朝早くからクマゼミがうるさく鳴いている。メスを呼ぶためだそうだが、色気もクソもない。「ジャージャージャージャー」明らかにぼくの存在を無視している。ヒグラシというセミがいる。松林を好むようで、吹上砂丘付近でも「カナカナ」という特有の声を耳にする。こいつは感心なやつだ。あの声はココロが和む。ショパンのノクターンに似た趣があって、感傷的な気分を誘う。ツクツクボウシという小さなセミがいる。こいつは大嫌いだ。ツクツクボーシ、ツクツクボーシ、ツクツクボーシと忙しく鳴く。訳すとこうだ。「ほらほら、もう夏も終わりだ、終わりだ、終わりだー」キンチョールをぶっかけたくなる。
“岩に染み入るセミの声” への2件の返信
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芭蕉もマッツァオ、ヽ`アセ(;~▼~;)アセ、ヽ`
将来は常夏の島の住民になりたいと言わないところがミソ・・・ウフフ ParadiseHappy…!!!
それにしても「岩に染み入る蝉の声」とはうまい表現ですよね。
その情景を思い浮かべる時、その背景にある静けさが、怖いくらい深まって感じられます。
いや~、芭蕉にはマッツァオです(笑)
>常夏の島の住民になりたい
と、以前はよく思いましたが、今は旅人でちょうどいいように感じてます。