いつものことだけど、また変な夢を見た。
なんの脈絡もなく、ぼくは、直径1メートルほどの、石積みの塔をどんどん昇っていく。塔と言っても、その辺に転がっている大きめの石を、ただ重ねただけのもので、のぼっているとぐらぐらする。ついに頂上に達した。恐るべき高さだ。ぼくは降りることができずに茫然とする。すると、後方の空から馬が飛んできた。1頭、2頭、3頭、4頭。次々と飛んでくる。もちろん普通の馬じゃない。背中には立派な羽根が生えていて、悠然と羽ばたきながら飛んでいく。ぼくは塔の頂上から、あきれてそれを眺めている。次の瞬間、なぜかぼくは空飛ぶ馬を追いかけていた。そこで終わった。まるで夢のような夢だった。