日は何の日なの?」とぼくは言った。
集まった6人は虚を衝かれたように口ごもり、首をひねった。
ややあって「母の日じゃないの」との声があった。
すぐにだれかが打ち消し、「母の日は日曜日だろ」と言った。
「あ、そうか。今日は何曜日だっけ」
平和な休日の始まりの予感があった

愛の匂い

数日前、月末で無効になるポイントに気付いた。何か買わなきゃと思い、何故かふと思いついたあのCDをポチった。昔カーステレオで繰り返し聞いた、友人たちの間でも評判の高かったアレだ。それが今日届いたので、夕食後、さっそく子供たちに聞かせてみた。予想はしていたが、反応は極めて鈍かった。肩をすくめ、やれやれ、という顔をされた。

ちなみに、ピアノを演奏しているのは坂本龍一

木星

木星がいい感じで空に浮かびはじめたので、そのうち写真に撮ってあげよう、と思っていたのに月が近づいてきて木星は月のわき役に回ってしまった。

食べ忘れているもの

誕生日オメデトー、ってことで、常連客のAさんからアーティーチョークのペーストをいただいた。アーティーチョーク、前々から食べてみたいと思っていたのだけど、いつの間にかすっかり忘れてしまっていた。だから、いただいたこととは別に、思い出させてくれたことに感謝した。写真はずいぶん前、ドライブでよく行くレストランの裏の畑で見つけたもの。店のマスターに、畑のあれ、もしかしてアーティーチョーク?と聞くと、そうですよ、今度いらしたときに、お出ししましょう。と言われていたのだが、コロッと忘れてしまい、せっかくのチャンスを逃してしまった。このほかにも、食べてみたい、と思っていながら忘れてしまっているものがけっこうありそうで、なんだか悔しい

もっと光を

初めて知ったのだけど、今日は「哲学の日」なんだそうです。いろんな日があるもんですね。ゲーテは「私はカントを1ページ読むと、まるで明るい部屋に入った感じがするのだよ」とショーペンハウアーに語ったそうです。この「明るい部屋に入った感じ」という比喩がとてもいいですね。ぼくも同感です。哲学をすると部屋が明るくなるんです。

自分を忘れてしまうこと、それが人生の意味です

レヴィナスが言ってることを分かりやすく書いた本はないかと探してたら、とりあえず岩田靖夫「よく生きる」という本が見つかった。例えば、レヴィナスとは直接関係ないけど、こんなことが書いてある。

さて、私の考えでは、何のために生きているかというと、「かけがえのない人に出会うために」生きているのです。何のために生きているか。美味しいものを食べるために生きているのでもないし、お金を儲けるために生きているのでもないし、名誉を得るために生きているのでもなくて、「かけがえのない人に出会うために」生きている。それが、私の七〇年の結論。そういうかけがえのない人に出会うことによって、自分もかけがえのない人間になる。

中略

かけがえのない人に出会うということは、だから、自分のことを忘れてしまうということです。これが自分を肯定するということです。自分が消えてしまう、自分がなくなってしまう、これが自分を肯定するということです。人に尽くして、人のために何か一生懸命やって、自分のことを全部忘れてしまって、自分なんかもう頭から消えてしまった時に初めて、人間は孤独を脱出して、自分の存在が肯定されるのです。これに対して、自分を大事にして、自分には価値があるとか、自分の存在には意味があるとか、自分は素晴らしい仕事をしたとか、自分自身の肯定とはそういうことではありません。本当に自分自身が肯定されるためには、自分を忘れてしまうというところまで行かなければだめなのです。

中略

レヴィナスは、誰かが溺れているのに出くわした時に、自分が泳げるのか泳げないのかも忘れて水に飛び込むのが、善い行為というものだと言っています。自分を忘れてしまう時に、その人は本当の人間になる。だから、自分を忘れてしまうこと、それが人生の意味です。

読んでると眠くなるのです。春だから