一泊二日でドライブに行ってきたんですよ、と、ぼくは言った。
すると、カウンターでコーヒーを飲んでいた彼女は、
ふーん、いいわね、ホテルに泊まったの? と言った。
ええ、海の見える、ホテル○○、ってところ。
すると彼女は、えーっ!ラブホに泊まったの?
と言って目を丸くした。
彼女にとってこのホテル名はラブホらしかった。
橋の化石
社員研修二日目
社員研修一日目
今回の社員研修は、日帰りも可能な近場に一泊する、という低予算な計画なのであった。
というわけで、車はフェリーに乗って海を渡った。海を渡ると、それだけで異国に来たような気がするから不思議だ。
まるでよその国に来たと錯覚しそうなゴシック調の建物。
ここは本当に日本なのだろうか。
ためしに、この建物の前を通りかかったアジア系の女性に声をかけてみたが、ちゃんと鹿児島弁が通じた。
腹がへってきたので、どこかで昼食をとることにした。恐ろしいほどの低予算研修ツアーであったが、食い物だけは少し贅沢をしようと決めておいたので、ウニを炊き込んだメシにウニなどを載せた「海鮮ひつまぶし」というのを注文してみた。
今回の研修で、この人のことをけっこう詳しく知ることができた。
今にも崩れそうな何とか橋。名前は忘れた。
道路傍で寝ていた巨大タコ
宿は、カメが連れて行ってくれそうな名前のホテルであった。夕食のコースに、車海老おどり喰い、というのがあったが、エビを醤油につけたとたん、箸から逃げ、テーブルの上をピョンピョン跳ね回った。そうか、おどり食いとはこういうことか。
というわけで、生きたまま食べるのは心臓に悪いので塩焼きにしてもらった。
明日に続く・・・
梅園は弁当の匂いが漂っていた
予感
魚は売り切れだった
朝、ガラス窓を叩く雨の音で目が覚めた。でもすぐにまた眠ってしまった。ぼくは夢を見はじめた。どこかの海岸線上を小型飛行艇に乗って、ぼくと仲間は逃げている。ぼくらを追いかけているのは正体不明の小さなUFO。思えば、いつもなにかに追いかけられている。目が覚めると10時だった。やはり雨が降っていた。
雨が降っているのでドライブに行く気分にはなれなかった。もうすぐ昼だ。どこかで昼食をとらなくては、と思い、ヨッパライ某に意見を伺うと、某エビスでやっている1500円の海鮮丼が1000円、というのはどう?と言った。
某エビスに行くと、確かにそれをやっていた。しかし本当は1月31日までだったらしい。
それが「好評につき2月28日まで延長決定!」となっていて、運よく1000円で食べることができたのだった。
ウツボの唐揚げ。ほくほくしておいしかった。帰りに漁港近くの某商店に魚を買いに行ったが、ほとんど売り切れで、何も買えなかった。
もうすぐ春ですね
A LONG VACATION 5日目
A LONG VACATION 4日目
天気が良かったので、ドライブに出かけることにした。どこに行くか考えるのがめんどうだったので、南のあの辺で寿司でも食おう、ということになった。
南のあの辺とは、山を越えて左に曲がり、ずっと走って右に曲がって左に曲がって、また右に曲がって、まっすぐ行って信号を左に曲がり、坂をくねくねのぼった、あのあたりのことだ。そこから歩いて丘を上ると、突然、視界が開け、眼前に東シナ海があらわれる。
昼めしは、いつもの漁港近くの食堂で、地魚定食と寿司定食を注文した。
いつもなら安いほうの寿司を頼むのだが、今日はいわゆる正月ということで無理して高いほうを注文したが、やはり高い方の寿司はうまかった。次にこれを食べるのはおそらく一年後の正月だろう。
帰りに海に面した公園に寄ってみた。
上を見ると、なんか飛んでいた
家に帰って、アイスクリームを食べた。初ブラックモンブラン