カボチャプリンはいつもの味だった

休日の朝は目覚めるのが不必要に早い。しかも一度目が覚めると二度と眠れない。ぼくはなんとか眠る努力をしてみたが無理そうなのでベッドから起き上がり、数日前から咲き始めたアサガオの写真を撮ることにした。昨日の予報では今日は晴れとのことだったが、庭に出て仰ぎ見た空は不気味な灰色だった。雲間から日がさすのを見計らって、透きとおった赤紫の花を撮った。
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車は南に向かって走り出していた。遠くに青空が見えていたが、やがてそれは灰色の雲に呑み込まれてしまった。車は海岸道路を南に下り、いつしか魚見岳を登りつめていた。わが家の屋上からは魚見岳が見える。ならば、魚見岳からもわが家が見える道理だ、というわけで、北の彼方をじっと見つめてみたが、わが家らしきものは見えなかった。魚見岳を下りて、車は山川漁港の「活お海道」に向かった。前回寄った時は、駐車場が満杯で入れなかったが、今日は空いていた。なにも買う予定はなかったが、手作りウメボシ、漬物、ドラゴンフルーツ(小さいのが2個で300yen)などを買った。
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そこから一山超えるといつもの某植物園。広いロビーには綺麗な七夕飾りがしてあった。その願いが書かれた札を読んでいると、妙に切ない気分になった。
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園内をぶらぶら歩いて、西洋庭園に行き、ひまわりのソフトクリームという、黄色いソフトクリームを買って食べた。300yen.
「そうか、これがひまわりの味なのか!」といった説得力には欠ける味だった。
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某植物園を後にし、開聞岳麓の某ハーブ園に行ってカボチャプリンを食べた。
「そうか、これがカボチャプリンの味なのか!」という、いつもの味だった。
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家に帰って、某所で買ったドラゴンフルーツを食べてみた。冷蔵庫で冷やし、二つに割ってスプーンで掬い取って口に入れると
「そうか、これがドラゴンフルーツの味・・・なの??」
という、狐につままれたような味だった。
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“カボチャプリンはいつもの味だった” への2件の返信

  1. ドラゴンフルーツは6月30日の誕生果で険な愛という果実言葉があるそうです。
    私はこの画像で、はじめてお目にかかりました[E:eye]。果実言葉の通り見た目は誘惑的要素ありそうですね~。甘い誘惑かしら?

  2. 危険な愛。
    スリリングな愛。
    アブノーマルな愛。ん?
    とにかくいいですね、危険な愛、という響き。
    で、食べた感想は…
    ヒミツ  の愛 ウヒヒ

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