エンドルフィンの夏

Entrance
今日は定休日。休日は早く目が覚める。低血圧なので、しばらくベッドに座ってぼんやりしていた。小さな電球が点るように、スイッチがひとつひとつONになっていく。数分後、ぼくは立ち上がり、カーテンを引いた。空いっぱい、ネズミ色の雲だった。水を500cc飲んだ後、ニンニクと唐辛子を炒め、ペペロンチーノを作って食べた。南の空が気になってしょうがなかった。ふと、遠くに青いものが見えた。それは青空だった。ぼくは急に冷たいアイスモナカが食べたくなった。Gaitou_01アイスモナカは加世田の海浜公園で食べるとウマイ。かもしれない。透き通った青空と白い雲。ぼくは、いい気分で山道をとばした。海浜公園を奥に進むと砂浜に出る。草いきれの松林を抜けると美しい渚が広がった。ぼくはつくづく思う。鹿児島はほんとうにいいところだ。海浜公園を後にし、いつもの海辺のレストランに向かった。杜氏の里というだけあって、道に沿って奇妙な街灯が立っている。目的のレストランに着いた。でた。「準備中」。こういうこともタマにある。いや、よくある。ちなみに、定休日は木曜だったはず。B_uno仕方ないので、風車村に向かった。春に行ったとき、このアミューズメントパークの入り口には「当分の間休業します」との看板が立っていた。すばらしく立派なプールもあるし、このまま廃墟化するとは思えなかった。夏になれば、きっと復活しているに違いない、と、その時は思った。村の手前のカーブを曲がったあたりで、うまそうな匂いが車内に流れ込んできた。駐車場に車を止め、石段を駆け上がり、湯気の立ち昇る店の暖簾をくぐった。が、だれもいない。カウンターには珍しい食べ物が何種類も並べられ、いい匂いを放っている。
「金は後で払えばいいさ」
ぼくは大皿に盛られた食い物を片っ端から箸でつかみ取り、夢中になってほおばりはじめた。


Sen
写真はイメージです。

“エンドルフィンの夏” への5件の返信

  1. ☆chikako~♪さん、あのアニメ同様、廃墟化した建物の周りをうろついてると、奇妙な幻想にとらわれます(笑)
    ☆ASAKOさん、デジイチ欲しいんですが、もうしばらく辛抱します(笑)

  2. さめには会いませんでしたが
    ど派手なカワハギに会いました。
    ずっと快晴でした。
    美味しい珈琲がなかったのが
    残念かな・・・

  3. カケロマ、いかがだったでしょうか。ぼくはまだ行ったことがありません。
    カワハギに会ったということは、泳がれたんですね。
    そうかー、べにこさんって、泳げるんだ~!
    (しばし、泳いでいるところを想像)
    ぼくもカケロマで泳ぎたいなぁ。でも、サメが出たら怖いな。

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