自然の音

雷が鳴っている。そう遠くないところ。
いつもなら気にしないのに。どうでもいいのに。
また光った。家を揺るがす大音響。
なぜだろう、この響きが、新鮮でとても心地よい。
こんなことはなかったのに

地下への誘惑

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探検家某ハルキ氏は地下二階に降りていってそこで何かを見、聞いて再び戻ってくる。言うまでもなくそれは大変危険な行為だ。彼が毎日走り続けるのはその危険に対する備えの一つである。何日か前、ぼくは体力もなしに地下に下りていってひどい目にあった。

ESP

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実を言うと、人はみなそれぞれに特殊な能力を授かっている。
これは本当の話だが、本人が気づいていない場合も多い。
たとえば、あるヒマな午後、おいしい手作りのお菓子が食べたいなー、皮のカリッとしたシュークリームとか。と思っていると、それが偶然を装って届くのである。なお、これはぼくの数ある特殊能力のほんの一つに過ぎない。

交信中

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地球は宇宙の端でぽつんとしているようにみえるが
ときどきコスモスを使って宇宙のどこかと交信しているらしい

曇り空

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草原の輝く頃、風と踊るように高く舞い上がっていた蝶が、今はぼろぼろになって風にいたぶられている。ぼくは薄情なのか、そんな姿に心を痛めることもなく、あれほど羽を失っても飛べる理由について考えている