いつかどこかで
夏への扉
雨の中、山を一つ越えて海のそばの茶碗屋にプレゼントを買いに出かけた
赤い色が好きな人への贈り物なので、赤い急須と赤い茶碗を買った
昼は鯛ラーメンを食べることにした。先日、誰かとラーメンの話になり、ぼくはマグロラーメンがさっぱりしてて好きだ、というと、それなら鯛ラーメンもいけるかも、と教えてもらったのだった。ヨッパライ某を店の前で下し、車を駐車場に止めようとしていると、なぜかヨッパライ某が店から戻ってきた。「タイラーメンじゃなかったよ、あたしはタイのラーメンだと思ってたのに」
帰りにいつものジャズ喫茶に寄った。ちょうど店を開けたところで、マスターが一人で準備をしていた
今までタツローを聞いてたんですよ、とマスターが言ったので、ぼくは夏への扉が一番好きだな、というと、今までそれを聞いてたんです、と、ターンテーブルにレコードを戻し、針を下してくれた
ぼくはビールを注文し、それを飲みながらタツローの「夏への扉」を聞いた。この曲は、SFの巨匠、ハインラインの「THE DOOR INTO SUMMER」のストーリーがもとになっている。
なお、言うまでもないが、帰りの運転はヨッパライ某が担当した
金曜日の朝
A LONG VACATION 4日目
A LONG VACATION 3日目
稜線上を南へ延びる専用道路を、車は太陽に向かって走っていた
久しぶりに、あの店でハンバーグを食べよう、ということで意見が一致したのだった。その店は定休日がぼくの店と同じなので、店を始めて以来、なかなか行くことができなくなった
しかしその店は祝日は開いている。ハンバーグとシーフードカレーがとてもうまく、インテリアも落ち着いていて、真空管アンプと大型フロアースピーカーから流れる音楽はとても上品。30年以上通い続けている馴染みの店だ
駐車場に車を止めて、しばし茫然
昼食をどこでとるか考えながら、車は西に向かった。たどり着いたのはカツオの町。ここで特上かつお丼にウニを入れたのを注文。税込み1080円。とてもおいしかった
カツオの町は風が強かった。見上げた空に日暈が
A LONG VACATION 2日目
朝、コーヒーを飲んでいると雨が降り出した。予報通りだ。こういう朝は風呂の掃除などをするのがいい。壁のタイルの掃除を終えたところで、ちょっと一服。リビングの雨戸を閉めて録画してあった映画を見た
映画を見終わって雨戸をあけ、風呂掃除の続きをした。遅い昼食を食べていると雨が小降りになってきた
あの公園ではバラが咲いているだろうな。ちょっと風が強いけど、バラの匂いでもかぎに行くことにしよう
バラ園の傍らに車を止め、ドアを開けると、日常を遊離した甘い匂いがぼくを包み、まるで遠い異郷に迷い込んだような錯覚に陥った
丘の上ではポピーが咲き始めている
日が沈むころになって、雲が晴れ、日が差してきた
バラの表情がにわかに明るくなった
A LONG VACATION 1日目
今日から某コーヒー店も長くないようで本当に長くない長い休暇に突入したのであった
というわけで、今年も例によってファンタグレープの匂いをかぎに、あの霧深い活火山に車を走らせたのである
紫の雨の中を、カメラを持ってうろつき回った。思えば、ここに初めて来たのは2006年4月24日だった。そしてその時のブログのタイトルがPurple Rain。もちろん、PrinceのPurple Rainがモチーフ
園内はファンタグレープの匂いでむせるほどだった。ヨッパライ某の説によると、これは藤の花が枯れ落ちる前の最後の踏ん張りによるものであって、イタチの最後っ屁と同じ原理なのだという
白藤の匂いが特に強かった
となりの山にある某美術館に寄ってみた
トンネルを抜けるとそこは
お手。お手ったら、お手! ふん、愛想のないやつ
腹が減ったので山を下り、東洋のナイアガラの横にある茶店で安いウナギ定食を食べた。いつものように発電所跡を見に行ったが、ほとんど沈没していて見えたのは屋根の先だけだった。むかー
7年前に同じ場所から撮った発電所遺構











