一週間ほど前、飼っていた猫が先に旅立ってしまい、以来、自分でも不思議なくらい元気がなくなってしまった。失ってみないとその価値が分からないものにぼくは囲まれているのかもしれない。ぼくは風に流されるまま、エンジンの止まった飛行機のように低空飛行を続けていた。今日は土曜日。気心の知れたお客さんが集まってくる。昼過ぎから店はにぎわってきた。そんな中、こんどJazz喫茶をオープンさせるお客さんがやってきた。もうひとつの店の常連さんで、お会いするのは2度目。お客さんは言った。「スピーカーはAltec A7にしました。音源はアナログレコードで」。それを聞いたとたん、どこか遠くに行っていた元気が帰ってきた。Altec A7。いつかは手に入れたいと思っていた大好きなスピーカー。今でも時々、ネットで写真を見てはため息をついている。たぶん、自分の家に置くことはもうないだろう。でも、これからはちょくちょく会いに行くことができる。ああ、なんという幸せ。そのお客さんが、よかったらこれを、と、ワイルドターキーを下さった。ぼくはバーボンが大好きだ。どうしてわかったのだろう。今日はほかにも、大好きな手作りのカボチャプリンや手作りサーモンディップをいただいた。ぼくはすっかり元気になった
かれが旅立って、スプーンさんはどうなんだろうかと思っていました。
安心しました。
幸い日本には、旧暦というシステムがあります。
つまり、ケーキにたくさんローソクを立てた写真をアップするチャンスは、来年まで待たなくても、まだあります。
誕生日に彼が旅立ったおかげで、ぼくは誕生日が来るたびに彼を思い出すことになりそうです。なぜだか、ぼくにはいつも数字の7がついてまわります。ところでケーキの件。じつは今回も、家族がたくさんのローソクを準備してくれていたのですが、まるでそういう気分になれず、ケーキに数本のローソクを立てて（これが普通なんでしょうけど）誕生日を祝いました。ご提案の件…6月3日ですね。考えてみます。素敵なアイデア、ありがとうございます♪
それは大変でしたね。
私の場合、誕生日に祖母が旅立ちました・・・
生きること、死ぬこと。ともに表裏一体なのでしょうか？
生きること死ぬこと。生のない死はないし、死のない生もないのでしょう。今回感じたことは、死を意識することが生を意識することだな、ということでした。当たり前のことかもしれませんけど