春はどうも心の安定を欠く。うっかりしてると波をかぶって沈んでしまう。いったん沈むと、なかなか浮かび上がれない。ぼくは浮袋にしがみついて波間を漂う。揺蕩えども沈まず。言わずと知れたパリのスローガン。浮袋。それは時にコーヒー、音楽、太陽の光、車のハンドル。さっきiTunes Storeに行ったら、細野晴臣が新しいアルバムを出していた。さっそくダウンロード。スピーカーから新しい音楽が流れる。ぼくの浮袋は膨らみ始める
微熱少年の夜
ソラマメのキッシュ
近くのショッピングモールでメガネと靴を買ったあと、海沿いの道を南下して某温泉町のユニクロで服を買い、港にある海の駅で昼食にした。ヨッパライ某は海鮮丼、ぼくは刺身定食を選んだ。ヨッパライ某に、この刺身、スーパーで買ったらいくらくらい?と聞くと、780円、と言った
いつものように灯台を見た後、どこか海の見えるところでおいしいコーヒーを飲みたいね、とつぶやくと、あそこがいいんじゃないの?というので、進路をあそこに変更した
畑の中を走ってると道端でソラマメを売っているのを発見し、急にソラマメが食べたくなった。手作りケーキのコーヒーセットを注文するつもりだったのだけど、ソラマメのキッシュも追加した。ここのキッシュはほんとにうまい
マスターの話によると、ここのところイノシシが頻繁に出没し、派手に庭を荒らしまわっているとのこと。都会育ちのぼくには興味深い話だったので、さっそくカメラを持って探しに出かけたが、残念ながら見つけることはできなかった
それぞれのケーキの説明があったのだけど忘れてしまった。真ん中のピンクはラズベリーなんとか。どれも本格的にうまかった
自分を知るには一生かかる
たとえば、の話。カメラを買うとする。まあ、これくらいの価格ならいいだろう、と自分に言い聞かせ、ネットの購入ボタンを押す。するとしばらくたってから、あ、予備の電池を買うのを忘れた、あ、ケースもだ、そうそう、あれも、これも、となって、かなり予算をオーバーする。なぜ買う前に気付かないのだろう。不思議だ
なんかもらった夜
愛される理由
梅をみて海をみた
そろそろあそこのウメが満開だろう、ということで、雨の降る中、北に車を走らせた
目的地に着くころには雨も止み、晴れ間が見えてきた
いつもならこの時季、お昼時になると多くのグループがウメの下で弁当を広げているのだけど、今日は全くいなかった。ぼくは静かな人間なので、この方が落ち着く
地面を這うように広がっている梅の木。このあたりは引力が強いせいでこうなるらしい
枝もひん曲がっている
昼食は海の向こうの島でとることにした。港にある食堂に行き、おすすめの、鰤王定食というのをいただいた。1200円。刺身もあら煮もとてもおいしかったです
変わったトイレのある公園に行ってみた。とても景色がよかったです
右にある橋も写したかったので、パノラマモードで撮りました
ボンタンソフト。ほんのり苦みがあって、とてもおいしいです
考えれば不思議だ
ある雑誌の記事を読んで、今まで不思議とは思わなかったことが、急に不思議に思えてきた。以下抜粋
考えてみれば不思議なものだ。ある選択を行って、道が分岐し、そのときはそんなこともわからないが、それが自分の書くものに、あるいは自分の人生に、この上なく深い影響を及ぼす。それにまた、逃した機会というのも考えれば不思議だ。間違った選択を行い、何が起こりえたかはおそらく永久にわからず、何を逃したかもわからない、そういう瞬間。
ブライアン・エヴンソン 柴田元幸 訳
レイモンド・カーヴァーの「愛について語るときに我々の語ること」
その時々の選択によって道は分岐し、人生は変化していく。当たり前じゃないか。でも、筆者が言うように「考えてみれば」たしかに不思議な気がする。たとえば本屋で何気なく手に取った本が、その人の人生を大きく変えてしまう。よくあることだと思う。それはほんの一瞬のできごと
この記事が載っていた雑誌。表紙がおもしろくて買ってしまった
あちらの常識
ころげながら走り続けたのさ
夏は好きだけど春より先に来ては困る。そうだ、夏はしっかリ春を味わった後に、そして、じめじめした梅雨の後に来なくてはいけない
高村幸太郎も同じようなことを言っていた。
いやなんです
あなたのいつてしまふのが――
花よりさきに実のなるやうな
種子よりさきに芽の出るやうな
夏から春のすぐ来るやうな
そんな理窟に合はない不自然を
どうかしないでゐて下さい
型のやうな旦那さまと
まるい字をかくそのあなたと
かう考へてさへなぜか私は泣かれます
小鳥のやうに臆病で
大風のやうにわがままな
あなたがお嫁にゆくなんて
智恵子抄「人に」
小鳥のやうに臆病で、大風のやうにわがままな、あなたがお嫁にゆくなんて。
春もわがまま。待ってくれと叫んでも、笑いながら逃げていく
泣きながら君のあとを追いかけて
花ふぶき舞う道を
ころげながらころげながら
走りつづけたのさ
もとまろ「サルビアの花」
真剣なまなざしでチューリップの写真を撮っている女の子。彼女はどんな気持ちで撮っているのだろう。そこに何を感じているのか。異性のぼくには想像がつかない


































