外が暗くなり、店を閉める準備を始める頃、常連のお客さんから電話があった。
今からでも大丈夫ですか?
ええ、大丈夫ですよ、と、ぼくは言った。
じゃあ、いつものを6袋準備しておいてください。
ぼくは準備して待っていた。
1時間待ったが、お客さんは現れなかった。
おかしな世界
今年もお客さんからおみくじをもらった。
某団地にある某珈琲店に行くと、もれなく引くことができるらしい。昨年のおみくじで出た大凶は今のところ、まだ出ていない。
ためしにぼくも引いてみたが、言うまでもなく大吉であった。ちなみにヨッパライ某は中吉。
こちらは昨日、某美少女からお土産にもらった磯野家ファミリーケーキ。
けっこうリアル
イエローゾーンな夜

自宅のパソコンのHDD容量が残り少なくなってきたので外付けHDDを注文した。昨夜それが届いたので、とりあえずいくつかの大事なデータをバックアップした。

ついでにCrystalDiskInfoというフリーソフトを使ってHDDの健康状態を調べてみた。すると、なんと、自宅パソコンのHDDは気づかぬ間にヤバイ状態になっていたのだった。原因は不良セクタの発生。これがさらに増えていくようなら至急データを退避させなければならない。やれやれ、届いたHDDがさっそく活躍することになってしまった。なんだか複雑な心境。

今日は、例によって何の前触れもなくyokohama美少女がやってきた。今回の土産は、一見、台所洗剤の詰め替えに似た、サザエさん、磯野家ファミリーケーキ、であった。
夜の海
わらう犬
ハンカチ
泣いてたまるか
明日の夜、映画レ・ミゼラブルを見に行こうと考えていたのだが、突如、予想しなかった問題が目の前に立ちはだかった。午前中にいらした常連のMさんがこう言ったのだ。ぼくは2回見に行きましたが、館内のあちこちですすり泣く声がしました。ぼくもハンカチ無しでは見れませんでした…。まずいな。いい大人が泣きながら映画を見るなんて。ぼくは行くのをやめようかと迷い始めた。昼過ぎ、常連の某F少年がやってきた。ぼくは言った。レ・ミゼラブル、涙無しには見れないんだって?すると昨日レ・ミゼラブルを見てきたF少年はきょとんとして言った。え?泣くんですか?彼はひとしきり思い巡らしていたが、どの場面で泣くべきなのか、まったく心当たりがない様子だった。
A LONG VACATION 最終日

朝起きると9時を回っていた。朝寝坊できるのも今日までだ、と思うと悲しかった。悲しみはいつもぼくの近くにいる。朝食をとり、近くの図書館に本を借りに行った。すると門に「休館日」と書いてあった。悲しかった。悲しみは…以下同文。Uターンして家に戻り、明日からの仕事の準備に取り掛かった。店の屋上にある自家菜園用にと、先日ドライブの帰りに購入しておいた臭い肥料をトランクに積み込み、店に向かった。店に着くと、さっそく臭い肥料を屋上へ運んだ。一袋15kg。それを抱えて、階段を上る。それを4回繰り返す。全部運び終わったところに菜園の管理者がやってきて、おお、ちょうど今から肥料を買いに行こうと思っていたところじゃ、と言い、一袋抱えていって畑にまいた。ぼくは店に戻って、明日の仕事の準備をはじめた。
A LONG VACATION 3日目

朝起きると、とても静かだった。そうか、きょうはあの日か。日の出でも見ようと思ってベランダに出たが、東の空は雲に覆われていた。ぼくはトイレに行って、また布団をかぶった。朝起きると、とても静かだった。そうか、きょうはあの日か。時計を見ると10時を過ぎていた。脳の出力20%。左後頭部に鈍痛がある。決まってこの日の朝は頭痛が痛い。しばらくして家族三人がそろい、いつになく豪華な朝食となった。いつもは朝食をとらないのだが、今日はあの日なのだ。朝食後、あたたかい日が差す部屋で足の爪を切った。ふと、ぼくは思い立って椅子の修理を始めた。背もたれがぐらつく椅子をずっとほったらかしにしていたのだ。このままだと、いつか運の悪い人が大怪我をするのである。かわいそうに。必要な工具をそろえ、修理を開始する。にわかに脳の出力は50%に上昇した。隠しネジを見つけ出して六角レンチで締め付ける。椅子に腰掛け、思い切り背もたれにもたれてみた。ふっ、パーフェクトだぜ。脳の出力は再び20%に低下した。さて、いうまでもないが、こんな日は焚火をするのに適している。ぼくは焚火を始めた。
A LONG VACATION 2日目
長い休日の二日目は自宅の大掃除であった。簡単な朝食を済ませると、いつものように風呂の掃除に突入。スポンジにカビキラーを吹き付け、それで壁のタイルを拭いていく。半分ほど拭き終わったあたりで気分が悪くなった。目も痛い。クラクラしながらしつこく拭き続けていると虹色の幻覚が現れた。このままでは死ぬかもしれないと思い、よろめきながらベランダに出た。するとそこには、ゾウキンと化したスナフキンが。トイレ掃除担当、息子の仕業だった。ああ、ぼくの大事なスナフキンのタオル。風呂掃除は午前中一杯かかった。
次は台所の掃除だ。換気扇のファン、レンジの五徳や受け皿を外し、大きなバケツに投げ込む。そして、特殊な洗剤に3時間ほど浸け置く。その間に、台所の壁や流し台にこびりついた油汚れをゴシゴシ擦り取る。BGMはマーラーの大地の歌とバッハのマタイ受難曲を選んだ。3時間ほどの作業なので、マタイが終わる頃に作業は終了する。
掃除の途中、屋上に上がって今年最後の太陽を見た。夕日を眺めていると、訳もなく、しんみりした気分になった。
作業が長引いたせいで、夕食は8時過ぎになってしまった。
夕食は、年越しソバ。
来年もよろしく!


















