先生の逆襲

今日は休みだったが、3時半から高2の息子の三者面談があるとのことで、休み気分に浸るわけにはいかなかった。
いつもなら海に向かってひたすら走っている時間、ぼくは天文館の本屋とレコード屋をぶらついていた。
本屋ではしばらく立ち読みし、雑誌を買った。レコード屋ではボサノバのCDを買うつもりが、そばにあったスチールドラムのCDに目が移り、そのまた横のslack key guitarというCDに目が行ってそれを買った。
どこか見晴らしのいいところでアイスクリームを食べたくなったので城山の展望台に上がり、100円のモナカを買って食べた。3時半が近づいた。三者面談は校内の図書館で行われた。順番を待つ間、書架にあった村上春樹のアフターダークを読んだ。順番が来た。先生と話すのは苦手なので黙っていたのだが、ぼくがつまらないことを言ったせいで先生は猛然としゃべりだした。前の親子が20分くらいで終わったのに、なかなか終わらない。「実はクラスにもう一人変わったおとうさんがいて…」と、先生が話しかけたところで図書館の先生が「もう閉めますから」と注意した。5時半になろうとしていた。