おもいでの渚

仕事の合間、椅子に腰かけ、ぼんやりと渚を想像することがある。顔にあたる陽光、波の音、ぬるい潮風、匂いまでリアルに感じることができる。たぶん、何度も何度も海に行っているおかげだと思うのだけど、けっこう不思議な感覚だ。一番リアルなのが、時折耳に当たる風の音。一定の間隔でゴワゴワ、ガサガサ音を立てる。遠く続く波打ち際、背後の砂丘を見回すが、だれ一人いない。多分、吹上浜だと思うのだけど、絵に描いたような美しい渚。

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