お水の時間です

130923_25 晴れの日が続いて、庭の草木もうなだれている。動物と違って、植物は水のあるところに歩いて行けない。かわいそうに思って、管理人としての責任を感じて、帰宅後、ぼくは彼らに水をやることにした。用意したのは約180リットルの水。昨夜使った湯船の水だ。わが家の風呂は二階にあるので、バケツでそれを汲み、階段を下りて庭にぶちまける。それをひたすら繰り返すわけだ。8リットルほどのバケツなので、約23回の往復が必要。23階建てのビルの階段を満杯のバケツを持って降り、空のバケツを持って23階まで上るのと同じである。かわいい庭の植物たちのことを思えば楽しい作業であることは言うまでもない。BGMはデュカスの魔法使いの弟子をチョイス。

城のまわりを歩く

カフカの「城」を読んでいて、これ、どこかで読んだ気がする、と思った、というより、ほとんどデジャビュに近い衝撃があった。それはずいぶん前に読んだ、村上春樹のなんたらワンダーランド(ちゃんとした名前は忘れた)だった。そして気づいた。そうか、あれからぼくの地図は変わってしまったんだ、と。あの日、ぼくの地図は二つに別れてしまった。そしてぼくは新しくできた方の地図を歩き始めた。古い地図上の世界に戻ることは、おそらくもう無い。

moonwalker

夕食後、ビールでも飲みながらぼんやり月を眺めようと思ったのだけど、某火山から吹き上げた灰が風に舞っていたのでやめた。

130919_02 することが無かったので、WALKMANをアップデートすることにした。なお、わが家ではiPodのことをWALKMANと呼んでいる。

130919_05 なんか、見た感じも変わってしまった。

噴水

130916_14あるSF小説の作者の名前が思い出せなかった。ぼくは粘った。一時間以上、思い出そうと頑張った。いつもなら30分もあれば思い出すのだけど。年のせいなのだろうか。そうか、ついにその時がやってきたのか。ぼくは少なからずショックを受けた。敗北感にうなだれつつGoogleで調べた。全然知らない変な名前だった。

ブツに染み入る過去の記憶

今から記憶の話をしようと思っていながら、その話の記憶が定かでない。そのハナシとは多分こうである。長い時間使ってきたブツを捨てると、それにまつわる記憶も消えてしまう、というもの。だから何でも潔く捨てていると、思い出までも消えてしまう。使わないものは場所塞ぎになるだけなので捨てる、というのは理に適っているように見える。でも、人間は目的を持って生み出される機械のように合理的な存在ではない。10から1を引けば9になるとは限らない。0になることもある。さて、今のぼくを成しているのは良くも悪くも過去の記憶だ。そう思っているので、ぼくは記憶に関して、かなりケチである。ぼくは長く使った物を捨てる際、その写真を撮っておく。ぼくを取り巻いていた環境の写真も撮っておく。それが記憶のインデックスになるから。一枚の古びた写真が、忘れていた記憶をありありと引き出すことがある。その記憶にどれだけの価値があるかは分からない。とか書いているうちに眠くなってきたので、もう寝ます