エッフェル塔問題

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このエッフェル塔の脚は3本。
パリにあるエッフェル塔の脚は恐らくもっと多い。
でも、このエッフェル塔の脚は3本でなくてはならない。
3本でなくては問題が起こるのだ。

ガラスの向こう

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「なんか、ユーミンみたいやんけ」
と、仕事部屋からガラス越しに撮った写真を見せると、
「あ、これ、いい。すごくいい」
と、Sさんは言った。
常連のSさんは、最近、ユーミンにハマっている。
「恋人募集中って書いて、ブログに貼っとこうか」
「はってはって!」

本当の愛はここからはじまる

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仕事場に、大学生の息子から電話があった。
「延長コード、どこにある?」
「屋上のイスの上だと思うよ」
ぼくは言った。
「わかった、ありがとう」
そういって電話は切れた。
ぼくはイヤな予感がした。
わが家ではふつう、延長コードは、屋上でバーベキューをするときに使用する。こんな寒い日に屋上でバーベキューをするのだろうか。
閉店後、ぼくはいつものように車で帰路についた。やがてぼくの車は皇徳寺小学校の正門前を過ぎ、左折した。
「ん?」
数十メートル先… そこはわが家のあたりであった。赤や青が流れるように点滅している。家の前に車を停め、ぼくは唸った。
「ラブホや」

ダーウィン以来

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人が頭で考えられる範囲は限られている。想像力が(想像を絶するほど)豊かな人でも、その想像する世界には必ず果てがある。と、臆面もなく、もったいぶった調子で今日のブログは始まるのだった。仕事の合間に、お客様からお借りした、スティーヴン・ジェイ・グールドの「ダーウィン以来」を読んでいる。彼の作品では「ワンダフル・ライフ(バージェス頁岩と生物進化の物語)」が特に有名だ。(←まだ読んでないけど。だれか持ってたら貸してください[E:heart04])。
「ダーウィン以来」は、そのタイトルどおり、進化論を論じた作品。軽妙な語り口で、科学が大好きな読者を十分に納得させる説得力を持って類推を展開していく。のだけど、ただ、この作品を読んでいて、どうしようもなく空しく感じられるのは、彼が進化論と創造論を対峙させた上で進化論に軍配を上げ、得意になっているところ。どうだろう、進化と天地創造は同じ俎上に載る性質のものだろうか。社会学的な問題としてなら分かるが、科学的態度で対峙させるとなると、ぼくには相当な違和感がある。ダーウィンは晩年、ミミズを熱心に観察し、知覚と環境の関係をも深く研究している。これは後のアフォーダンスという概念に相当し、とても興味深い研究だ。ぼくは誤解していたのだが、つくづく、ダーウィンはすばらしい科学者だったと思う。人が認識できる世界は閉じている。なぜなら、存在するものを認識するのではなく、認識するから存在し、人が認識できないものは存在しないからだ。当然、進化論も、人が認識し得る世界を扱っている。さて、ここで問題。世界の創造は、人が認識可能な、閉じた世界で起きる(起こされる)ことであろうか。

ロケットは錆びていた

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朝起きると、青空がどこまでも広がっていた。というわけで、弁当を持って、どこかに出かけた。車は走り出したが、どこへ行くかまだ決めてなかった。とりあえず串木野に進路をとって走り出したが、弁当を食う場所が思いつかなかった。071119_02それに、今日は早めに帰って、久しぶりに映画を見ようと思っていたので、車をUターンさせ、平川動物園に向かって走り出した。平川動物園は、家から近い。車を思い切り飛ばせば5分で到着、するのは難しいが、20分もかからない。平川動物園のとなりに大きな公園がある。名前は忘れたが、とても立派で、すばらしい公園だ。もちろん、タダだ。展望台で、景色を眺めながら弁当を食い、コーヒーを飲んだ。ズームレンズのテストを兼ねて、コスモスやバラの写真を撮った。071119_03とても満足できる公園だった。映画を見たかったので、動物園はやめにして、2時過ぎには帰路に就いた。ナントカという映画を見た後、なぜか急にあの映画が見たくなって、ちょっとだけ見た。
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ダークサイドメニュー

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店の駐車場で本を読んでいたら、ハクセキレイが道をピョコピョコ歩いているのに気づいた。この鳥はスズメと一緒で愛嬌がない。口笛を吹いても寄ってこないし、近づくと逃げる。珍しい鳥でもないが、とりあえず写真に撮ってみた。071118_02撮った写真を店のパソコンで見てみると、ピントが外れている。右のヤツにピントを合わせたのに、ピントは左の鳥の更に後ろだ。何枚か撮った写真のどれもが後ピンになっている。実は、以前から気づいていたのだ。ぼくのカメラのオートフォーカスは後ピンなのである。ぼくはほとんどマニュアルフォーカスで撮るので、あまり気にしないでいた。しかし、今日思った。ローアングルなど、無理な体勢で動く被写体を狙うときには、ピントを合わせる作業はかなりテソイ(てそい=めんどい)。071118_03そして、マニュアルフォーカスよりオートフォーカスのほうが大抵、ピンが鋭い(ような気がする)。で、どうするか。説明書には「後ピンを補正するには」などという項目はない。メーカーのサービスに送るのが清く正しい方法なのである(つまり、修理)。しかし、このカメラには「裏メニュー」という、一般には公開されていないメニューが存在することをぼくはネットで知っていた。いくつかのボタンを押したままスイッチをONすると、禁断の「裏メニュー」が開く。そのメニューの中に、フォーカスを補正する項目があるのだ。ピンの位置は色温度で前後する。日中に使うことが多いので、5000Kでピンが合うように調整した。フォーカスを適正にすると、なんだかカメラも新しくなったようで、いい気分[E:shine]
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アスファルト表面の凹凸で、ピントの位置が分かります。
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猫の顔にジャスピン!
明日はこのカメラを持ってドライブに出かけます。

何もきかないで

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ぼくはよく、店の前の道路に出て雲の写真を撮っている。なかなかフレームが決まらないので、いつまでもレンズを空に向けている。たまたま通りがかった人は、いったいなんだろう、と、レンズの先、つまり、空を見る。なにも見つけられずに、またぼくを見る。

樽開け

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となりのレストランでボージョレ・ヌーボーの樽開けをやるという。タダだというので、ぼくも参加することにした。弦楽四重奏に始まり、ジャズの生演奏もある。今、見てきたら、楽団が練習中だった。8時からなので、そろそろ行ってきます。