体の筋肉は使わないでいると、次第に細くなって衰弱してしまう。ぼくが毎日、腕立て伏せや腹筋運動をするのはそれを防ぐため。筋肉は負荷を与えると、太く強くなる。心はどうなのだろう。使わないでいると衰弱するのか。もしそうだとすれば、具体的にはどうすればいいのだろう。喜んだり悩んだり、悲しんだりすればいいのか。そうすれば、よく働く、豊かな心になるのだろうか
オジサンへの道
未知との遭遇その2
今日は珍しく北に向かった。1時間ほど走って山道をくねくね上り、山頂にある公園に到着した。
公園の奥は木々の生い茂る森になっている。道に迷いそうになりながらどこまでも進んでいくと、藪の中に巨大な金属のカプセルが転がっているのを発見した。科学に詳しいぼくにはこれが何であるかすぐに分かった。ウルトラQにでてきた宇宙船だ。むかしテレビで見たことがある。M76星雲から飛来し、地球に不時着したのだ。大気圏突入によってできた焦げあとが生々しい。着陸時の衝撃のためか、大きな穴が開いている。中にいた宇宙人はおそらく助からなかったに違いない。
さらに森の奥へと進んでいくと、突如、人食い宇宙植物が襲ってきた。もしかするとさっきの宇宙船の中に種が落ちていたのかもしれない。
命からがら宇宙植物から逃げだしたものの、ここがどこか分からなくなってしまった。と、そこに宇宙犬がひょっこりやってきた。かっぱえびせんをやると、うまそうに食べてしまった。
道に迷って歩いていると、前方に宇宙人を発見した。
勇気を出して声をかけると、なんか用?と言って彼は振り向いた。
ぼくは彼の下半身から飛び出しているものが気になったので、これは何か、と聞いた。すると彼は言った。これが下を向いているときはパワーが落ちているときだ。これが上を向くと、宇宙に帰ることができる。
つまりそれはウルトラマンのカラータイマーみたいなものか?とぼくが聞くと、そうだ、といい、こうして太陽の光を浴びることでパワーは回復するのだ、と言った。
ぼくは宇宙人に別れを告げた。彼は昼過ぎに宇宙に帰るといったので、展望所に上り、彼が帰るのを見届けることにした。
ぼくの好きなものはなんですか
ブツヨク同盟各位
新しいブツが入荷しました。
心臓部はこんな具合。詳しくはこちらのページで。
さよならぼくのヒゲソリ
海の輝き
正月モード4日目
天気図を見ると典型的な冬型の気圧配置。今日も寒い一日になりそうだ。そんなわけで温泉に出かけることにした。南にあるいつもの温泉でもよかったのだが、おととい、その近くに行ったばかりなので、今日は違うところに行くことにした。
のんびり露天風呂に浸かっていると、冷たい風とともにアラレが降ってきた。今日はほんとに寒い。温泉を後にし、前から行ってみたかった中華料理店に行った。あいにく満席で、ずいぶん待たされた。帰りにホームセンターに寄り、園芸用の土と肥料を買った。明日、父の誕生日なのでそのプレゼント。
父の趣味は家庭菜園なのだが、菜園がビルの屋上にあるので、土のことでいつも苦労している。最近、あまり重いものを担いで運ぶ機会がないせいか、土と肥料を屋上に上げるのはけっこう難儀だった。
正月モード3日目
昨日あんなに気前よく晴れていたのに、今日は一転して冷たい風の吹く冬空。もしここが東京だったら、襟巻きをし、コートを羽織って街に出かけただろう。正月も今日で三日目。今日はのんびり家で過ごそうと決めていた。ソファーに座り、久しぶりに音楽を聞いた。最初にかけたのは年末に買ったバッハのオルガン名曲集。BWV639は繰り返し聞いた。もう少しスローなテンポだったらもっといいのに、と思いながら。日ごろほとんど読まない新聞もぱらぱらめくってみた。報道記事は見ず、読み切り小説があったのでそれを読んだ。その小説の選評にこうあった。「日々の強固な連続性の中にあって、軌道の修正を可能にするものは、大きな動機ではなく小さな違和感にこそある」
新聞を閉じ、部屋に戻って書棚をあさり、吉行淳之介の「夕暮れまで」を半分くらい読んだ。人はみな違う。男と女ならなおさらかもしれない。みな勘違いしながら生きている。どうでもいいけど今日は寒かった。
正月モード2日目
山を越えて海に出た。伊能忠敬が日本一の絶景、と言ったという公園。うんざりするほど人がいた。
ときどき夕日を見に行く別の公園。ほとんど人がいない。聞こえるのは波の音だけ。
怪獣のいる池の横で、初ソフトクリーム
某植物園に行ってみた。
アカシアが咲いていた。春の匂い。この匂いがかげただけでも、今日、ここに来た甲斐があった、と思った。
いったん植物園を出て、某町営そうめん流しでそうめんを食べた。外で食べたが、冷たい風が吹いてとても寒く、鼻水が出て困った。
そうめん流しのある谷の底から地上に戻ると、ちょうど日が沈むところだった。急いで夕日の見える公園に走った。そこは波と風の音が聞こえるだけ。
再び植物園に入園、イルミネーションを楽しんだ。カップルだらけ。例によって「すみません、写真を撮ってもらえませんか」と、カメラを突き出された。いやだとは言わないが、男に頼まれると断りたくなる。