寿司にすればよかった

140428_01 たまには漁港近くの店で寿司でも食おうと思い、白いチャンピオンベルトをきつく腰に締めて運転席に座った。ここ数日、心身ともにぼくを支えているのはこの白いチャンピオンベルトだ140428_02 車は雨の中を走り、山をひとつ越えて左に曲がった。交差点にあった定食屋がなくなっていた。むかし、この店がそば屋だったころは時々食べに行ったものだ140428_04 いつもの店で安いほうの寿司定食を食べるつもりだったのだが、日替わり定食が、もう思い出せないのだけど、長い漢字のうまそうな名前だったので、それにした140428_05 運ばれてくるのを待つ間、なぜか悪い予感がした。そしてその勘は当たった。やはり寿司にすればよかった140428_03帰りに海に寄ってみた。小雨の降る中、波打ち際を歩いた。靴がぬれた。新品の靴だったら絶対濡らさないのに