廃墟ガーデンその2

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庭にススキを植えよう、と思う。でもいまだに決心がつかない。
以前書いたけど、廃墟には不思議な魅力がある。そして、そこに生え伸びたススキが茫々たるムードを一段と盛り上げる。ススキは人間的秩序と宇宙的秩序の境にある。
よーな気がする。
そこでその表現として庭にススキを植え、放っておきたい。
つまり、簡単に言うと、ぼくは何もしたくない。
レッセフェール

“廃墟ガーデンその2” への2件の返信

  1. 「ススキは人間的秩序と宇宙的秩序の境にある。」初めて聞く表現なのに、すごくうなずいてしまいました。夜と月と風がよく似合うからでしょうか。

  2. nishinoさん、こんにちは
    ご存知のように、ススキは漢字で書くと草冠に亡、「芒」。「亡」の対義語は「存」。などともったいぶったことを書くまでもなく、この草、エントロピーの増大を暗示するように広がっていくんですよね、もちろん、事実はそうでないのですけど。人間の作ったものがその秩序を失い、土に還っていく場所に、いつのまにかススキが広がっている。そしてススキも消えてしまったら。それは悲しい(笑)

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