記憶の海

店の中にずっと引っ込んでると、忙しい時はいいのだけど、暇なときは、どこか、だれもいないところに出かけたくなる。そんなとき思い浮かべるのが決まって海なのは、想像力が足りないせいだ、と思う。だれもいない砂浜。打ち寄せられたガラス瓶、洗剤の容器、欠けた貝殻、白い骨のような木々。それらが、なかば砂に埋まって風に吹かれている。波打ち際をどこまでも歩く。ぼくは椅子に座って、そんなことを想像する。じっさい、海に行っても、そういうことをやっている。まるで人生に喜びを見出せなかった人のように見えるかもしれない。もちろん、そんなことはない。
—- BGMはカルメン・マキの「記憶の海」でおねがいします —-

“記憶の海” への6件の返信

  1. 「名も知らぬ 遠き島より
     流れ寄る 椰子の実一つ・・・」
    流木や貝殻を手にすると、不思議な感覚が蘇る。
    なんとも懐かしく愛しいあのぬくもりが・・・。

  2. 子供の頃は、打ち上げられた流木や貝殻を片っ端から手にとって、もてあそんでましたが、大人になった今は、ただ漠然と眺めるだけです。
    飽きてしまってるんでしょうね、いろんなことに。
    たまに貝殻や木切れを拾い上げると、ふいに不思議な暖かさがこみ上げてくるのは、期せずして子供の頃の古い記憶に接続してしまうからなのでしょうか。

  3. どんなことでも子どもの“こころ”で触れると飽きるどころかもっと、もっと、と、興味津々に….ヘ(ё_ё)ノ
    笑われても、白い目で見られてもワクワクドキドキしてる方がいいヾ(~∇~;) コレコレ

  4. ワクワク、ドキドキ。
    yes ! これですね。
    不安と期待が入り混じった、この何ともいえぬ気持ちは。そう、生命の躍動!
    chikako~♪さんって、いつも恋する乙女のようだなぁ(笑)

  5. 息子が夏休みの宿題にそんなものを拾い集め、写真に収めていた頃が懐かしい。。。
    東京や、北陸の山奥にいた彼は海に開かれたこの土地で、新しい自由研究をはじめた。
    そして、やがて、母は。。。
    島の民となろうとしているのであった。。。

  6. 金魚さんのコメント読んでたら、谷内六郎の絵を思い出しました。しみじみと。
    >母は。。。
    >島の民となろうとしているのであった。。。
    ははぁ、やっぱりそうなるんですか。
    でも、ピッタシな感じがしますよ。

コメントは受け付けていません。